扇子と手拭い

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10万人の祭りに挑戦(落語2-40)

2011-03-10 01:13:31 | 日記
▼初めて挑む大イベント
 あけぼの山公園の資料館改装に伴う「こけら落とし特選落語会」まであと1カ月と迫った。落語会は午前と午後の2部構成。しかも2日間の連続公演とあって、出演者の調整や広報活動で、落語の稽古もさぼりがち。初めて取り組む大イベント。是非にも成功させたいと願っている。

 今回の落語会は、チューリップ祭りの期間中、といっても2日間だが、毎年10万人を超す入場者があるという中での催しだけに、出演希望者は多い。これだけの入場者が詰めかける会場での落語会は、プロの噺家でも、そうそう出くわすことはない。

▼本職の落語家は無理
 本職の落語関係者からも、それとなく出演打診があったが「無理です」と断った。本職は落語で生計を立てているのだから、タダというわけにはいかない。あけぼの山公園は柏市が管理しており、有料の落語会は認めないからである。

 さて、「こけら落とし特選落語会」は午前の部が1時間30分、午後の部が2時間。ここに何人出演できるか、である。プロの寄席の場合は、一席の平均が15分。この計算でいくと、午前は6人、午後は8人ということになるが、演目によっては長い噺もある。

▼“粘り勝ち”で出演OK
 そんなわけで出演希望者1人1人と、演目と公演時間について電話で意見交換。旅行に行って連絡がつかない人もいる。自薦他薦のほか、「ぜひ出て欲しい」と、こちらが考える人には直接出向いて交渉。今夜(3月9日)も上野でそんな方と会った。この人は最近、新たに社会人落語集団を結成したばかりで、最初は難色を示していたが、当方の“粘り勝ち”で出演してくれることになった。

 これとは別に参加に強い意欲を示している別の落語グループは、出演者について目下、人選中のため、しばらく時間を貸してほしいと返事があった。今回の特徴は、女性陣の出演者が多いことである。どんな噺を聴かせてくれるか楽しみである。

▼我孫子駅の下車が便利
 広報活動の一環として、市側に落語会への「協賛」をお願いしている最中。「協賛」していただけると各種案内に無料で掲載、市の出先機関などにもPRしてもらえるそうだ。
4月9日(土曜日)、10日(日曜日)はぜひ、柏市・あけぼの山公園のチューリップ祭りにお越しください。入園料は無料です。落語会も木戸銭タダ。ナマの落語をタップリ楽しんで下さい。

 交通手段についてひと言。JR柏駅から「あけぼの山公園行き」の直通バスは、ふだん10分程度のところが、渋滞でノロノロ運転。1時間から1時間30分はかかる、と公園担当者。そこで、柏の次の駅「我孫子」で下車。北口から「あけぼの山公園北口行き」に乗って来てもらいたいとのこと。これだと15分程度でOKだという。(東京からの観光客は知らないルート?)


学園祭の乗りで法被新調(落語2-39)

2011-03-01 23:31:11 | 日記
▼学園祭の乗りで法被新調
 笑龍さんの提案で、われわれ社会人落語集団「文七迷人会」の法被を作ろう、ということになった。「いいね」「賛成」。さっそく、色はどうする、どんな柄がいい、と大変な騒ぎ。みんなで愉快にやろうという、“学園祭の乗り”である。

 「だけど、作ると言ったって、どこで作ってくれるの?」と私。すかさず、笑龍さんが「ネットで検索すると、出てきますよ」。なるほど、学生のサークル活動やお祭りブームのせいかパソコンの画面には、やたら制作業者が飛び出し迷うほど。

▼ポイントは襟の文字
 後日、カラー印刷の資料を見ながら検討会議。無地より腰のあたりに模様がある方が「景気がよくって、いいじゃあないか」ということで、市松模様の入った法被に決定した。カラーは緑、紺、赤など五色の中から好みで選ぶことになった。

 ポイントは胸の両側の襟に入れる文字。受ける方の文字は、「文七迷人会」と決まっているが、もう一方の、先駆け文字にどんな言葉を書き込むかである。「字数が多いと文字が小さくなるので見えにくい。せいぜい5、6文字がいいところ」と笑龍さんが説明。出た出た、いっぱい出た。「社会人落語集団」から「愉快な落語仲間」「笑いの配達人」「笑福出前寄席」「落語の出前は」「笑い普及狂会」に至るまで30本近く集まった。

▼満場一致で「落語の出前は」
 しかし、「笑いの配達人」となると、漫談か漫才の配達人と受け取られる可能性もあり、ここはやはり「落語」の文字が欲しい。そうかといって、「笑福出前寄席」「文七迷人会」と、左右ともに漢字ばかりだと硬くなる。ひらがなが一文字入ると全体が柔らかくなる。ということで、最終的に「愉快な落語仲間」と「落語の出前は」の2本が残った。その結果、満場一致でぼて助さんが提案した「落語の出前は」に決まった。「落語の出前は」「文七迷人会」の対になる。ゴロもいい。

 4月9日の「わかば寄席」には文七迷人会のメンバーが、真新しい法被を着て、うち揃って観客を迎えようというのである。