ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ひとり座禅のすすめの参考書ー1

2007-02-28 14:48:02 | 座禅
 私がひとり座禅(静功)を進めていく過程で、気が先に動いてしまったので、後から本屋に行っては、関係する本を買い求め、気の動きの意味を後から、知ることが多かったのが事実です。

 大学の級友からの話から、気功の座禅(静功)の会があることを知りました。 丁度その頃、心臓付近がなんとなく痛く、知人の看護婦さんに容態を知らせ、検査するために病院の先生の名前まで教えてもらい、カテーテルを足の付け根から挿入し、心臓をマイクロカメラで見なくてはならないなと思っていました。

 なんとなく、気功は体によいのではないかと感じておりましたので、思い切って飛び込んでみようと思い、参加することになりました。 授業は3時間(週1回)で、暗闇の中で1~1.5時間座禅をして、残りの時間を質疑応答や、中国の先生のお話を聞くというスタイルでした。 

 私は、初日に百会が活性化してしまったので、自分でもどういうことか、さっぱり分からず、友人が読んでいた本を、早速買って読むこととなりました。 集英社文庫の「気が癒す」集英社文庫編集部編の本でした。

 その中で、荒俣宏氏は、かつて「気」は哲学であったといい、気の概略的な説明がなされています。 また、黄谷氏は、衛気、営気、真気などの気の概念について記述してます。 

 斎原俊氏は、α波やθ波などが気功師の頭部から発せられるなどと、気がどこまで科学的に分かったか、について述べています。 また、夏双全氏は、肉眼通、天眼通、慧眼通、法眼通、仏眼通などの特異効能の発達段階について述べています。

 中国政府は、1987年5月8日に大興安嶺というところで発生した山火事に手を焼き、厳新氏という気功家に降雨を依頼し、15日に実験を始めた厳新氏は2日後には準備ができたと告げました。 雲ひとつなかった空が、10分後には満天を雲が多い、その10分後に突然、雨が降り始め、48分間降ってぴたりと止み、雲はなくなり、火は完全に消えました。

 客観的な事実を、淡々と気について述べていて、概略を知るにはとても参考になりました。

イメージしながら呼吸する

2007-02-27 14:31:15 | 逆腹式呼吸
 呼吸法には、息を長く行う長息法や、息を途中で止めたりする呼吸法もありますが、私が奨める逆腹式呼吸は、決して無理のない呼吸法だと思っています。

 いずれの呼吸法にしても、呼吸をしながらイメージする、イメージしながら呼吸するという点では、共通するものはあります。 イメージしながら呼吸法を行うことによって、元々持っていた(胎児のときに感じていた)気感を目覚めさせることになります。

 自分自身が意識を持って行えば、本代(自分が勉強するために買うもの)以外は費用はかかりません。 逆腹式呼吸に慣れるまでは、目を瞑ったままで音楽を聴きながら、逆腹式呼吸をおこなってもよいのです。 胡坐を組んで目を瞑ってテレビの音だけを聞きながら、ひたすら呼吸を行います。

 周りがざわついた中でも、呼吸だけに集中することは可能です。 私自身は、電車を待っている間、電車で座りながら、事務所で椅子に座りながら、時にはお葬式で弔辞を聞きながら、上を向いて両手をお腹の上において寝ながら、逆腹式呼吸を行ってきました。 一日にちょっとした時間を使えば、時間をもてあますということはありません。

 逆腹式呼吸でちょっとだけ難しいと思うのは、息をイメージで体の中へ吐くことだけです。 これがスムーズにできるようになれば、気を感じるのは時間の問題だけです。 イメージで体の中へ息を吐くことができるように、日常生活のあらゆる余った時間に、意識して行います。

 初めから静かな暗闇の中で、座禅を組みながら行えれば、もっと良いことです。 続けているうちに、日常生活から解放され、脳が優しく癒され、至福感に浸れるのも、もうすぐです。 とにかく続けることが大切です。 何らかの変化が現れた方は、ブログのコメント欄を通してお知らせください。 私のほうから、何らかの返事をいたします。 楽しみにしております。

