九想話

ブログ以前から書き始めて、20年目になります。



あと1ヶ月

2012年11月30日 | Weblog

今年もついにあと1ヶ月となりました。
なんで毎年こうなんだろう。
何もしないうちに今年も残り少なくなってしまった。
誰がわるいんだ。
ハイ、わたしです。

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11月の九想話

11/3   鳥
11/4   神田川                      そのひとに会ったときから冬に入る
11/5   中軽井沢商店街
11/7   池袋浅草上野有楽町
11/8   肴や閉店
11/9   終の信託
11/10  ヘブンアーティスト HiRo
11/11  いも
11/12  りんご湯                     どこまでも逃げていかない冬の空
11/14  明日は雪?
11/15  雪が降る
11/16  衆院解散
11/16  久しぶりにウニャ・ラモス
11/20  ピーター・ヤーロウ
11/21  還暦半年
11/23  河島英五
11/26  さきにゆく
11/27  小説とは?
11/29  白い犬とブランコ
11/30  あと1ヶ月

 

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白い犬とブランコ

2012年11月29日 | Weblog

莫言自選短編集「白い犬とブランコ」(著…莫言、訳…吉田富夫 NHK出版)を読んだ。
先日、御代田の図書館に行ったときにあったので借りてきた。
ノーベル文学賞をとった人の小説を読んでみたかった。
この小説は、映画「故郷の香り」の原作なんですね。
いつかこの映画も観てみたいです。

学院(カレッジ)の教師をしているぼくが10年ぶりに故郷に帰る。
両親はほかの省の兄のところに移って故郷にはいない。
石橋の下でぼくが澄んだ川の水で顔を洗っていると、白い犬がうなだれて通りかかった。
橋のたもとに上がったぼくは、コーリャン葉を背に躰を曲げて歩いてくる人間に会う。
10数年前に、ぼくがブランコでの失敗で障害者にしてしまった暖(ヌワン)という女性だった。
白い犬は、暖のむかしから飼っていた犬です。
ぼくが19歳、暖が17歳で宣伝隊の中核だった。
ある晩、ぼくが暖を「ブランコが空いたよ」と誘った。
> 踏み板に立ったぼくが、両足できみと犬を挟みつけ、少しづつ力を入れると、
> ブランコは次第に慣性を生じた。
天まで漕いだブランコの縄が切れ、暖は右目を失明してしまう。
その後、暖は聾唖の男、唖巴(ヤーバ)と結婚して、子どもを3人産んだ。

最後まで書きたいのですがやめます。
これから読む人に申し訳ないですから、辛い話ですが、いい小説でした。

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小説とは?

2012年11月27日 | Weblog

昨日(11/26)、女房が東京に帰ってから、文藝春秋9月号に掲載されていた
芥川賞受賞作「冥土めぐり」を読んだ。
芥川賞受賞作を読むたびに、次は読むのをやめようといつも思っていたのに。
11月14日に御代田図書館で借りていて何度か読み始めたけど、先に進めず放り投げていた。
わたしの感性の貧しさなのでしょうか、なんとしても先を読むことができなかった。
今日も、読み始めたけど読み続けることが辛かった。
7時過ぎに夕飯の支度をしたので中断。
女房が作っておいてくれたものを温めた。
食事をしながら「鶴瓶の家族に乾杯」を観た。
女優の杏という女性は素晴らしいなと思った。
そんなことはどうでもいいですね。
9時からまた読み始めたが、しかし、寝てしまった。
東京に帰った女房からの電話で起きる。
「優雅な軽井沢生活が終わり、明日からはまた仕事だ~」
と女房が嘆く。
「ハイハイ。明るい未来を夢見てがんばりましょう!!」
などとわたしはあしらうしかない。

