新しい共通テーマ「鬼」でAが書いた詩を投稿します。
百鬼昼行
墓の名刺受に紙片を差し入れる
その奥で闇い穴が開く気配
そら やって来た
百匹それぞれが
己という裾を引き摺って
私には最古で最強の護符がある
私を踏んで行進する鬼たちが
満足して通り過ぎるのを待ってやるさ
起き上がると性懲りもなく
私はまた墓に
詩篇を差し入れる
百鬼昼行
墓の名刺受に紙片を差し入れる
その奥で闇い穴が開く気配
そら やって来た
百匹それぞれが
己という裾を引き摺って
私には最古で最強の護符がある
私を踏んで行進する鬼たちが
満足して通り過ぎるのを待ってやるさ
起き上がると性懲りもなく
私はまた墓に
詩篇を差し入れる