昨日は本校も「春の一日遠足」でした。
これまでずっと雨続きだったのですが,昨日だけは天気があがり,計画通り実施できて何よりでした。
目的地の公園まで歩いて1時間ほどの道のり。
結構な上り下りです。
1年生の子は4年生のお兄ちゃんお姉ちゃんと手をつないで,とてもうれしそうです。
しかし,予想通り。大変なのは帰り道。
帰り道で体力の限界です。
「先生,きついよ~」
「もう歩けな~い!」
「先生,おんぶして~!」
これらの訴えに一つ一つ「何いってるの。みんながんばってるでしょ」とか「もう少しだからね。がんばろうね。ほらっ」とか答えるのですが,こんな言葉に子どもたちはあまり励まされませんね。
「や~だ~!む~り~!」と,より強烈になってきます。
これが一番でした。
「ねぇ。先生もおんぶしてもらいたいよ」
こんな場面では,子どもの言葉に同調して,それ以降は取り合わず,そっぽ向く感じでいるのが一番効果的です。
この言葉に,ぐちってた子どもは
(そっかぁ,先生でもそうなんだ。がんばろう)と思うのか,
(ち,この先生に言っても仕方ないや。歩くしかないな)と思うのか,
不機嫌な顔のままですが,だまって歩きだします。(笑)
心理戦ですね。
おんぶを断るわけでもなく,ゲキを入れるわけでもなく,共感するだけ。
昨日はおんぶをせずに帰校できました。