無意識日記
宇多田光 word:i_
 



@utadahikaru: 新宿のバルト9で「ヱヴァQ」みたーーー!( ̄ ≡ ̄)



えーっ、今頃っ!?

…と、思ったが、ちょっと待て。「今日初めてEVAQをみた」と考えるのは些か無理がある。というのも、もしそうならTwitterでのあの大量の@utadahikaru宛のメンションの数々に目を通していないという事になる。といいのも、数は少ないものの、その中には確実に着実にEVAQの内容について触れる呟きも含まれていたからだ。それら総てを回避する為にはメンションを全く見ないようにするしかない。ネタバレOKの覚悟だったらわかるが、わざわざそんな事するかな。ここはやはり、試写会で一応観ていて、今回初めて(ですらなくていいけど)映画館で鑑賞した、と信じておくことにしたい。でないと、この日記だって一切目を通していない事になるじゃないかーっ! …それはまぁ、いっか。

でも、もう一つある。「桜流し」みたいな曲を書いておいて、みんなからの反応が気にならないなんてこたぁ有り得ない。そのクォリティーは誇らしくもあり、また、その冒険心・実験精神と果敢さは不安と期待の両方を齎すだろう。作者本人が#sakuranagashiタグをチェックしていないとは思えないし、であるなら映画を観ていないと彼らの感想が何を意味するのかも判然としないだろう。やはり、映画を"初めて"観たというのは不自然だ。照實さんがそれらしきツイートをした時に一緒に観たとでも考えるのが自然だろう。うむ。

では今日のツイートは一体何なのか。「誰にも気づかれなかったぜーっ、へっへー!!」とでも言いたかったのだろうか。だって場所言う必要ないもんね普段なら。それをわざわざ新宿バルト9でだなんて…Qと9をかけてるんだろうか…(※ バルトナインと読みます)。

あと、確認していないが、今はレイ(仮)か誰かのポストカード貰えるんじゃなかったっけ? 自慢したいならそれの写真をUPしそうなもんなんだが。なんだか中途半端な呟きだなやっぱ。

まぁ、「みた」と言っても今朝の事なのか昨夜の事なのかそれ以前の事なのか判然としないし、それを明らかにせず「新宿バルト9」だけ具体的なのはアンバランスなのだが、果てさてこれはどう読むべきなのかな。このままでは、最近バルト9で映画を観た人たちが「もしかしたら宇多田ヒカルとすれ違っていたかも!?」と無駄に色めき立つ結果を残すだけなんだがなぁ。

他のセンから考えてみる。「今東京に居るよ」というサインと「EVAQ」というキーワードから、つまり次作「シンEVA:||」の主題歌について早くも都内でミーティングをもった、とか。或いは初めて正式なオファーを貰ったのかもしれない。それを機に、もう一度EVAQを観て次作への構想を練ろうというタイミングだったのではなかろうか。多分に願望を盛り込んだ妄想だが、ならば色々と辻褄が合うだろう。


或いはもっとシンプルに、上映館の推移を見越して今一度ここで「みんなもう一回位EVAQ観にいってみれば?」という提案をしてくれたのかもしれない。言い方を変えればテコ入れ中押しの宣伝ツイートだ。と、言ってももしそうならカラーから頼まれたとかではなく光の自主的な呟きだろうが。なにしろ120万に迫ろうかというフォロワー数だ。宣伝破Q効果、いや待て(笑)、宣伝波及効果は抜群である。

或いは。もうこれからは映画館で私を探しても無駄だよ!という"ゲーム・オーバー"宣言なのかもしれない。光が映画館でEVAを観に行きたがっていたのはファンなら周知の事実であり、「もしかしたらHikkiに会えるかも」と期待して映画館に足を運んだ人たちも多いのではないか。(ファンてバカですねぇ(笑)) そういう人たちに「わっはっは、もう諦めたまえ!」という…なんかそれは一昔前のノリな気が。


いずれにせよ、光がツイートするとこの日記の筆致のテンションが上がる、という事だけは確実にわかった。間違いない。(笑)

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公務員の退職金問題というのがメディアを賑わせていて、その話自体には詳しくないので特に感想もないのだが、やたらに「事前に容易に予測できた筈なのに」と報じる側が繰り返すのをきいて思わず「素人か!」と愚痴ってしまった。やれやれ。

予測は、事後に出来たか出来なかったかを論じても仕方がない。実際に予測行動を取ったか取っていなかったか、予測していたかしていなかったかについてしか論じる事が出来ない。何故なら、如何に論理的な必然性のある推論と予測であっても、"実際に"その議論が存在する事に気がつくのが容易であるか否かについてはほぼ全く関係がない。実際に気がつけるかどうかが予測の難易度を測るのであって、その議論自体の難易度の話は二の次である。そういう一連の事象を指して"コロンブスの卵"と言うんだが、まぁなかなか浸透していない。その価値がわからない事に加え、エピソードとしてわかりにくいというのもあるんだがまぁそれはさておき。

今回の報道に関していえば、そんなに予測が容易であったのなら実際に退職者が出る前にこの報道規模で騒ぎ立てておけばよかったのだ。それをしなかった報道側が「なんで事前に予測できなかったの?」と皮肉られても仕方ない。まぁいずれにせよこういう話は泥仕合なのでもういいや。

大事なのは他山の石とすることか。当欄も、事後からみれば容易に予測できたであろう案件を昨年も悉く取りこぼしてきた。実際にはEVAQのテーマソングは新曲だったがBeautiful Worldの新バージョンが来るだろうと予測を立てて話を進めていたし、その新曲がDVDシングルとして発売されるであろう可能性については言及すら為されなかった。発売がDVDシングル"のみ"となった点については何をか況や、である。

また、プロフィールに近影ではなく貞本絵を使ってくるというアイデアも、毛の先程も思いつかなかった。一体何の為にこのペースで更新しているんだか。予測できる機会など幾らでもあった筈なのに議論の端緒すら掴めなかった。事後から考えれば「どうして気が付かなかったのだろう、明らかだったはずなのに」とついつい思ってしまいがちだが、それは事後に眺めているから、に過ぎない。事後に簡単な事でも事前には難しい。事後からみて容易であるという事実は、参考にはすれど捉え方を間違うとまた同じ過ちを、いやもっと酷い過ちを繰り返すだけだ。肝に銘じて今後も予測を色々立てていく事にする。

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