分子栄養学講師の気ままなブログ

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気ままに綴っています

アトピーと肉食

2018年06月10日 | 身体・健康

よく、”肉を食べるのをやめたらアトピーが治った” ”肉食はアトピーを悪化させる”と聞きます

 

今日はそんな肉食とアトピーの話題

わたしも子どもの頃はひどいアトピー持ちで、いつも目の下が炎症で真っ赤でした

(ひどかったのにも関わらず、なぜか小学生になるころには自然と治ってました…)

 

アトピーは、一言でいってしまえば炎症です

免疫バランスが崩れ、自分を攻撃してしまう自己免疫疾患とも関わっています

 

この炎症に関わる物質は、脂質代謝における”エイコサノイド”という生理活性物質が関係していいます

ホルモンと同じような(とっても強力な)作用を持つ物質で、脂質が代謝された時に最終的に出来あがってくる物質なんです

 

エイコサノイドという言葉はあまりに認知度は低い…ですが

ホルモンという言葉は大抵みんな知っていますよね?

エイコサノイドも、ホルモンみたいなもんなんです

 

エイコサノイドはとくに炎症に関わる物質で、種類がいくつあります

炎症を起こすように働くエイコサノイドのあれば、逆に炎症を抑えるために働くエイコサノイドもあります

 

”炎症を起こす”と聞くと、なんだか悪いように聞こえてしまいますが、炎症を起こすことも大切と言えます…

最も身近なたとえで言えば、風邪をひいた時の発熱です

熱という炎症を起こして風邪菌をやっつけちゃおう作戦に身体が働いている証拠

だからちょっとやそっとの熱を”薬を使って下げていまうのはあまり良くない”なんて言うのですね

 

炎症を起こしたり、抑えたりするバランスが整うことで、わたしたちの身体はしっかり保たれている…

これって凄~い

 

アトピーとはつまり、このバランスが崩れてしまっている状態とも言えます

 

ではなぜ、お肉、肉食とアトピーが関係しているのか

それは、炎症に深く関わるエイコサノイドが、脂質代謝の最終段階で出来ると言いましたが

お肉にはたっぷりと”脂”が含まれていますから、このお肉の”脂”が関係しているのです

 

つづく

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