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Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

薬仙寺(2012年4月14日参拝)

2012-05-21 | 福原西国33か所
所在地:兵庫県神戸市兵庫区今出在家町4丁目1-14
宗派:時宗
御本尊:薬師如来
開基:(伝)行基
札所:福原三十三番観音札所 第1番


【山門】


こちらは人間でありながら人々から菩薩と崇められた行基菩薩開基のお寺です。


【本堂】






重文の薬師如来が祀られています。

本堂内は撮影禁止でした。


【萱の御所跡碑】





【薬師出現古跡湧水碑】




後醍醐天皇がこの寺で病に伏している時に、
こちらの薬水を飲んだら治癒したという。

山号の医王山は後醍醐天皇からいただいたものだそうです。




後ろの小さな社に薬師如来でしょうか、
石仏が祀られていました。


【十三重塔】



【六体地蔵】





【花山法皇歌碑】




花山法皇も度々この寺に滞在したという。

後醍醐天皇といい、このお寺は皇室と縁があるんですね。


【御朱印】



この日は私が参拝している時に清盛所縁の寺院を訪れる老夫婦が、
二組参拝されていましたが本堂は華麗にスルーされていました。

お寺に参拝される動機はいろいろありますが、
清盛に関係ある所だけ見てさっさと帰るのはいかがなものでしょう。

せめてお寺に来たからには本堂ぐらいは参ってほしいものである。

真光寺(2012年4月14日参拝)

2012-05-20 | 福原西国33か所
一遍上人生誕の寶厳寺と藤澤市にある総本山遊行寺と共に、
時宗の三大聖地の一つである真光寺へ。


所在地:兵庫県神戸市兵庫区松原通1丁目1-62
宗派:時宗
御本尊:阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩
創建:仁明天皇(833年~850年)
開基:恵萼
中興:建治2年(1276年)
中興:一遍上人
札所:福原西国三十三箇所 第33番札所、清盛七弁天


【歴史】
もともと兵庫輪田の崎島「光明福寺」にはじまり宗祖一遍上人が
念仏勧進の全国遊行の旅の途中、この地に立ち寄り正応二年(1289)、
観音堂に於いてご入寂、その後、兵庫の信者達によって荼毘に付し、
霊骨を五輪塔に納められ、お木像を御影堂に祀り御遺徳を崇めた。

その頃、二祖真教上人、伏見天皇に奏して「真光寺」の寺名を拝受し、
播州守護職赤松円心より寺領を寄進され七堂伽藍荘厳を極めた。

次いで後醍醐天皇より「西月山」の山号を勅賜され、
南朝の皇族「尊観法親王」が住持されてより更に念仏の大道場として半円した。

その後、再三の兵火に遭遇し、都度再建されたが先の大戦で空襲にあい全山焼失したが、
本堂再建を始め復興も阪神淡路大震災により御廟所、観音堂などが倒壊し、
平成10年再建復興した。


【観音堂】










観音堂の御本尊はその昔、和田岬の海底より霊光を放っていたものを、
漁師が引き上げてみると観音様の御像であったのでお祀りしたのが始まりと伝わる。


【鐘楼】



【熊野権現社】





【本堂】




昭和37年再建されたもので立派な本堂です。


【寺務所】



【無縁如来供養塔】



【一遍上人御廟所】







【一遍上人像】



【平清盛公 御膳水の井戸】





【御朱印】

済鱗寺(2012年4月14日参拝)

2012-05-19 | 福原西国33か所
済鱗寺というお寺は事前に調べて、
福原西国の札所ではあること「だけ」知っていた。

おかげで実際行ってみてビックリした。


所在地:兵庫県神戸市兵庫区兵庫町2-1-38
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:明応2年(1493)
開基:真誉林光上人
札所:福原西国三十三箇所 





どう見ても普通の家やん。

恐る恐る入ってみた。(^^;




庭にとってつけたようにお地蔵さん達が祀られているというか、
置かれていた。

見た感じ、石屋さんで近年買ってきたような感じが。。。(^^;

うーむ、
これは自宅近くにある卍地蔵尊の方が立派だし御利益あると思ったよ。






手書きの説明書きが何とも残念な感じがするのは気のせいだろうか。


とりあえず御朱印をお願いしようと普通の家のインタフォンを押してみた。

すると、どう見ても僧侶に見えないちょっと怪しげなオジさんが出てきた。(汗)

御朱印をお願いするとオジさんは折角だからお参りしてよと、
先ほどの地蔵さん達を指さす。








五輪塔地蔵や水かけ地蔵、べんきょう弁天などが祀られていました。

あれ?
御本尊様はどちらに?


