小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

学級園の植え替え作業をはかどらせるのに欠かせない指示とは

2017-11-21 20:57:26 | 学級生活の攻略法
学級園の花壇の植え替えの時期ということで、ちょっとした時間を使ってクラスみんなで作業をしました。
こんなとき、子どもたちみんながきちんと働き、その作業が効率よく進むかどうかは、先生の指示にかかっています。
ここで、子どもたちへの指示の中で明確に伝えたいことは
・作業の内容
・作業の分担
・作業の場所
・作業に使う道具
・作業の工程
・作業に予測される困難と対処法
・作業が済んだ場合の次の動き
こういったことになります。
たくさんありますが、これらを端的に分かりやすく、遂行可能な形で伝えられる先生は腕のある先生ですね。
同時にこれらをどの程度明確にするかは学年の発達段階にもよると思います。
高学年になるほどすべてを指示するのではなく、自分たちで考えさせて、主体的に動かせるようにもしたいですね。

さて、ここでもう一つ。
たくさんの指示を出しますが、これらに次の一つを付け加えられるか、られないかで、作業の進み具合がぐんと変わるだろうというものがあります。
とても大切なのに、意外とこれを抜かしてしまう先生って多いように思います。
それは

作業の目的

です。
何のためにこれからの作業をするのか。
したらどんないいことがあるのか。
これが何より必須なものとなるはずです。
今回の学級園の植え替えであれば、
「花は季節に応じて咲かせるものです。私たちの花壇も季節にあったものにしましょう」
「学校に来る人たちが、花壇がきれいで気持ちがいいなって、思えるようにがんばりましょう」
「学級園がきれいにしてある学級はいい学級だとよくいいます。さあ、うちの学級はどうでしょうか」
こんな言葉が添えられたら、子どもの意欲が高まるでしょう。

こういったことなしに、
「緑化担当から指示があったから」
的な先生の都合のようなもので、子どもを動かそうとしてはいけませんね。
子どもは活動がはかどらないでしょうし、はかどっていたとしても、その根底には
「やらされてる」
意識が根付いているはずです。

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