学校給食

2001年07月07日 | ラジオ

5時で仕事を終え、車に乗る。
カーラジオをつけると
「土曜ほっと」というNHKの番組で、
学校給食の話をしていた。
はじめパンの給食から米飯にかわり、
ご飯も、牛乳で炊いたり、
オレンジジュースで炊いたものがあった、
なんてことを話していた。
リスナーからのFAX、Eメールでは、
鯨の竜田揚がおいしかったなど、
思い出がたくさん送られてきた。

都会のひとはいいなァ、
というのが私の感想です。
私の育った茨城の片田舎では、
完全給食はなかった。
週に何回か(毎日だったかな?)、
当番で母親たちが学校に行き、
けんちん汁とかカレー汁などを作ったものが、
給食として出た。
材料の野菜などは、児童が持っていくのです。
私の弁当のおかずは最悪だった。
ほとんどが卵焼きだけだった。
あるときなんか、
海苔の佃煮の瓶を机の中に入れておいて、
弁当は、麦混じりのご飯だけだった。
昼になると、海苔の佃煮だけで食べる。
給食がありがたかった。

しかたないんです。
家は貧しかったし、
母は朝やること多くて、
(その頃家族が9人もいたのです。
 祖父母、両親、子ども5人)
弁当のおかずに手をかけてられなかった。
なにしろ、ご飯炊くのも料理作るのも、
かまどで木を燃やしてやるのです。
洗濯は、たらいで洗う。
朝早く起きて、そういうことやって、
父と一緒に百姓に行っていた。
それをしていた母を今想うと、
胸が熱くなります。

学校で、昼食の時間が一番イヤだった。
私は4年まで分校で、
5、6年は自転車で30分ぐらいかかる
本校まで行った。
本校での給食は、
脱脂粉乳の牛乳1本だった。
寒い冬、脱脂粉乳と冷たい弁当はね…。

しかし、分校のとき食べた
けんちん汁とカレー汁がおいしかったな。

コメント
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