扇子と手拭い

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謝礼の4万円寄付を客は拍手で了承した!感謝!

2019-01-14 16:32:32 | 落語
 きのう13日、大規模団地の記念イベントに呼ばれて出前寄席をした。

 はじめてお邪魔した会場だったが自治会役員の皆さんが大変よくしてくださって、落語会は大成功。

 何より目の前で落語を聴くのは初めてと言うお客さんが、大変喜んでくれたのが一番うれしかった。

 出演料の代わりに、といただいた「御礼」の4万円は震災遺児基金に寄付する。

 私は東日本大震災のあと開いた落語会でカンパを募り、集まった8万円を全額、あしながおじさんでお馴染みの交通遺児育英会の「震災遺児基金」に寄付した。

 赤い羽根はどこに使われるかよくわからない。だが、震災遺児基金は目的がはっきりしている。

 2011年の3・11大震災で親を失った子供が2800人を超えた。

 涙の一滴にも及ばない少額だが、この子たちの助けになればと寄付を決めた。

 後日、交通遺児育英会から領収書が届いた。落語会でカンパをもらったみなさんに報告した。

 落語会が終わった後、今回の4万円も「震災遺児基金に寄付させていただく」と言ったら、客は拍手で了承してくれた。感謝。

冒頭から受けに受けた出前寄席・新春初笑い!

2019-01-14 16:30:49 | 落語
 「噺家は笑い上手に助けられ」、なんと言うが、きのうの落語会は、たいそう結構な会だった。開口一番から客席に、何度も大きな笑いが起きた。

 落語は客と噺家のキャッチボール。客が笑えば、こっちも笑いに乗せられて、一層張り切る。相乗効果で笑顔があふれるという寸法だ。

 団地の自治会創立50周年と言うことで、お招きをいただいた。

 分譲と賃貸合わせて総戸数が3200と言うから大団地だ。緑の木々に囲まれた閑静な住宅街。そこの集会所ホールが会場だった。

 自治会の役員の皆さんが駅からの車での送迎、高座の設営からマイク、パイプいすのセッティングまで、すべてやってくださった。

 「楽屋」は廊下を隔てた和室である。姿見の鏡も用意してくれた。着物に着替えるので、私たち社会人噺家にとってなくてはならないものだ。

 落語塾で習った際に師匠が言った。「噺家は様子がよくないといけない。粋に着物を着こなすのも芸のうち」

 定刻の午後2時から約束の90分間ピッタリ、4人でこなした。かけた演目はみなさんおはこの「カラオケ病院」と「二番煎じ」「弥次郎」それにあたしの「お見立て」である。

 終わって感想を聞いたところ、「久しぶりに大笑いした」「落語を聴くのはきょうが初めて。楽しかった」「また聴きたいわ」と、みなさんが喜んでくださった。

 来てよかった。やってよかった。

 こういういい客なら、また来たいと落語仲間が言った。残りの3人みんなが頷いた。