575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

最強のふたり  麗

2012年09月13日 | Weblog
先日、話題のフランス映画「最強のふたり」を見てきました。
お金持ちの障害者と貧しい黒人の介護者との出会い。
趣味も環境も全く違うふたりがやがてかけがいのない最強のふたりとなっていきます。
遠慮のない会話も面白く、人生捨てたものじゃないという気持ちになれます。
人は人によって救われるという当たり前のことを思い出させてくれます。
夏ばてに疲れた身体にはほどよく優しい気持ちになれる映画でした。


       秋晴れのような映画に出会いけり   麗
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紙の上の墨の二文字秋の声   遅足

2012年09月13日 | Weblog
先日、書道展に入選した友人の書を見に行きました。
たっぷりの墨で大きく、漢字の二文字。
家に帰って漢和辞典を紐解いた結果、「静泰」と読みました。
静かで泰然とした様子をいうのでしょうか?
確かに、静泰、の二文字がふさわしい友人です。

書道展には、かな、大字書、篆刻、前衛書、という分け方があるようです。
近代詩文書、というコーナーには、俳句や短歌が素材になっていました。
そのなかの一つ。
全面に、墨痕の龍、と大きく書かれており、
左下には、

  初空や墨痕の龍駆け上がり

俳句の作者は、石川さん。名前は、達筆すぎて読めませんでした。
そういえば、今年は、辰年。
姪に男の子が生まれ、名前は龍之介くん。

この他、こんな句も。

  姫女苑雪崩れて山の風青し  みどり女の句

  壷に挿しきれぬ龍胆横たはる 夏風の句

自分の句が筆で書けたら素晴らしいでしょうね。





  
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