わたしは、この「冥土めぐり」という小説のよさがわからない。
こんなものを読みたいと思わない。
わたしに必要な小説とはこういうものとはちがう。
しかし、この小説を書いた人がいる。
110枚の原稿を10回ほど書き直した作者がいる。
こんなものは読みたくないというわたしと、
10回ほど書き直した作者の熱い思いの差はなんだろう?
主人公の女性も、結婚した男も、母親も弟も魅力ない人間だ。
感情移入できる人間がいない。
わたしは小説を読む力のない人間なんだろうか?
小説を書く人間ではないのだろう。
芥川賞選考委員の村上龍だけが、
「受賞作の『冥土めぐり』については、わたしだけが「ノー」だったが、
 テイストとモチーフに対する違和感があっただけである。」
と選評で書いていた。

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さきにゆく

2012年11月26日 | Weblog

「うまいな。えみさんの作ったのいつまでも食べたいよ」
夕飯を食べながらわたしがいう。
「ひさしくん残してさきに死ねないね」
「あぁ…、お願いしますよ」

女房が先週の木曜日に仕事を終えてからやって来た。
中軽井沢に夜10時頃に着く高速バスだ。
わたしは、仕事をすませて11時頃に家に着く。
家に帰ると風呂が沸いていて、あり合わせのもので作ったものがあった。
次の日わたしは仕事が休みだった。
天気が悪かったので遠出はしないで軽井沢のアウトレットに行き、佐久で買い物をした。
3連休の初日だったのでアウトレットはものすごい人出だった。
女房は、スニーカーの底が磨り減ったので買いたいと探したが買わなかった。
女房が気に入ったラガーシャツがあったのでわたしに買ってくれた。
土曜日曜わたしは仕事で、家に帰るとメシができていて風呂にすぐ入れた。
息子たちが小さかった頃、所沢でこんな暮らしをしていた。
貧しかったが、仕合わせだった。
今日、彼女は東京に帰る。

今日の「増殖する俳句歳時記」は、

  葱提げて急くことのなく急きゐたり  山尾玉藻

という句を、清水哲男さんが紹介している。
解説文を読んでいて、やるせない気持ちになった。

> この句からだけではこれくらいのことしか読めないが、実は作者の夫君(俳人・岡本高明氏)が
> この夏に亡くなったことを知っている読者には、この苦笑を単なる苦笑の域にとどまらせては
> おけない気持ちになる。苦笑の奥に、喪失感から来る悲哀の情が濃く浮き上がってくる。
(いい文章ですね。こんな文をわたしも書けるようになりたいです)

  とろろ汁すすり泪すことのあり     岡本高明
  葱雑炊なんぞに涙することも     山尾玉藻

夫婦でこんな句を詠んでいるなんて…。

わたしはぜったい女房よりさきにあっちに行きます。



食材はいただいたものが多いです。
長野の野菜はおいしいです。
女房は料理に金をかけません。
いや、かけられないのです。

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河島英五

2012年11月23日 | Weblog

河島英五:時代おくれ



九想話を長く読んでいてくれる翔空さんのコメントで河島英五のこの歌を思い出した。
阿久悠の詞が好きです。
「時代おくれ」← ここをクリックすると歌詞があります。
この詞を読むと阿久悠の気持ちがつたわってきます。
作曲した森田公一は、今どうしているのだろう?
森田公一も大好きでした。

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還暦半年

2012年11月21日 | Weblog

昨日11月20日で、60歳になって6ヶ月たった。
今日水曜日はわたしの休日でした。
いつものことでトンボの湯に行った。
平日の午前中は入浴客が少なくて、内風呂にも露天風呂にも1人というときがあった。
こういうのがいいですね。
わたしは、わたしの気に入った場所でのんびり温泉に入っていられる。

  どこまでも逃げていかない冬の空

湯船につかって大きな窓の外を眺めていたらこんなのが浮かんできた。
もうまわりの木々の葉っぱはすっかり落ちてしまった。
真っ青な空の下は冬景色です。

わたしは還暦になって人間が小さくなったような気がする。
深く反省しています。
高校3年の春に恋をした。
晩秋にその恋を失った。
わたしを好きだといってくれた女の子が、わたしではない男を好きになった。
その冬、わたしは苦しみました。
苦しんだ末に出した結論は、「すべての人を許そう」ということでした。
これから自分が生きていく目標は、「すべての人を許せる大きな人間になろう」と考えた。
なのに、60歳になってすっかりこの目標を忘れていた。



