扇子と手拭い

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反骨の噺家、立川談四楼に「いいね!」

2015-10-23 23:39:22 | 落語
 「総理が実現できなかったことはない。最後の一人までと言った年金問題も片付けたし、福島第一原発は完全にコントロールされているし、海外の日本人が手出しされることは絶対ないし、新国立競技場も白紙撤回したし、伊方原発の再稼働にも責任を持つと言い切っているし、歴史に名を残す立派な総理なのだ」-。

 ここまで読めば、誰のことを言っているかお分かりだろう。そう、その通り。総理とは今を時めく独善者、安倍晋三その人である。絶妙な皮肉で安倍にパンチを見舞ったのは落語家の立川談四楼。

 彼の文章はいつもながら切れがいい。反骨精神が満ち満ちている。歌手でもタレントでも権力に媚を売る者が多くなった。談四楼は貴重な存在だ。彼のフェイスブックを見ているうちに、応援したくなった。ついでにもう二つ、三つ紹介しよう。

 「下着ドロボーでも大臣になれる。何という寛容、何という広く深い度量を持つ政権であることか。これを一億総活躍社会の典型だと言わずしてどう呼べばいいのか。そう、この政権は唱えたことを力強く実行するのだ。素晴らしい。挫折した人に、大丈夫、やり直しが出来るんだよと優しく語りかけているのだ」。

 「戦時下、落語家は禁演落語として53席を葬った。その象徴、はなし塚は浅草本法寺にある。法要の意味を持つはなし塚まつりは2002年から行われ、仕切りは芸協だ。歌丸会長の、涙や怒りはあっても笑いがない、それが戦争だ、は、本音であろう」。

 「乗り物が速くなっていいことがあったろうか。否である。ほとんど日帰り可能で、泊まって味わう地の肴と地酒という楽しみが奪われたのだ。私の地方公演の条件は、打ち上げがあるか、泊めてくれるかの二つだ。そこさえクリアされればギャラは二の次なのだ。ねえ、ぐだぐだやりながら落語の話をしようよ」。

 ぐだぐだやりながらの落語談義、あっしで良けりゃあ、いつでもお付き合い致しますよ師匠!

おかしな男のおかしなつぶやき

2015-10-04 15:29:21 | 落語
▼思わずセミも勘違い
 午前中は文句なしの秋晴れ。天気がいいのでブラブラ散歩していたところ、セミの声が聞こえました。きょうは10月4日だよ。この時期にセミが鳴くのかね? 知りませんでした。

 もっとも、夏のような陽気なので、あたしもTシャツの半ズボンと真夏のスタイル。セミも「そうか、今日は夏なんだ」と、うっかり勘違いして、慌てて鳴きだしたんですかね?

 おかしいと言えば、近ごろは「おかしいこと」をおかしい、と思わない人がいます。だって、「おかしいこと」をおかしい、と思うのは普通ですよね。「おかしいこと」をおかしい、と思わない方が、おかしい、ですよね。

 こんな考え方はおかしいですか? おかしくないですよね。・・・え、やっぱり、「それ、おかしい」、って?

 「いいから早く引っ込め」って?  失礼いたしました。