575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

新年句会が近づいてきました。  遅足

2019年01月16日 | Weblog

今回の題詠は「新年」です。
歳時記の「新年」にふくまれる季語はすべてOKです。
新年・初春・正月・初明り・初詣など・・・。
詠んだことのない季語に挑戦してみて下さい。

昨日に続いて選句の話を。
プレバトの夏井いつき先生は選句について。

選句作業は、集中力の持久走。
自分が俳句を作る10倍の忍耐力を要しますが、
自分の脳を悦ばせてくれる一句にめぐりあった瞬間の快感が、
この作業の原動力なのです。

私の脳を悦ばせてくれる句はどれも必ず、
「想定外のオリジナリティー」と
「想定外のリアリティー」を合わせ持っています。
大量の投句の山から、この二つの条件に見合ったものを探し出し、
その条件をクリアした作品の中の、さらなるベスト一句。
これが「最後の一句」の条件です。

「想定外」とは「類想」の正反対。
二つの条件を備えるには、高度な表現力が必要。

  凍蠅よ生産性の我にあるや

冬麗戦での東国原さんの句はまさに最後の一句と思います。



コメント
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