夕方、ウォーキングに行く。
浅間山のいただきには雪がある。

 

階段を降りて道路に出ると向かいの家の犬がわたしを見つめる。
夜中など鳴いているとうるさいが、こうして相対してみるとかわいい。
思わずわたしは「行ってきます」と犬にいいました。

歩いていて寒かった。
建設中のヤマダ電機の近くにあった道路の温度計は3℃だった。
東京では真冬の温度です。

それにしてもわたしは何やってんだろう。
60歳なのに…。
成長していない。

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ピーター・ヤーロウ

2012年11月20日 | Weblog

大沢悠里のゆうゆうワイド(TBSラジオ)のゲストに、
ピーター・ポール&マリーのピーター・ヤーロウが出た。
「パフ」「風に吹かれて」を歌った。
もう70歳を過ぎているんですね。
ギターも歌声も素敵だった。
番組の中、CDでいろんな歌が流れた。
わたしは一緒に歌った。
といってもいいかげんな英語です。
わたしは、高校3年のときにフォークバンドを作り、
PP&Mのコピーなんかして「500マイルも離れて」を文化祭で歌ったことがありました。

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久しぶりにウニャ・ラモス

2012年11月16日 | Weblog

Eve, by U�・a Ramos



政治のことを考えたらユウウツになりました。
気分をかえたくてYouTubeを探した。
今夜はこれを聴いて下さい。

ウニャ・ラモスが年取りました。
でも、おれはこの人のケーナを吹くときの指づかいが好きだ。
左手の指を中指までしか使わない。
この指づかいが美しいと思う。
隣の若い人は薬指までを使っている。
現在、ケーナを吹くほとんどの人がこの指づかいです。
おれは、ウニャ・ラモスと同じ指づかいだ。
なにしろこの人に憧れてケーナを吹き始めたのです。
アントニオ・パントーハもこれです。
ウニャ・ラモスは、一番下の穴を押さえるときは、左手の薬指まで使う。
おれはこれができないので、一番下の穴を押さえるときは右手の小指を使う。

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衆院解散

2012年11月16日 | Weblog

衆院解散、首相「近いうち」約束から100日後(読売新聞) - goo ニュース

午後11時前、仕事を終えて佐久から帰ってくる車の中で、各党首やグループの代表の言葉をNHKラジオで聴く。
いや~、みなさん、すきかってなことおっしゃってます。
おれの心の中では「なにいってやんでぃー」てな気持ちです。
だれも、どのおかたも、しんじられねぇ。
おれは、棄権はしたくない。
しかし、投票したい党、人がいない。
こまった。

これからの日本、どうなるんだろう?

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雪が降る

2012年11月15日 | Weblog

午後10時半、佐久の職場を出たときはまだ雨だった。
西友で買い物をして、御代田の坂を登り、軽井沢に入った追分あたりで雪になった。
「あ…、こんなもんが降る季節になっちまった」
おれは心の中でなげいた。

家に帰っていつものように女房にメールをうった。
> 家に着いた。
> 雪が降っている。
着替えているとケータイが鳴った。
女房からだった。
「お帰りなさい」
「ただいま」
「雪降ってんの」
「まいるよ。まだ11月だよ。今日の最低温度がマイナス3度だって」
「寒いね~」
「所沢じゃ、真冬だってこんなにならないよ」
「そうだね」
「息子たちが小さい頃、寒いとプンプン怒っていたよな。おれも、あのときのUとKの気持ちだよ。プンプン」
「ストーブ、ケチらないでどんどんつけてね。おやすみ」
「あ…、おやすみ」

こんなふうにして九想庵は冬に入ってゆきます。

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