ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸困難でなければ先ず長く吐く呼吸をやってみる

2016-01-11 03:36:48 | 逆腹式呼吸

 私は大学の級友の呼びかけがなければ、長く吐く呼吸も座禅も一生涯、行うこともなかったと思っています。 泊まりがけで行ったクラス会の会話の中で、千葉に住む級友が、今度、多摩センターで静功の会が開かれるので参加するんだ、という話でした。

丁度その頃、心臓に違和感があり、知り合いの看護士の方にどこの病院で診てもらったらよいかを、相談していたときでした。 気功はか体の良いということを感じていましたので、心は動きました。

然しながら参加費が1ヶ月32000円で、はじめに入会金と前納分も合わせて3ヶ月分が必要と云うことでした。 週に1回3時間の会でした。 時間当たり8000円の参加費になります。

経済的にも余裕があるわけでもなく、躊躇するも開催の時間が近づいて来ました。 よし胸の違和感もあることだし、清水の舞台から飛び降りるつもりで参加してみようと考えてから、本屋に行って気功の初心者用の本を買って来ました。

よく分かりませんが何となく長く吐く呼吸のことが、頭に残りました。 参加当日、中国からの留学生が、胸の中心が燃えるようなイメージで、静かに座って下さいと云うものの、そのことには頓着せずに、真っ暗闇の中でひたすらラジオ体操の時に行っていた深呼吸を思い出しながら、大きく息を吸ってから出来るだけゆっくりと、息を吐いていました。

すると45分ぐらい経った頃でしょうか、頭のてっぺんに電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。 あれ、何だろうと思いながら1時間の静功の時間は終わりました。 後から考えると頭のてっぺんにある百会が活性化したのです。

それ以来、興味がわいて毎日ちょっとした時間を利用しては、軽く目を瞑って長く吐く呼吸を行っていました。 勿論、寝る前には半身浴したあとに、隣の部屋で家族がテレビを観ている音が聴こえる中でです