きれい好きなもので,またまた除ネタですが…(笑)
学期末の大掃除の時期ですね。
教室の雑巾がけの一般的なスタイルは、両手を雑巾の上に置き、一直線にダダダーッと何往復かする、あのスタイルですね。
いかにも「がんばって掃除をしている!」という感じもして、教室掃除には欠かせないスタイルに定着しています。
きっと,多くの学級で,掃除のときはこの雑巾がけをしていることと思います。
しかし、このやり方には欠点もあることを見つけました。
▲「汚れを見て拭く」ということができない。
▲汚れている所を見つけて、それが落ちるまで重点的に拭く、ということができない。
▲雑巾の通り道によっては,きれいになる所とそうでない所にムラができる。
ということです。
掃除とは汚れを見ながらそれを落として,全体がムラなくきれいになるようにするものなのに。
もっと効果的な雑巾がけの方法はないだろうかと考えました。
高学年でよく実践してきたのは,
教室の床は「ワイパー拭き」!
というものです。
「ワイパー拭き」とは、その名の通り、車のワイパーのような動きをする拭き方です。(もちろん,勝手に命名)
やり方は,
①両膝、片手を床につき、片手に雑巾を構える。
②目の真下の床を、右→左・左→右・右→左・左→右… というふうに、車のワイパーのように拭く。
③雑巾が横に3往復したら、一つ前に進む。※3往復でも落ちない汚れがあるときは、さらに拭いて、きれいになったら進むようにする。
④また、②・③を繰り返す。
このやり方で、教室の壁から壁を一往復するのです。
こうすれば、子どもたちは床の汚れを見ながら、それを落とすよう意識しながら雑巾がけをできて、しかも床がきれいになっていくことを確認しながら作業を進められます。
教室全体の汚れ落ちもムラなくできます。
一直線ダダダーッの体力主義の雑巾がけよりも、活気は落ちますが,落ち着いた雰囲気の掃除になりますよ。
年末の大掃除にぜひ!