花好きグランマの独り言

いつの間にか大好きな季節到来。
控え目な花、地味な花など山野草が大好き。
まるで私のよう? 孫も登場します。

戸田温泉から箱根の紅葉狩りへ

2015-11-11 21:54:19 | 旅行

早朝目が覚め窓のカーテンを開けると、空は青空に~

NHKの朝の天気予報を見ると、伊豆地方は雨マークに雷のマークもあり。

こちら晴れていますけど~ と言いたい。

 

 

 

温泉に入り朝食前の散歩へ。

辺りはミカン畑に黄色く色づいた蜜柑がたわわになっている。

大きさや色が違う品種が違うであろう蜜柑が沢山実のっていた。

 

 

ほんのちょっとの散歩でも外を歩いて来ると、朝食が楽しみ。

バイキングでない一人ずつ用意された朝食は、落ち着いて食べられるので嬉しい。

それにしても朝から食べきれないほど種類が多く満腹に。

夕食朝食も魚三昧の食事で満足でした。

 

 

 

館内の様子、タカアシガニの甲羅に絵付けされた飾り物、ユニークで面白いな。

 

食後のコーヒーを飲みながら、2日目の予定を話し合う。

戸田湾の岬付近にある「戸田造船郷土資料博物館」へ行ってから、箱根を経由して解散にすることに。

 

 

 

 

戸田は埼玉なら「とだ」と言いたいところ、西伊豆のへた温泉と思っていたら、正しくは「へだ」温泉と濁点が付くのだと初めて認識。

戸田は近代造船発祥の地だそう。

ロシアから日本との国交交渉に望むために出発したプチャーチンの「ディアナ号」は、ロシアから大西洋を南下し喜望峰をまわっての長い航海へ。

2年の航海の末に長崎~函館~大阪を経て下田港に入り幕府との交渉を始めます。

 

その直後、下田港に停泊中に安政の地震による大津波で、大きく破損した「ディアナ号」は修理のために戸田港へ向かいますが、途中で大風のために相模湾に沈没。

ロシアへ帰る船を建造するためにプチャーチン一行は、戸田港で船を作ることになり。

品川台場を築造した韮山代官の江川英龍(韮山反射炉を推進した)が指揮を執り、ロシアの技術者と日本の船大工が中心になり、日本で初めて本格的な洋式帆船を作ったとのこと。

船大工の優れた技術がロシア人たちを驚かせていたそうです。

その後プチャーチンによって「へだ号」と命名された船で、ロシアに無事に帰ったそうです。

 

館内は写真撮影禁止でしたが、幕末に活躍した日本人とロシア人の交流など、見どころが沢山あり勉強になりました。

深い海の駿河湾には深海に住む生き物がたくさん生息しています。

タカアシガニがその代表、他に沢山の深海魚の複製も見られます。

 

 

戸田造船郷土資料博物館の2階の窓からの眺め、駿河湾の向こう側に富士山が見えるはず。

富士山は雲隠れ、でもこんな青空になるなんて、天気予報は嬉しい大外れでした。

 

 

 
 

木漏れ日の丘を越えてみると、静かな戸田湾の浜に出た~

入り江にぐるりと囲まれた小さな戸田湾、浜辺には大きな松並木が。

兄が寄りかかっている松、大きさが分かるでしょうか? すごい大木の松でした。

 

 

戸田温泉から箱根へ向かいます。

箱根の山は雲の中、天気は悪そうかなと心配しつつ車で山登り~

 

 

 

ランチは軽くそばを食べたいと~ 元箱根のお蕎麦屋さんに行ってみる。

冷たいお蕎麦、月見とろろそばにしてみる。 美味しいね~

ところが、ざる蕎麦にした夫は今ひとつだったよう。

シンプルなざるそばは、蕎麦の味がはっきり分かるのでしょう。

 

いとこが行きたかった庭園が見つからず、仙石原の「長安寺」へ紅葉狩りに行くことに予定を変更。

 

 

久し振りの仙石原、紅葉が素晴らしく真っ赤か。

 

 

 

駐車場から紅葉見物をしながら少し歩いてみる。

歩いて5・6分で「長安寺」の入口へ。

 

 

 仏像が庭園や林の中に沢山配置されていて面白く、紅葉が素晴らしい~

 

 

五百羅漢の柱の上にも仏像が、下界を睥睨しているかのよう。

佛陀に寄り添った弟子たちの500人の像、仏像が500体あるらしい。

 

 

今年の1月にご主人を亡くされたいとこ、亡き夫に似ている仏像に会えたと手を合わせる。

 

 

 
 

ここが箱根? なんだか京都の嵯峨野にいるような錯覚を覚えるほどでした。

雨上がりのしっとり静かな木立の紅葉が見頃に。

 

 

 

 

長安寺の山門の扉の仏像が面白い~ 金剛力士像の代わりかな?

初めての長安寺、紅葉の美しさに感激、きっと春の山野草の時期も良さそうです。

 

 

 

駐車場に戻り、交代で記念撮影を。

元気で来年のいとこ会にも参加できるようにしましょうと、ここで解散し帰路へ着きました。

夕方16時仙石原出発、小田原から西湘バイパス~圏央道を走り家には18:50到着でした。

 

雨降りの予報の2日間、傘は用意したものの全く傘を差さないで済んだ観光でした!