575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

二月句会「春浅し」結果発表!

2022年02月16日 | Weblog

「春浅し」

  1. 探し物見つからぬまま春浅し  (麗子)須美
  2. 介護する肩腕痛む春浅し   (佐保子)竹葉 遅足 晴代 亜子
  3. 春浅き空にま白き昼の月  (亜子)殿 紅 佐保子 郁子 須美 千香子 泉
  4. 瀬音聞き赤福にお茶浅き春 (等)
  5. 春浅く 溪<たに>の祠に 神眠る (殿)竹葉 紅 能登 遅足 等
  6. 春浅し芝駆け回る犬と子と (須美)
  7. 春浅しやたらに響く着信音 (郁子)
  8. 春浅きこずえの周り乳化せり (能登)殿 結宇
  9. 酒すする二十歳の孫や春浅し (竹葉)紅 結宇
  10. 春浅き印つけゆく測量士 (晴代)佐保子 麗子 千香子
  11. 底見せて流るる田川春浅し (千香子)竹葉 能登 麗子 等 晴代 泉 亜子
  12. 春浅し凝脂(ギョウシ)洗はる今は誰そ(タソ) (結宇)遅足
  13. 光さす床のぬくもり春浅し (泉)能登 等 晴代 千香子 亜子
  14. けごろもに差し込むひかり春浅し (遅足)結宇 麗子 郁子 泉
  15. 憂き想い 濃茶練りこみ 春浅し (紅)殿 佐保子 郁子 須美

自由題

  1. 何よりも鬼より嫌ひ「コロナ外(そと)」 (等)
  2. 入院の留守宅守る雛飾り (麗子)佐保子 結宇 郁子 須美 亜子
  3. 木蓮や毛衣しろくひかりをり  (佐保子)能登 遅足 泉
  4. 街路樹の影縮こまる余寒かな  (亜子)殿 竹葉 晴代 泉
  5. 読みおえぬページに残る寒さかな (晴代)竹葉 紅 遅足 結宇 麗子 等 須美 千香子 亜子
  6. 万両の実もみなついばまれ寒の明け (結宇)晴代 千香子
  7. 三つ葉芹 野の香放ちて 空白む (殿)紅 等
  8. 草の芽や遺伝子つなぐ笑顔かな (能登)千香子 泉
  9. 楤の芽を好みし母は末娘 (須美)能登 遅足 結宇 郁子
  10. 針もたぬ 0型女子の 針供養 (紅)殿 須美
  11. 自粛中響く声あり梅咲きぬ (竹葉)等 晴代
  12. 内股となり骸骨模型冬星座 (千香子)能登 佐保子 麗子 郁子
  13. 静けさや若人集う冬五輪 (泉)
  14. 淡雪のうっすら哀し生きるとは (郁子)殿 竹葉 紅 佐保子 麗子 亜子

 

皆さまの予想はいかがでしたか?

トップ賞:兼題は亜子さんと千香子さん、自由題は晴代さんでした。おめでとうございます。

来月のお題決めのお手伝いをお願いします。

春まだ浅し・・冷え込みは続きそうです。お身体ご自愛ください

 

コメント (3)
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