夫が手打ちそばを習い始めてから、丸2年になります。
近所に蕎麦打ちの師匠がいることもあって(飲み仲間でもあります)、かなり腕前が上がりました。
これが本当に美味しいので、友人曰く「蕎麦屋が開けるよ~」
蕎麦打ちって、道具を揃えるのが最初大変です。蕎麦打ちセットなる物もあるけれど、道具にこだわって、2年前に合羽橋まで行き揃えました。
ピンからキリまでお値段も幅広くあります。こね鉢だけは、夫が気に入った木目の鉢にしました。これが高かった~
でも考えようによっては、気に入ったいい物を最初に買ってしまえば、途中で止めたりしないなと思って、私も了承!!
≪作業手順≫
1.そば粉と小麦粉の割合は、今回は7:3にしました。 合わせて500gで、きっちり計ります。 水は約250cc。湿度も関係するようです。
2.鉢にそば粉を移して、水を少しずつまわし入れ、手を8の字を書くように動かし、そば粉全体に水が行き渡るようにします。
3.大きなだまにならないように、そぼろ状態になればよし。ここまでの作業がとっても大切だそうです。
4.手のひらで約100回押しながら練る。空気を抜くように意識して(菊もみ)、円錐形にした物をつぶします。
4.真ん中がへこんだ、こんな形になればよし。こね鉢の仕事はここまでなので、鉢を綺麗に洗っておく。
5.のし板に打ち粉をふって、そば玉を置く。
6.手のひらで押しながら、まわしては押しながら少しずつ平らにする。 次はのし棒の出番です。
7.のし棒を押しながら少しずつ広げます。
8.向きを変えながら、のし棒で押し広げます。
9.打ち粉をふってのし棒を転がして、さらに広げていきます。 のし棒に巻きとり向きを変えます。
10.向きを変えて、四角形になるように意識しながら、薄く伸ばしていきます。
11.ここで2本ののし棒を使います。手前の半分を巻き、残りの半分を2本目ののし棒でのばします。向きを変えて、逆の方を同じように薄くのばします。
12.ほぼ四角形になったら、半分に折りたたみ、さらに向こうからと手前から折りたたみます。
12.まな板の上に移し、押さえ板を載せて、板をずらしながら、蕎麦包丁で細く切ります。
13.これで完成です。約150g で5人前が出来ます。作業を始めてから、切り終わるまで約45分で終わるようになればよし。
夫の仕事はここまでで、使った道具の始末はすべて自分で片付けます。 ご苦労様でした。
(工程をかなり省略しています。蕎麦打ちのイメージは大体こんな感じです)
≪茹で方≫
ここからが私の出番です。茹で方も実は大切なのです。 茹で方一つで美味しかったり、そうでもなかったりします。
1.たっぷりの熱湯で、必ず一人前ずつ茹でます。(家庭用の鍋は小さいですから)
2.ゆで時間は40秒です。
3.用意しておいた冷水に取り、冷水は3回取り替えてぬめりをとり、締めます。
4.出来上がった順に、すぐに食べます。
茹でる時は忙しいので、写真がありません。 手早くして美味しいうちに食べたいですから。。。
これは大盛りで約180gあります。 美味しそうでしょう?
事前にねぎや大根おろし、わさびなどの薬味を用意しておきます。
夫はそばつゆにもうるさくて、醤油、みりん、砂糖で返しを作り、削り節の出し汁に返しを加えて、そばつゆも作っています。
これでまずいはずはありませんよね。 本当に美味しくてすみません。
信州生まれの信州育ち、蕎麦好きの私は幸せ者です。 \(^o^)/ (完)