25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

クリノメーター

2009-05-11 14:13:42 | Weblog
5月10日 晴れ
 非常にさわやかな天気であった。ちょっとした用事で15時頃にオフィスに行ったが、その用事は「あっ!」と言う間に終わったので、さっさと帰ってきた。あとは読書とお勉強少々。

写真
 クリノメーターと呼ばれる道具だ。学校が探鉱科(だったと思うが、鉱山科かも)の父の持ち物だ。父が使わなくなって、玄3が押し入れの中から取り出して勝手に自分の物にした。一度、これで遊んでいる所を父に見られたが、返せとは言わなかったのでそのままずっと使っている。
 これは、地質の調査をする人たち、平たく言うと山師さんが、地層が走っている方向や角度(仰角)を計る道具だ。簡単な3角測量もできるようになっている。昨日はISSを待ち構える道具になった。NASAのサイトには、見え始める方向と仰角が出ている。方向は16分割だが、仰角は度単位で出ている。これで周りの木や建物の頂上の仰角を計り、大体の検討をつけておいた。

 どうでも良い話かもしれないが、このクリノメーターは、一方の面(写真上)にコンパスとレベル、それに裏面の仰角を少し精密に計る針のストッボタンがある。反対側(写真下)には、±50度までの仰角を測るための目盛りがある。
 コンパスの手前側面にあるレバーのような物は、コンパスの針と、それに同軸にしてある角度を計る道具のストッパー。側面の黒い丸は小さな孔で反対側まで貫通している。反対面に写真右上隅のような十字があり、これで覗いて仰角を計りたい物に狙いがつけられるようになっている。例えば、何処かの木の先端に狙いをつけてボタンを押すと丸い振り子のような針が真下に動き、離すとその位置で止るのでその角度を読めば仰角が読み取れるようになっている。位置を変えて2回やれば3角測量でその木の高さが分かるのは中学校だったかで教わったとおりだ。


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3 コメント

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クロノメーター (マリリン)
2009-05-12 16:07:00
 コンピュータの時代になって、昔、勉強した計算尺というものは全く用のないものになってしまいましたが、このクロノメーターはまだ充分活躍できるものなのですねえ。あの世の父上も、大事に使ってもらっていて、さぞ喜んでいることでしょう。合掌
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間違い? (マリリン)
2009-05-12 18:00:43
 クロノメーターって書いたけど、クリノメーターだったみたい。クロノメーターって、違う物?機械に弱いからねえ。
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クロノス (玄3)
2009-05-13 01:45:01
マリリンさん、こんにちわ。
 クロノメーターは、時間の神クロノスに由来する高精度の時計の事です。昔、GPSがない時代には、航海で船の現在位置を知るために太陽、月、時間を正確に知る必要が有り、そのために使う正確な機械式の時計をクロノメーターと呼びました。この船の現在位置を正確に知る方法を開発する過程でグリニッジが経度と標準時間の起点になってゆきます。
 農耕の神は別人のクロノスのなので注意のこと。

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