575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

立春  遅足

2009年02月04日 | Weblog
今日は立春。暦のうえの春。

伊豆半島の修善寺に行ってきました。
梅林の梅は、もう五分咲き。
残念ながら富士山はうっすらと見える程度。
でも暖かくて、汗ばむほどでした。
本当に春が来たようでした。

一句追加です。

  立春を横目でにらむ目玉焼き

帰りの昼食を沼津の魚市場にある寿司屋さんで。
おまかせ7種の寿司のなかに、大きな玉子焼きも。








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季語を散りばめて      愚足

2009年02月04日 | Weblog
 私たちの世代、さだまさしファンは多い。
 グレープの頃の彼らの歌は他のフォークと一線を画していた。
 その情緒めんめんの歌詞を嫌う人たちもあったが、私や連れ合いは大好きでレコードアルバムを子供たちが寝付いてから二人でよく聴いたものである。
 なんといっても人の別れの哀しみを季節や日本的な風景、催事を取り込んでの歌詞に陶酔したものである。
 俳句をかじり始めた今、彼のCDを聴くたびに歌詞にちりばめられた季語の多さに驚くのである。一例をあげると「線香花火」という歌の一節は次のようである。 

きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね
きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ
くすり指から するりと逃げる
きみの線香花火を 持つ手が震える

揺らしちゃ駄目だよ いってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ 

では一句・・・露草の帯にとまりし蛍かな    ぐ
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