小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

遠足で「先生,おんぶして」と言われたら

2010-05-22 09:15:56 | 「教師-子ども」関係の攻略法

昨日は本校も「春の一日遠足」でした。

これまでずっと雨続きだったのですが,昨日だけは天気があがり,計画通り実施できて何よりでした。

目的地の公園まで歩いて1時間ほどの道のり。

結構な上り下りです。

1年生の子は4年生のお兄ちゃんお姉ちゃんと手をつないで,とてもうれしそうです。

しかし,予想通り。大変なのは帰り道。

帰り道で体力の限界です。

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「先生,きついよ~」

「もう歩けな~い!」

「先生,おんぶして~!」

これらの訴えに一つ一つ「何いってるの。みんながんばってるでしょ」とか「もう少しだからね。がんばろうね。ほらっ」とか答えるのですが,こんな言葉に子どもたちはあまり励まされませんね。

「や~だ~!む~り~!」と,より強烈になってきます。

これが一番でした。

「ねぇ。先生もおんぶしてもらいたいよ」

こんな場面では,子どもの言葉に同調して,それ以降は取り合わず,そっぽ向く感じでいるのが一番効果的です。

この言葉に,ぐちってた子どもは

(そっかぁ,先生でもそうなんだ。がんばろう)と思うのか,

(ち,この先生に言っても仕方ないや。歩くしかないな)と思うのか,

不機嫌な顔のままですが,だまって歩きだします。(笑)

心理戦ですね。

おんぶを断るわけでもなく,ゲキを入れるわけでもなく,共感するだけ。

昨日はおんぶをせずに帰校できました。


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