25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

キャッチ&リリース

2007-11-06 02:17:30 | Weblog
 釣った後リリースされた魚が生き残るかどうかについて質問コメントをいただきました。フライ釣りをしていると時々聞かれる事なので、一度ブログの本文に書いておきます。

はじめに、玄3のキャッチ&リリースに対する態度は、
 「レギュレーションで決まっている事を守る。また、持って帰って食べれば生存率は0%。もし、1%でも生存する可能性があるならそうしたい。」
です。

 さて、リリースの効果は、色々な所で研究されて「大きな効果が有る」から「全然無い」まで、流言に近いものから研究まで、色々な結果を見たり聞いたりしました。下記のドキュメントは、007の「M」がボスをやっているカナダのオンタリオ州が出している研究結果(笑)。
http://www.mnr.gov.on.ca/mnr/pubs/fishing/catch_and_release_review_and_guidelines.pdf
ググッてもらえば他にもいくつかヒットします。このドキュメントの下の方、26ページから表に死亡率0%から35%までの数字が出ています。死亡率ですから生存率は、概ねこの逆数ということになります。
 生存率は、返し(barb)の有る針と無い針、針が刺さった所、出血の有無、リリースの方法等によって大きく変わるようです。暴れ回って疲れ切った状態で、二度と抜けない釣針を喉の奥に残したまま、血を流しながら、急流に放り込むようにリリースされた魚は助かりません。

 私の少ない経験に照らして恐縮ですが、キャッチ&リリースになっている所の方が魚が多いと思います。例えば、あれだけ有名な川で人が沢山来るのにマジソンには魚が居ます。本当に沢山居ると思います。
 それと、「About Trout」では、サンワン川のようにブラウン鱒とニジマスを放流したテールウォーターでは持ち帰り可区間と不可区間の魚種比率に差が出るとあります。
 世間ではブラウンの方が釣りにくい鱒だと言われています。ニジマスとブラウンの人口比率が1:1の場合、釣れる比率は4:1程度の割合でニジマスが多いというのです。それで、持ち帰り可能区間ではニジマスが減り、ブラウンの人口比率が増える。それに対し、不可区間ではニジマスが沢山います。その釣れる比率を前出の4:1に照らしてみると、五分五分以上の人口比率だと思います。元々放流した比率が川の場所によって異なるのかもしれませんが、同じだとするとリリースしたニジマスが沢山生き残っていると考えても良いでしょう。
 オアヒ川のテールウォーターはブラウンが異常に多くなっています。ニジマスとブラウンを両方放流していたと聞いているのですが、今のオアヒはダム直下以外はブラウンの天国です。長い間、テールウォーター全体が持ち帰り可能だった結果ではないかと思います。

写真
・Pilsner Urquell。ピルスナーウルクエールと読むのかな。このブログでは始めての登場の輸入ビール。「やった!やった!舶来じゃぁ!」のチェコのビールだ。たまには釣りもアメリカ産にもこだわらないビールもいいか。癖の無い良いビールだ。これは日本にも入っているよね。
 ものの本によると、ピルスナーはドイツで作っていた時には茶色のビールが出来ていた酵母をチェコに持って行ったら、水質の関係から金色(淡い琥珀色)のビールが出来上がった。日本の大手のビールは全てこのピルスナー系が元になっているそうだ。




釣り
 日曜日なので釣りはお休み(笑)。フライを10本ほど巻いて、本を読んだだけ。