中日新聞の「中日春秋」2023.2.25日付に下記の記事が載っていました。
2023年2月25日
英語の「スティグマ」は「烙印(らくいん)」の意。
だれが貧しいのか露呈しないようにするスティグマ回避の鉄則を日本の学校給食は維持してきたと『給食の歴史』(藤原辰史著、岩波新書)は書いている
百年を超す歴史があるという学校給食。
当初は貧しい家の子向けとされたが、対象となる子の心は傷つく。
明治生まれの栄養学の父・佐伯矩(さいきただす)は給食は全校児童向けにすべきだと国に意見した
弟子の原徹一は故郷の岐阜・東濃の川上村の学校で実践。
大正期、栄養を考えたみそ汁の全児童への無償提供を始めた。
分断回避の食としても定着した給食をめぐって、対立が生じている。
岡山県備前市が、導入済みの給食費無償化を新年度から世帯全員がマイナンバーカードを取得した場合に限る方針を示し、反発を招いた。
貧しい家庭の子はカードなしでも援助されるが、そもそもカード取得は任意。便利であっても国への不信から持ちたくない人もいる
市側はカード普及が狙いと言うが、これに躍起なのはむしろ国の方。
市町村ごとの普及率を自治体の財源となる地方交付税算定に反映させるらしい。
現行の健康保険証も来年秋に廃止しマイナンバーカードと一体化させるが、カードを持たぬ人の窓口負担は高くなると伝えられる
不服従の人という烙印を押すかのごとく、持たぬ人を追い込んではいないか。何ともいい気持ちがしない。
以上です。
なぜに政府(権力者)は、何が何でもマイナンバーカードの普及を図ろうとするのでしょうか。
市町村を脅かしてまでマイナンバーカードの普及を図る真意が分かりません。
マイナンバーカードを健康保険証に変え、マイナンバーカードを持たぬ人の窓口負担を高くする。
政府の言うことを聞かぬ輩は許さないという強引さ。
岸田首相はとんでもない首相のように思えてしまう。
首相に就任の際「私は聞く耳を持っている」と言われたのは、財務省や総務省・厚生労働省・防衛省の高級官僚達に対しての話か。
国民は、虫ケラか。
増税ばかりするのではなく、国民の為に財務省のポチと言われないような政策をとって欲しいです。
九重佑三子★ウエディングドレス