扇子と手拭い

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ポスト歌丸の座布団争い

2015-08-08 22:37:14 | 落語
 桂歌丸師匠が高座に復帰した。歌丸師匠と言えば、テレビの「笑点」だが、次期司会者を巡って様々な噂が巡っている。何しろ「笑点」は打ち出の小槌といわれるほどで、この番組の出演者は地方に行くとギャラが100万円だそうだ。

 だからいったんここの座布団に座ったが最後、だれにも渡さない。司会者となると、プラスアルファが付くのは確実。ポスト争いは大変だ。以下は夕刊フジの記事である。

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 「いろんな方が取材に来ますが、奥さんが断っているようです」と落語家の桂歌丸(78)の自宅直撃の様子が、複数の現場記者から伝わって来る。

 8日、東京・水道橋で行われる「笑点」の収録で仕事復帰を果たし、11日からの東京・国立演芸場の中席で高座にも復帰するというが、体調への懸念は晴れない。

 「2年で6度の入院。おまけに体重が38キロまで減ったと伝わってくれば、楽観視できない」と情報番組デスクも情報収集に余念がない。

 週刊誌では、本当の健康状態と同時に「笑点」の次期司会者など、先々の動きに注目が集まっている。そんな矢先、某誌が「笑点“後継司会候補”円楽が、歌丸師匠は死ぬ死ぬサギ」と報じた。

 「死にそうだと言いつつ、芸に欲があるので死なないという罪のない内容でしたが、あまりしゃべりなさんなよ、と周辺にはチクリと言われたようです」と演芸関係者。

 実際のところ、ポスト歌丸は誰なのか。一部関係者の間では、NHK「ためしてガッテン」の司会を務める立川志の輔(61)の名前まで取り沙汰されている。

 事情を知る関係者は「まったく白紙。今から決めるのは、死ぬのを待っているみたいで、えげつない。そういうことをしないのが、笑点メンバーや制作者の流儀」とさらり。ただ…、と言葉を付け加える。「局上層部が別の意向を持っていれば、別でしょうけどね」

 新司会者は外部登用か内部昇格か。外部登用の場合は、現在の出演者とのあつれきが目に見えている。では内部昇格か。

 「その場合、解答者枠がひとつ空く。笑点メンバーになれば、地方営業に引っ張りだこで収入はけた違い。落語家の間では“座布団利権”と呼ばれている。円楽さんが司会になれば息子の三遊亭一太郎が、林家木久扇さんなら息子の林家木久蔵が、三遊亭好楽なら息子の三遊亭王楽が“昇格”するとの声もあるが、あまりにも露骨な二世びいきでは世間の反発を食らう。どううまくパズルをはめるか、頭の痛いところでしょうね」(演芸評論家)

 11日からの復帰高座で歌丸は落語中興の祖、三遊亭圓朝作の「怪談乳房榎」を演じる。ただ、今月23日、24時間テレビの中で放送される「笑点」の生放送の司会は、休養する意向という。