ファインセラミックスの、話を続けます。
8) 主なファインセラミックス原料
① チタン酸バリウム: 誘電性を持ち、機械的、電気的、熱的な特性から、電気機械変換器、
コンデンサとして、広く用いられています。
又、ヒータ材料としても用いられ、 高温超伝導セラミックスの、原料です。
② 窒化ホウ素: 炭素とよく似た、グラファイト構造と、ダイヤモンド構造をとります。
③ フェライト: 磁性を持ち、変圧器の芯として用いられます。永久磁石の材料。
④ チタン酸ジルコン酸鉛(PZT): 高い圧電性をもち、センサ、アクチュエータ材料として、
用いられています。
⑤ 炭化ケイ素 : 代表的な耐火材で、高温下でも、高強度を保持する、炭化ケイ素セラミックスです。
⑥ 窒化ケイ素 : 高い靱性をもち、構造材、研磨剤として用いられます。
耐熱衝撃性にも、優れた窒化ケイ素セラミックス等があります。
⑦ ステアタイト (MgOSiO2): 代表的な絶縁材料
⑧ 酸化亜鉛 : 半導体であり、バリスタの材料として用いられる。
⑨ ジルコニア : 高い靱性を持ち、「セラミックナイフ」や「はさみな」どに、使われています。
又、高温で固体電解質となり、燃料電池や、酸素センサの、材料としても、用いられます。
・ 近年、金属に変わる、差し歯や、ブリッジ等の、歯科治療材料としても、着目され、需要が
増えています。
⑩ 酸化マグネシウム: 酸化物の中で、最も融点(3098K)が高く、耐熱性、熱伝導性に、優れて
いるため、過酷な条件下での、耐火物として、使用されています。
・ ファインセラミックスの材料は、日新月歩 で、開発が進められて、その用途も、拡大しています。
・ 従来以上の特性を有する、新たな材料が作り出され、ファインセラミックスの世界は、益々、
発展していくと、思われます。
9) セラミック包丁
最後に、セラミック包丁について、お話します。
① セラミック包丁の、切れ味は、非常に鋭いです。
② 金属の包丁と違い、臭いが非常に付きにくいので、魚やネギなど、臭いの強い物も、
さっと洗っただけで、簡単に臭いが取れます。
③ セラミックは、陶磁器の様な、焼き物なので、非常に「モロい」です。
冷凍してある、硬い物を切る場合などは、特に注意が必要です。
又、ちょっと落としただけで、簡単に刃の部分が、大きく欠けてしまいます。
④ 普通の、金属包丁用の砥石では、まったく研げません。
それ故、少しでも刃が欠けた時点で、陶器と同じく、ゴミになってしまいます。
・ 最近では、セラミック包丁対応の、ダイヤ入りの研ぎ機などが、市販されています。
(但し、金属の包丁ほど、頻繁に研がなくても、切れ味は落ちません。)
⑤ 価格もそれなりに、高価ですが、上記の長所、短所を、理解した上で、使用されるので、あれば
非常に便利な包丁だと思います。
以上で、「ファインセラミックスの話」を、終わります。
次回からは、別のテーマで、話したいと思います。
8) 主なファインセラミックス原料
① チタン酸バリウム: 誘電性を持ち、機械的、電気的、熱的な特性から、電気機械変換器、
コンデンサとして、広く用いられています。
又、ヒータ材料としても用いられ、 高温超伝導セラミックスの、原料です。
② 窒化ホウ素: 炭素とよく似た、グラファイト構造と、ダイヤモンド構造をとります。
③ フェライト: 磁性を持ち、変圧器の芯として用いられます。永久磁石の材料。
④ チタン酸ジルコン酸鉛(PZT): 高い圧電性をもち、センサ、アクチュエータ材料として、
用いられています。
⑤ 炭化ケイ素 : 代表的な耐火材で、高温下でも、高強度を保持する、炭化ケイ素セラミックスです。
⑥ 窒化ケイ素 : 高い靱性をもち、構造材、研磨剤として用いられます。
耐熱衝撃性にも、優れた窒化ケイ素セラミックス等があります。
⑦ ステアタイト (MgOSiO2): 代表的な絶縁材料
⑧ 酸化亜鉛 : 半導体であり、バリスタの材料として用いられる。
⑨ ジルコニア : 高い靱性を持ち、「セラミックナイフ」や「はさみな」どに、使われています。
又、高温で固体電解質となり、燃料電池や、酸素センサの、材料としても、用いられます。
・ 近年、金属に変わる、差し歯や、ブリッジ等の、歯科治療材料としても、着目され、需要が
増えています。
⑩ 酸化マグネシウム: 酸化物の中で、最も融点(3098K)が高く、耐熱性、熱伝導性に、優れて
いるため、過酷な条件下での、耐火物として、使用されています。
・ ファインセラミックスの材料は、日新月歩 で、開発が進められて、その用途も、拡大しています。
・ 従来以上の特性を有する、新たな材料が作り出され、ファインセラミックスの世界は、益々、
発展していくと、思われます。
9) セラミック包丁
最後に、セラミック包丁について、お話します。
① セラミック包丁の、切れ味は、非常に鋭いです。
② 金属の包丁と違い、臭いが非常に付きにくいので、魚やネギなど、臭いの強い物も、
さっと洗っただけで、簡単に臭いが取れます。
③ セラミックは、陶磁器の様な、焼き物なので、非常に「モロい」です。
冷凍してある、硬い物を切る場合などは、特に注意が必要です。
又、ちょっと落としただけで、簡単に刃の部分が、大きく欠けてしまいます。
④ 普通の、金属包丁用の砥石では、まったく研げません。
それ故、少しでも刃が欠けた時点で、陶器と同じく、ゴミになってしまいます。
・ 最近では、セラミック包丁対応の、ダイヤ入りの研ぎ機などが、市販されています。
(但し、金属の包丁ほど、頻繁に研がなくても、切れ味は落ちません。)
⑤ 価格もそれなりに、高価ですが、上記の長所、短所を、理解した上で、使用されるので、あれば
非常に便利な包丁だと思います。
以上で、「ファインセラミックスの話」を、終わります。
次回からは、別のテーマで、話したいと思います。