転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



数日前のこと、突然に、郵便局職員を名乗る男性が来て、
「ご主人様の運転免許証の番号と生年月日を控えさせて下さい」
と言った。

なんでも、先日主人が、「本人限定受取」の郵便物を受け取った際に、
局側がうっかりしていて、主人の身分証明書の記録を取っておらず、
書類が未完成になっているので、改めてやって来た、という話だった。
つまり、もとはと言えば郵便局側の落ち度だった。

私は、上から下まで、その郵便局の職員さんを眺めた。
制服姿や、全体の雰囲気は、全く怪しくなかったのだが、
自称郵便局員さんが本物かどうか、確認する方法がないと思った。
万が一、ニセモノだった場合、どうするんだ。
念のため、名刺を下さい、と言ったら、
持っていない、という返答だった(--#)。

私自身は、その「本人限定郵便」の一件もノータッチで、
いつのことだか、中身が何だったかも、知らなかったので
(あとで帰宅した主人に訊いたら、某銀行の通帳だったそうだ)、
申し訳ないが、その話だけで免許証の番号を言うわけにはいかない、
と言った。

そして、かわりに、私なりの誠意を見せることにして、
私はその人の所属を聞き、こちらから郵便局に出向くと申し出た。
某集配課のどこに行けば良いか、課長さんの御名前も、教えて貰った。
主人の免許証本体でなくとも、コピーを持参すれば良いそうだ。

この男性は、本当のところ間違いなく郵便局員さんだっただろうし、
私は別に、暇つぶしでこの人を困らせようと考えたのではなかった。
ただ今時だから「郵便局のほうから来ました」は全然信用できないし、
こちらの、免許証の番号や生年月日などの個人情報を、
玄関先で言われた程度で軽々しく漏らしたくなかったのだ。

そもそも、どこの金融機関だって、日頃、何かというと、
病的なほど「本人様確認」「ご本人様直筆」等に固執するではないか。
先日だって、私は主人名義の振込も引出も、自由にはさせて貰えなかった。
だのに、自分たちの身分証明は「口頭」で済ませてOKと考えるなんて、
それは、あんまりなのではないだろうか。
局内や窓口にいればこそ、彼らのステイタスは保証されるのであって、
一旦、単独で街へ出たら、身分を証明する手段を持たない限り、
コスプレおやじと区別できないと言われても、仕方がないと思う。

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