中日新聞の「くらしの作文」に「料理を作るか、食器を洗うか」というタイトルで、66歳の女性が投稿されていました。
私たちは共働きだったので、結婚する時に家事のルールを決めた。
その一つが「早く帰った者が料理を作り、作らなかった者が食器を洗う」というルールだ。
中学校勤務が長かった夫は、夜遅くの帰宅が多かった。
私は食事を用意し、子どもと食事をした。
夫は1人で食べて家族の分の食器を洗っていた。
退職と同時に夫は宣言した。
「これからは、自分が料理を作る」と。
私は食器洗い担当となった。
夫はスーパーでの買い出しを担当し、携帯の料理アプリを見ながら食事を作り出した。
食に関心のある夫は、そば道場でそば打ちに入れ込み、初段を取った。
続いてパン教室に通い、パンやスイーツ作りに励んだ。
研究熱心な夫は、料理と菓子作りの腕をますます上げた。
ケーキや和菓子を知人にふるまうと「なんと女子力が高いこと!」と言われたそうだ。
いや、女子力ではない。
生活力だ。
生きることを楽しむ力だ。
スイスに住む息子は今、8週間の育休中だ。
料理の作り方がわからないと、私ではなく父親に聞いてくる。
だから、私が親の介護で県外の実家に帰省した時も、全く心配はしなかった。
だが、戻ると「食事は自分のために作ってもつまらない」と言った。
食べる人が必要なのだ。
だから、私は今、毎日おいしく食べることに専念している。
以上です。
>中学校勤務が長かった夫は、夜遅くの帰宅が多かった。
私は食事を用意し、子どもと食事をした。
夫は1人で食べて家族の分の食器を洗っていた。
共働きって大変だ。
結婚したのにひとりで食事をして、家族の分の食器を洗うんだ。
私はかみさんが当時専業主婦だったので、かみさんが食事を作り、私が食べるのを見守ってくれました。
家庭を持ったなあと実感しました。
独身の時は実家に帰ると、両親はすでに寝ており私はひとりで食事をしてました。
味気のない生活を送っていました。
投稿者のご主人、退職されると料理を作る側にまわり、美味しい料理や美味しいお菓子作りに励んで、メキメキ腕を上げられたようですね。
うちのかみさんは、こんなご主人と結婚したかっただろうな。
「あなた作る人、私食べる人」が、理想のようですから。笑い
私には、とても真似出来ません。
若いふたり 北原謙二 1975思い出のメロディー