25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

コタツでプラネタリウム

2010-02-12 13:49:18 | Weblog
2月12日 (日本時間)曇り
 近所のプラネタリウムを見に行った。行ってみて驚いた。最近のプラネタリウムは、席が概ね一方向を
向いている。しかし、ここは、中央にある例のバーベルみたいな形の装置をグルッと取り囲んでいる。この
子供たちの科学教育を目的にした施設は県立なのだが、設備を40年以上更新らしい更新をしていない
ようだ。
 この県は、50年ぐらい前、農業中心の県だった。それを4代ぐらい前のM知事が南部に工業地帯を
作り、高度成長期に近代化を進めた。公害の問題も起きたが、あの時代としては優秀な知事だったと思う。
今考えると、このプラネタリウムは、その知事が次の世代の工業を支える子供を教育するために作った
ものなのだろう。 玄3もその影響で技術系の端くれとなったわけだ。。
 ところが、その次の自治省出身のNAGANOという知事が激しく無能であった。この県は災害が少なく
無能がバレないのを良いことに、未来へのビジョンも無く、延々と妙な箱物を作り続け、M知事の残した
遺産を食い潰し、この県を日本でも最も貧しい県の一つにしてしまったのだ。このプラネタリウムが更新
されていないのも、あの無能な知事が無能であった証しの一つなのだろう。

写真
 そのミノルタ製プラネタリウムの装置。この施設のすばらしいところは、コタツに入ってプラネタリウムが
見られることだ。 おそらく、リクライニングシートが壊れても取り替える予算が出ず、使えるシートを片方に
まとめ、空いたスペースにコタツを置いたのだろう。高校生ぐらいの数人の団体がここに寝転んでドームに
映し出される星を見ていた。実にすばらしい、表彰状モンのアイデアである。



プロントサウルス

2010-02-09 11:13:42 | Weblog
2月8日(日本時間)
 センター試験の英語が手に入ったのでやってみようと思っているが、出だしの発音の所でつまづいて、
なんとなくそのまんま。

 母親に地上波デジタル対応のTVを買った。どれを買おうかと電気屋で物色していると、高画質の
大画面でヨーロッパの料理番組らしきものを流していた。野菜の細部等もよく見えて、さすがに
高画質はすごいと思ったまではよかった。
 ところが、白いプラスチックのまな板の上を小さな黒い物が動いている。小さなハエが這っている
のだ。料理人は全然気にしていないようだ。彼はいつもこの調子で、実際にこの人の店では、ハエが
這っているまな板や道具で料理したものを客が食っているのだろうと推察した。こういう商売の人は、
これからの高画質の撮影には十分注意しないと、有名になった途端に、訳が分からないまま客足が途絶
えることになる。

写真
 近所のプロントサウルスのすべり台。
 本格的に地上波デジタルを使ったことがなかったので、その新しく買ったテレビには玄3も知らない
機能がある。ちょっと驚いた。 玄3が知らないぐらいなので、アナログで逃げ切ろうと画策していた
彼女はデジタルに追いつかれて四苦八苦した挙句にほとんどの機能を諦めてしまっているようだ。
 玄3も最近の携帯電話の世界には付いて行っていないのだ。もっと、携帯時代が前進すると、玄3も
前世紀のデジタルのプロントサウルスのように滅び去ってしまうのだろうか。


美術館とカワウソの日々

2010-02-05 11:31:09 | Weblog
2月5日 (日本時間)
 晴れ ここ数日で、計測ソフトをいじって、美術館に行って、ラーメンを食って、ニホン
カワウソの本を読んだ。

 美術館は、国吉康雄の絵があるというので行ってみた。この美術館、建物はあるが中身が
ほとんどない。面白かったのは長沢芦雪の絵2枚だけ。予算が無いのか、学芸員が馬鹿なのか。
学芸員が馬鹿であることの証拠を知っているのだが、多少差し障りがあるかもしれないので、
それは書かないことにする。
 芦雪の芦はややこしい字だが、漢字変換に出てこない。この人は円山応挙の弟子らしい。しかし、
ひどい絵だ。あまりにもひどい。飛んでいる鶴の首が曲がっているし、虎(だと思う)はカピバラ
のような顔をしている。実物を全く見たことがないのに描いたのだろう。ただ、鶴の背景の富士
(?)の遠近感は上手だったので、絵が下手というわけではないと思う。それにしても、あまりに
もひどい絵が心に残る美術館にも困ったもんだ。

 カワウソの本で驚いたのはヌートリアがスペイン語でカワウソのことだということ。棲んで
いる所はカワウソもヌートリアも大差ない。しかし、あの巨大なドブネズミみたいなヌートリア
と一緒にされては可愛いカワウソが可哀想だ。
 この本によると、ニホンカワウソは、ニホンカワウソであって、ニッポンカワウソではない。
玄3は、ニッポンの、ポン。つまり、ポン引きやスッポンのような下世話な音が嫌いなので、
ニホンと聞くと気持ちが良い。しかし、この気持ちが良い名前のニホンカワウソも毛皮目的の
乱獲のために絶滅してしまったし、同じくニホンオオカミも絶滅してしまった。この国はどんどん
下世話になっていゆくのだ。


プラスチック

2010-02-02 12:20:01 | Weblog
2月2日 (日本時間)晴れている。
 ここ数日、読書等々。
 アクセルが故障する問題で大量の死者とリコールを出した某有名自動車会社の話。
 今朝のニュースで気味が悪いことを言っていた。以前の話では、プラスチックの部品が
磨り減った時に問題が起きると言っていた。ところが、今朝流れた簡単な説明を見ると、
ギアの一部を切り取ったような部品同士が接触する部分が、くっついて離れなくなること
がある、というような説明をしていた。これだと、擦り減らなくても問題が起きる可能性がある。
 プラスチックの使い方の基礎的な知識に、
 ―――二つの面が擦り合うような動作がある時には、同じ種類のプラスチックを使って
はいけない。―――
というのがある。同じ種類というのは、例えば、塩化ビニールと塩化ビニールのような
組み合わせだ。同じ種類のプラスチックを擦り合わせると簡単にくっついてしまうのだ。  
 優秀なエンジニアが沢山居る会社なので、まさかとは思うが、該当する部品を同じ種類
のプラスチックを使っていたのかもしれない。 ニュースでは、今回の修理内容は「この
辺りに金属の板を入れる」と言っていた。同種プラスチックなので、金属の板で仕切りを
つけるのだろうか。なんだかキワドイ修理方法のような気がするし、もう少し説明した
方が良いような気がするのは玄3だけだろうな。

写真は無し。