No.020 「シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ」

監督 アンソニー・ルッソ＆ジョー・ルッソ
主演 クリス・エヴァンス
ロバート・ダウニー・Ｊｒ



今や「アベンジャーズ」からのスピンオフ…という表現が合ってるようになってきたマーベルコミックシリーズの最新作
キャプテンアメリカが主人公の作品だが、アイアンマンも主役ばりに出てきて、しかもブラックウィドーやホークアイなども出てくるからいわば準アベンジャーズな映画

しかも今回はキャプテンアメリカとアイアンマンが国連の指揮下に入るかどうかで対立し、仲間割れのようになってしまう新展開になり、なかなか工夫されたストーリーで面白いです
目がチカチカするくらいのキャプテンアメリカとアイアンマンの対決は年寄りには辛い？ほどの迫力バトル！
日本語吹き替えで見たから画面に集中してる分ど迫力バトルを堪能できます
ヒーロー活躍の裏に犠牲者が居ると言う「バットマンvsスーパーマン」でも語られたテーマが出てきます
現実的な話だけども日本の仮面ライダーシリーズやウルトラマンもそんな風なテーマがそのうち出るのかな？

そして今回はスパイダーマンとアントマンが参加！
アベンジャーズは揉めながらもますます拡大して行くのであります



★★★★ 2016.5.10(火) MOVlX堺 シアター5 18:35 K-21

映画100選 076 「E.T.」

スティーブン・スピルバーグ監督の代表作で、長らく日本でも興行成績第1位を誇っていた作品
少年とETと言う宇宙人との交流を描いたファンタジー映画のある種のパターンを築いた作品でもありますね
永らくソフト化されなかったのでスピルバーグ監督の中でも大事にしている作品なんでしょうね

改めて見るとストーリー展開やカメラワークなどはさすがスピルバーグ監督らしい雰囲気を持っていて、現在と作風は基本的に変わらないのが良くわかります
ファミリーで楽しめるファンタジー映画ではあるが、時折インサートされるETを執拗に追う鍵束を付けた男の下半身は子供目線のアングルで、子供心に不安感を与える演出のように見えて、スピルバーグ監督のダークな面がファミリーファンタジー映画の中にも感じられる

それでもETを乗せた車を奪うシーンからラストまでETを守るために大人と戦う少年たちが描かれ、道路を封鎖し武装して待ち構える大人たちを間一髪に自転車が空を飛んでかわす有名なシーンの高揚感はジョン・ウィリアムスの名スコアとともにいくつになっても味わえる名場面ですね

ラストの別れのシーンでもウルウル出来る大人はいつまでも子供の心をどこかに持ってる人ではないでしょうか

子役時代のドリュー・バルモアの存在が、この作品の公開から長い年月が経つのを感じさせる（笑）

映画100選 075 「エルム街の悪夢」

80年代のレンタルビデオ店はツタヤやゲオのような大手が経営する店はまだ無くて、個人経営の小店が大半でした
よって輸入ビデオに字幕を打ち込んだ違法ビデオ…いわゆる海賊版がレンタル店に流れ込んだりした時期もありました
そんな画質の悪い海賊版ビデオで
見たのがこの作品
まだ日本では公開もされてなかっただけに、面白いのがどうか半信半疑でレンタルしたのだが見たら、まーこんな面白い設定の映画がまだ未公開何て！と絶句したもんです

夢の中で襲いかかる殺人鬼てのが斬新で、特に夢の中で殺された人が血まみれで床から壁、天井へとのたうち回りながら死ぬシーンは壮絶！
(後にホラーコメディ見たいなシリーズになるとはこのシーンからは想像出来ない（笑）)
シリーズ化されますが、シリーズが進むにつれ作品としてのレベルは残念ながら落ちて行くのは、この手のジャンルの常で驚きはしないが、フレディを演じたロバート・イングランド的には大出世シリーズとなった事でしょう

殺人鬼フレディ・クルーガーのキャラはこの1作目から確立されますが、シリーズ重ねる毎にどこと無く怖さより愛嬌さえ感じでしまいます
でもこの第１作はまだ非情な凶悪殺人鬼なキャラでまだシリアスですね
「フレディvsジェイソン」と言った13金との夢のコラボのようなスピンオフまで製作されたほど作品よりキャラが先に立つシリーズだが、この1作目はフレディのキャラだけでなくストーリーも面白く作られた、ウェイス・クレイブン監督を一躍マスターオブホラーにのし上げたホラー映画に残る作品だと思います

個人的には1作目と次作の「エルム街の悪夢2 フレディの復讐」「エルム街の悪夢3 惨劇の館」まではまだ観れるかなー

映画100選 074 「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」

一時期に一世を風靡した女優さんジョイ・ウォン主演の香港映画
心優しき旅の青年と女幽霊との悲恋を描いたラブストーリー
レスリー・チャンとジョイ・ウォンとの美男美女のコンビが悲しき切ないドラマに彩りを添えるんですが、この作品の見所は当時の香港映画にしては最新のSFXを使った特撮によるアクションシーン
妖怪とウー・マー扮する妖怪退治の道士との対決は空は飛ぶわ、光線は乱舞するわの大バトル
切ないドラマの雰囲気がなかなか好きなんですが、このいかにも80年代の香港映画を思わすハリウッドかぶれの特撮(当時はSFXと呼んでましたな)は珍妙に映ります（笑）
でもハリウッドに追いつけ追い越せの意気込みは感じられますけどね

だがこの作品最大の見所はジョイ・ウォンの美しさなのであります
冒頭のシーンでの古い寺の扉の向こうに長い髪をなびかせた彼女の姿のミステリアスな美しさは、こんな幽霊なら出会いたいと思わせてくれます
妖しげで艶やかな美しさでまさに私を一時期にジョイ・ウォンの虜にしてくれた１本

しかし最近はどうしてんなかなー？
今となってはあの人は今？的な存在になりました

映画100選 073 「ポセイドンアドベンチャー」

この作品を知ったのは自宅にこの作品のサントラEPレコードがあったのがキッカケでした
兄が所有してたレコードだがさぞかしスリリングな曲かと思いきや
ジャケットとはうらはらなモーリン・マグガバンと言う女性シンガーによるバラードソングに子供心にガックリだった記憶があります

映画自体はテレビ洋画劇場で見たんですか、ワクワクして見たのを覚えてます
大津波で豪華客船が転覆してしまい、生き残った人たちの脱出劇を人間ドラマを絡めて描く70年代パニック映画の元祖でもあり王道的な作品

転覆して船内の天地が逆さまになったビジュアルが凄いです
天井からテーブルやツリーがぶら下がってたりして、船底に向かう事が外に出れると言う天地逆転の世界が面白いです(韓国で同様の事故が昨今ありましたので面白いと言う表現は気をつかいますがね)

そこに留まるべきか？または移動すべきか？
それによって人々の運命が決まってしまう生存を賭けた人間ドラマも見応えあって、何度か映画化されてるがやはりこの1972年版が一番ですね

この作品はテレビ洋画劇場か、もしくはビデオ&DVDしか見た事ないんですが今年の午前10時の映画祭のライナップに入ってるので、劇場で出来れば見に行きたいです