575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

田籾焼くけぶりは先祖供養かな  結宇

2019年11月13日 | Weblog

籾殻焼く。秋の季語です。
モミガラを焼いて灰をとること。
灰には、イネが倒れにくくなる、連作障害を防ぐなどの効果があるとか。
昔からのリサイクルの智恵です。

田籾を焼くことは少なくなりましたねと、しみじみ。
出席者もほとんど見ていない光景でした。

籾殻を焼く煙が嫌われて、苦情が出るそうです。
私の子供時代には考えられないこと。
なにが変わったのでしょうか?

農業は国の根本。しかし、食料自給率の低下。
根元から倒れんばかりです。
日本人の原風景が消えつつあります。遅足




コメント
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