転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



例の如く、姑の病院に帰りに歩いていて、本屋に寄ったら、
この秋はラジオ第二のNHKカルチャーアワーが、
なかなか楽しそうなことになっていた。

新訳『カラマーゾフの兄弟』を読む 「父殺し」の深層

現代日本の読者が『カラマーゾフ』を読むことの意義とは?
物語の根底にある次男イワンによる潜在的父殺しの意味とは?
等々について、訳者の亀山先生ご本人による講義が
三ヶ月に渡って放送されるとのことで、早速テキストを買った。
先月から、どうも、天の神様が私に、
『カラマーゾフをやんなさい』
と仰っているような気がしてならない。
これは素通りするワケには行かないでしょう。
年末にはミズくんの雪組公演もあるし(殴)。

もうひとつ、心惹かれる講座があった。
漢詩をよむ 漢詩の来た道 魏晋南北朝・隋

実は、私はこの秋から、漢詩鑑賞法を勉強しに某所に通い始めた。
月に2回ほど、詩吟の先生から漢詩の読み方と内容を習う会だ。
私自身は声も出ないし、吟詠のほうの素養も全くないので、
ただ漢詩を読むだけが目的で行くことにしたのだが、
会員の皆さん、どー見ても60~70歳代と思われる方々ばかりで、
元来が、おじーちゃん・おばーちゃん好きの私としては、
何かとても居心地の良い会で、そのほうも気に入ってしまった。
アンチ・エイジングどころか、私は年配の方々の仲間になるほうが
波長が良く合って落ち着くのだと再確認した(爆)。
ジジババに育てられると将来こういう人間になるという見本だ(^^ゞ。

なんで唐突に漢詩なんだと、日頃の私を知っていて下さる方々は、
この展開にいささか呆れられたのではないかと思うが、
私にとっては、漢詩は、「いつかやりたい」ものとして、
長年、心の中にあった。
きっかけは、中学の国語で習った絶句や律詩、
それに高校の漢文で習った『史記』(「鴻門の会」「四面楚歌」)、
そして、その延長線上にあるのが、中島敦『山月記』なのだが、
……そのへんの話は、機会がありましたら、また、いずれ。

それにしても、『新訳『カラマーゾフの兄弟』を読む』と、
『漢詩をよむ』、それに『FLASH:ヘア解禁!吉野公佳全裸』、
の三冊をレジに持っていきながら、
一体私は何がしたいんでしょうかと、我ながら、思った。

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