逃げたらあかん

2001年07月05日 | テレビ

今夜の「にんげんドキュメント」(NHK9時15分)は、
60歳の新人プロゴルファー古市忠夫さんを紹介していた。
6年前の阪神淡路地震で写真店を焼き、
そのときたまたま車に積んでいたゴルフクラブが残っていて、
それからプロゴルファーを目指した。
写真店を再開しようにも、
まわりの状況はそれどころではなく、
借金してまでやることはないと判断した。
それは分かるが、
それではなぜプロゴルファーなんだ。
やっぱり自信があったのでしょうね。
「気持ちさえ前向きにしてれば、絶対なれる」
と奥さんにうちあけると、
「あんた、何考えとん」
と奥さんはいったそうだ。
これまで、60歳以上でプロテストに合格したのは、
1人しかいない。
競争率40倍。
古市さんは、一昨年1次予選にも通らなかった。
それでも、
「逃げない。悔いのないように生きたい」
と考え、やり続け去年の9月に合格した。
一緒にテストを受けたのは、20代の若者ばかり。

古市さんは、自治会長をやっていて、
日曜日にはお年寄りを公民館に集めてお茶を飲み、
みんなで話せる場をつくっている。

今年の2月、
新人プロトーナメントで3位になり、
賞金25万円を獲得。
しかし、自宅を建て替えた2500万円のローンの
足しにもならない。
練習は、ゴルフ場で素人を教えるあいまや終わったあと、
家の前での素振り、海岸に出てバンカーの練習と、
お金を使わないでしている。

消防団の副団長もしていて、
その活動も先頭になってやっている。

関西地区の60歳以上のプロ59人が出る、
関西プログランドシニア大会に出るには、
交通費、宿泊代は自分持ちだ。
結果はよくなく(タシカ)7位(あ…、メモしてない)
賞金は45000円だった。
8月に、シニアトーナメントがある。
賞金は、6000万円。
古市さんは現在これに向け練習している。
私は応援する。
といっても、私ゴルフのことまったく知りません。

こういうひとを知ると、
私もやらなけりゃな、と思う。
私だって、夢はまだ捨ててない。

コメント
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