今日はズバリ結論から。
子どもたちはリレーの作戦タイムが大好き!
ですよね~
いや,これ本当に思います!
みなさんはそう思われたことはありませんか?
私は,子どもたちのリレーがある時期,毎回思っています。
今も運動会に向けた練習真っ最中。
授業や休み時間にリレーを練習するたびに,
「じゃあ5分間作戦タイムね」
というと,子どもたちは「よっしゃ~!!」と,一目散にチームで集まって,熱い会議を始めます。
今日も体育の運動会練習の時間が少し空いたので,
「さて…」
と時計を見ていると,だれからともなく
「先生!リレーの作戦話し合っていいですか!?」と。
うーん,なんでしょうね,これ。
1年生から6年生まで,私の経験ではみんな好きですね,「リレーの作戦タイム」
ちょっと私なりに分析してみます。
1.子どもは所属感がうれしい!
チームの一員であるという実感がうれしいんでしょうね。どこかにしっかり所属していて,自分に居場所や役割があるというのは,安心できるものです。
2.子どもは競争が好き!
これは本能的なものでしょうか。基本,子どもって何でも競争が大好きです。この本能を教育の中で生かそうとする場面は多々あります。(まぁ,子どもの個性や競争の中身によってももちろん大きく影響しますが。)
3.子どもは作戦(秘密)が好き!
「作戦」という言葉の響きが子どもにはたまらないですね。ワクワクします。別のチームの子が少しでも聞き耳を立てようものなら大激怒です。
4.子どもの中には,リーダーシップをとりたがる子が少なからずいる!
「少なからずいる」で「全員」ではないでしょうね。リーダシップをとりたい子たちが,声を張り上げて「Aチーム集まれ~!」なんて叫んでいます。子どもたちを教師から手放すと,こういう子が結構たくさんいるんだといことに気付かされます。
5.子どもは成功体験を覚えている!
作戦を立てて,それがうまく結果に結びついた経験がなければ,作戦タイムにこんなに熱くはならないでしょう。やっぱり,過去の成功体験を子どもは強烈に覚えていて,それを求めています。
6.子どもは,教師から離れる時間も求めている!
運動会練習なんていうのは,先生が頭ごなしに子どもたちをビシバシ指導するのが基本の形です。そんな中で,ふと「自由」が与えられえて,先生から離れる活動が訪れたとき,子どもたちは本当にのびのびしています。
…ってとこでしょうか。
これらの要素がたっぷりとつまっているのが,「リレーの作戦タイム」なんでしょうね。
ちょっと子どもたちを活気づけたいとき,使えますね。
上に挙げた子どもの「特性」たるものは,リレーの作戦タイムに関わるものと限ったことではありませんね。
いつでも,子どもたちはそうである気がします。