【道場?】


二階建てのプレハブ小屋っぽい建物。
入り口横に道場と書かれていたが、
何の道場だろ?

これが本堂じゃないの?


【御朱印】


正直、風貌的に汚い寺で御朱印も汚しそうな気がしていたのですが、
見てみると意外と綺麗な墨書きでした。

大変失礼しました。


後でこの寺のことをもっと調べてみると、
本堂などは阪神淡路大震災で全壊。

現在はあのプレハブ小屋みたいな建物が仮本堂のようで、
あの中に御本尊が祀られているようです。

藤之寺(2012年4月14日参拝)

2012-05-19 | 福原西国33か所
恵林禅寺から歩いてすぐにあるのが藤之寺。
こちらも福原西国の札所であります。

この辺りは小さな寺院が多い所ですね。


所在地:兵庫県神戸市兵庫区兵庫町1-3-6
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:文安4年(1447年)
開基:音誉勢観上人
別称:西光寺
札所:福原西国三十三箇所 第4番札所


【歴史】
寺伝によると北風家が佐比江に神功皇后から賜った御手形を御霊として、
主神に相殿に春日明神を祀る社を建立し奉仕する社僧のいた真言宗西光院であった。
後に浄土宗の西光寺と改め北風家の菩提寺であり、
同家が白藤姓を名乗っていたことから俗に藤の寺とよばれるようになった。

明治元年(1868年)一時廃寺となるが、
明治2年(1869年)7月に再興を許されて藤之寺と改める。
昭和20年(1945年)3月の神戸大空襲で全焼、
昭和30年(1955年)本堂を再建され現在に至る。


【山門】



【本堂】



【御本尊】




本堂に入れていただき打たせていただきました。

ふくよかな表情が印象的な阿弥陀如来様でしたよ。


【魚監観音像】



【半跏思惟像】





【御朱印】

恵林禅寺(2012年4月14日参拝)

2012-05-18 | 福原西国33か所
所在地:兵庫県神戸市兵庫区兵庫町2-2-1
宗派:臨済宗南禅寺派
御本尊:十一面観世音菩薩
創建:貞和2年(1346年)
開山:錦江省文禅師
中興:梅蔭芳禅師
札所:福原西国三十三ヶ所 第28番札所、清盛七辨天


【寺歴】
梅蔭芳禅師によれば慶長15年(1610年)9月21日茨木領主・片桐市正公より
玄米1石6斗3合を寄せる文書があり、
梅蔭芳禅師は相当な活動的禅師であったことが偲ばれる。

室町初期、この地において禅宗の寺院が創立できたことは、
人家の集落も数多くあり入江に浮かぶ舟の出入りも盛んであったと思われる。

境内には弁財天の社があった。
これは兵庫津七弁天の一つ「波除の弁天」として知られ、
寺記によれば平相国清盛公が経が島築造の際に人柱を用いてようやく成就したとされ、
その後、経が島の安全のため7ヶ所に弁財天の社を建てた内の北の端に当たる。

先の大戦により全ての伽藍を焼失、昭和25年に復興がなり再興したが、
阪神淡路大震災により山門と一部の塀を残して本堂を含む全ての伽藍が全壊。

平成15年に本堂再興し落慶法要が盛大に執り行われた。


【山門】



【本堂】




本堂は残念ながら閉じられたままでした。


【運動弁天】




変わった名前の運動弁天(清盛七弁天)が祀られています。

こちらは堂内には入れず外から拝ませていただきました。

清盛七弁天とは和田神社(安全弁天)、真光寺(音楽弁天)、済鱗寺(勉強弁天)、恵林寺(運動弁天)、
兵庫厳島神社(お洒落弁天)、氷室神社(恋愛弁天)、花隈厳島神社(健康弁天)


【開山塔】





【御朱印】


昼頃お伺いした時は御住職が留守で夕方に帰ってくると聞いたので、
夕方にまた訪れて無事いただくことが出来ました。