*165*はこうやって・・・

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*165*の日々です

老人ホーム

2006-11-03 23:49:28 | 
少し前から、母が、
「老人ホームに申し込みをしようと思う」と、言い始めていました。
父が亡くなって3年、1人暮らしを不自由ながら楽しんでいた人なのに。
今、そう思うなら、なぜ、あの時行動に移さなかったのかを、
問うても仕方の無いことですが、
老人をめぐる環境が刻々と変化する中、難しくなってから腰を上げたと思います。

子供の私たちが、先のことを考えて勧めるべきだったとも思います。
しかし、本人の希望がそれほど強くないのなら、
私たちが親の面倒を看ることを放棄するような気もして、
いえ、そう見られるのではないかと思ってかもしれませんが、
積極的な行動は取れませんでした。
書類を取り寄せたり、なんやかやと、おっくうだったのもあります。
動けない母の変わりに、役所回りで疲れていたし。

ここに来て、母がそういう気持ちになったのは、
体調のよくない日がしばらく続いたことがあったからのようです。
一過性のようにもとれますが、どっちにしろ、しばらくは待つことになるので。

今日、申し込みをしてきました。
受付をしてくださった職員の方のお話を母に伝えました。
早い話が、「なかなかですよ」という意味のことです。

母は、納得したフリをして、
ご近所の方がどれだけ自分の事を気に掛けて下さっているかを、
私に自慢げに話しました。
「私がここからいなくなったら、みんながさびしがるかも」ですって。

いつまでになるかわからないけど、
みなさんと仲良くしてね。