海上の森の南にある浅間神社の近くにシラタマホシクサ咲く湿地がある。毎年観察しているが、少しずつ勢力を伸ばしているようでうれしく思っている。ホシクサ科ホシクサ属の一年草で、東海丘陵要素植物(東海地方の環境ー貧栄養な土壌に適応して生き残ったり、誕生したりした)を代表する一つであり、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。
シラタマホシクサは湧水の絶えない酸性土壌にはえ、このような土地は開発されることが多く、今もある湿地はとても貴重である。
直径1cmぐらいの白い球は金平糖のようでもあり、群生している様子は大変美
しい。ネットを見ると、その美しさ故か、世界中でここ東海4県にしかないめずらしさ故か、「シラタマホシクサの育て方」という記事の多いこと。清楚で可憐とくれば、手を出したくなるのはが、人情でしょうが、育つ条件をクリアーするのは、難しい。
手軽なところでは、東山植物園にある。森林公園には大群落もある。花を愛でる
ときは花のあるところまで行ってほしい。
浅間神社近くの湿地には、ウンヌケというススキに似た絶滅危惧Ⅱ類の草や、ヒナノカンザシなど、貴重な植物が多い。この湿地の所有者をしらないが、いつまでも存続することを願い、6年目にして初めて浅間神社に参拝した。100円のお賽銭の効き目がありますよう・・・