小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

新学期,学級システムづくりに欠かせないもの

2010-08-31 18:17:34 | 学級生活の攻略法

さあ,いよいよ2学期がスタートします!

もう,逃げも隠れもできないといった心境です。(笑)

また,子どもたちと密着して汗だくになる毎日を楽しみたいと思います!

さて

2学期のスタートにあたり,学級では必要なシステムづくりに取り組みます。

係の仕事を決めたり,掃除場所を確認したり。

毎日の学級生活を運営していくために、しなくちゃいけない作業はかなり多いものです。

明日からの給食のおぼんを配るのだって,誰がいつするかを明確に分担しておかないと,給食は食べられないわけですから。

そういったの仕事を「○○係」として、グループに任せる学級が多いと思いますが、私はこれをしません。

なぜかというと、仕事をする子が複数になってしまうと、だれがするのか不明確になりがちだからです。

特定のある子だけがして、あとの子は何もしていない、となることも多いです。

また,その日の日直に多くの仕事を任せる学級もありますが,これもかわいそうな気がします。

たまにしか回ってこない日直で,すべての作業をうまくできなくても仕方ありません。が,それでは学級は困ります。

そこで、学級の仕事はぜひクラス全員で公平に分担し、一人一人に責任感をもって取り組ませるようにしたいと思います。

そこで必須なのが

「一人一役」のシステムをつくる!

子ども一人につき、クラスの仕事を一つ分担するわけです。

だから、クラスの人数が30人いれば、仕事を30個見つけて、分担することになります。

「そんなにたくさんあるかな」と思うかもしれないが、結構あるものです。

・ 授業の号令役 ・廊下の雑巾並べ役 ・明日の時間割記入役

・教室の棚チェック役 ・朝の窓明け役 ・教室の電気付け消し役

・花の水やり役 ・1時間目の黒板消し役 ・鉛筆削りカス捨て役

・給食の台出し役 ・集合,整列の号令役 ・トイレのスリッパチェック役 ・・・

まだまだあります。

クラスの実態を思い返しながら、細かなことでもいいので、必要な仕事を洗い出してみるといいですね。

そこで重要なことは、

必ず毎日できる仕事であること。

毎日やり遂げることができるから、子どもにとっては分かりやすいし、習慣になります。

そして、これらを確実に全員が毎日やり遂げる「システム」にすることが必要です。

私の経験から、一番効果的なのは、仕事ができたら裏返すカードを準備することです。

①仕事ができていないときは「赤カード」

②仕事をしたら裏返して「青カード」

    831_3

これで一目瞭然です。

帰りの会,さようならをするときに,全てのカードが青色になっているかを確かめるといいですね。

この「一人一役システム」は,実践している学級も多いと思いますが,私は学級運営上欠かせないものだと感じています。

こうして,一人一人が責任感をもって,たった一つでも自分の仕事をやり遂げるからこそ,気持ちいい毎日の学級生活が送れる。

それを実感できたとき,子どもたちもやりがいが感じられるようになります。

自分だけでなく,友だちもがんばっている。

長い時間,同じ空間で生活する集団の一員として,大切な意識ですよね。

毎日,カードが青色になっているときは,思いきりほめてあげたくなります。


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