団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

よく例に出されるのが、「オレを誰だと思ってるんだ」というセリフだろう。

2024-04-30 01:54:19 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「自尊心」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。

 「一寸の虫にも5分の魂」ということわざがある。

 体の大きさの半分も魂(誇り=自尊心)だというのだから、並大抵のことではない。

 虫でさえこうなのだから、人間だったらその大きさは、あだやおろそかには扱えないほどだ。

 一方、「うぬぼれと瘡気(かさけ)(皮膚病)のない者はない」ということわざもある。

 人は例外なく多少なりともうぬぼれの気持ちを持っている。

 表に出さずとも「オレ様」の意識は誰にでもあるのだ。

 ただ、自尊心とうぬぼれとが際限なく拡大すると、非常に厄介なことになる。

 よく例に出されるのが、「オレを誰だと思ってるんだ」というセリフだろう。

 「あなたが何者であるのか知らないし、しろうとも思わぬ」と返されたら、どう対応するのだろう。

 おじさんが若い時、実際に経験したことがある。

 業界では一目置かれていると常に自慢している知人が、少し雑な扱いをした店の従業員に本当にこのセリフを吐いたのだ。

 「オレを誰だと思ってるんだ!」と。

 うわー、と若きおじさんは首をすくめて恥ずかしさで顔を赤くしていた。が、その従業員は驚いた顔をして、「どなたですか?」と尋ねたのだった。

 以上です。

 私も西新宿の喫茶店でアルバイトしていた時、店に来るなり「オレは国会議員だ!」と偉そうに入って来たお客さんがいました。

 地方の国会議員なのか、私は全く知らない国会議員でした。苦笑

 また参議院議員の市川房枝さんが、コーヒーを飲みに来られたことがありました。
 先ほどの国会議員と違って、狭い二人席に秘書と思われる女性と静かにコーヒーを飲まれました。

 私でもよく知っている高名な方なのに、少しも偉ぶった態度を取られませんでした。

 先程書いた国会議員と大違いでした。

 人間の格が違うんでしょうね。


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2 コメント

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こんにちは! (hide-san)
2024-04-30 17:34:27
>「オレを誰だと思ってるんだ」

誰にも知ってもらえない人の発する言葉でしょうね。

よく知られている人は、言いませんね。
まさにその通りだと思います。笑い (masamikeitas)
2024-05-01 00:57:55
hide-sanさん、こんばんは。

>「オレを誰だと思ってるんだ」
誰にも知ってもらえない人の発する言葉でしょうね。
よく知られている人は、言いませんね。

まさにその通りだと思います。笑い

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