朝日に向かって立つー天目が開きます

2007-02-25 14:42:48 | 
 水平線から上がってくる朝日に向かって、温かい格好をして、肩の力を抜いて立ちます。 体全体が太陽に当たるように立ちますが、顔の部分が最低限でもあたるようにします。

 穏やかな光を浴びて、おでこの中心部が眼の形を認識できるように、気の呼吸をするのが感じられるようになります。 始めに、朝日の光をよく見ておき、太陽に感謝の気持ちを持ちながら、目を瞑り逆腹式呼吸をします。

 何故、朝日に向かって立つと(座ってもよいのですが)、天目が開くかは私も分かりませんが、穏やかな太陽の光が、独特な意味合いを持っているものと、思われます。 自宅で朝日を浴びることができない場合は、広い公園とか、小高い山の上で太陽に向かって立ってもよいのです。

 昼間の太陽の光は、強すぎてよくないとされていますので、気をつけてください。 朝日に向かって立ち、天目が開いて深化の過程で、朝日そのものをイメージで天目に入れるということも、意味のあることのようで、私自身は、まだそのようなことは実践してはいませんが、その内、行ってみたいことではあります。

手のひらの労宮と足の裏の湧泉

2007-02-24 17:51:55 | 
 手も足もそれぞれの部分で、体の内部の内臓に繋がっているといわれています。
手の平の中心部は、労宮といわれて気の出入りを行う大切な部分です。 又、足の裏の中心部は、湧泉といい、同じく気の出入りを行う大切な部分です。

 手のひらは、主に気が内部から放出されることが多く、生まれたばかりの赤ちゃんが、手をぎゅーと握っているのは、持って生まれた気を放出しないためと、されています。 私自身もどちらかというと、いつも手を握っていることが多いです。

 足の裏は、大地や宇宙のエネルギーである気を、吸うことが多いとされています。 勿論イメージをすれば、出すこともできますが、殆んどは吸っていることが多いように思われます。 今は、上を向いて寝るときに、意識的に気を吸い込むようにしています。 寝込むまでの間、気を吸うのを楽しんでいます。 足の裏全体で吸うように意識します。 

 椅子に座っている時、胡坐をかいているとき、立っている時に、肩の力を抜き、頭のてっぺんが天から引っ張られていいるように上半身をたて(反っては筋力が働くので良くないとされています)、軽く目を閉じて、口を閉じ鼻だけで息をします。 

 リラックスして軽く吸って、ゆっくり10秒以上かけて、息を体の中へ吐くようにイメージしながら、吐きます。 吸って吐くを、ただ続けるだけで、よいのです。 ものの本によれば、下腹の出たりへっこんだりの、難しい記述が見受けられますが、呼吸に慣れてくれば、自然とできるようになります。

 難しいことを考えずに、軽く吸ってゆっくりイメージしながら体の中へ吐く、をくり返し行うだけでよいのです。 体の中へ息を吐くようにイメージしますと、息は、鼻から少しずつ出て行きますが、自分では分からなくても、吐く時に体の中へ気が入っていきます。 

 逆腹式呼吸は、息を吐く時に、知らず知らずのうちに、気の通り道(経絡)の通りをよくする訓練を、行っているようなものです。 体の中へ入って行った気は、基本的には全て、経穴(鍼とか灸のツボ)から出て行きます。 逆腹式呼吸は、経穴の気の調節機能を高めることになり、結果的に免疫力を高めることに繋がってきます。

 逆腹式呼吸をおこなった時に、体の皮膚から(特に背中の部分)気が出て行くのを感じ取れるようになれば、また次のステップにあがった行くと、いえるかもしれません。 あせらず、のんびりと座禅(静功)を続けてください。 体の微妙な変化を楽しむ、そんな気持ちでやってください。 

おでこにひし形を感じたんですがー友人が

2007-02-23 10:26:34 | 
 昨日、親しくしている友人から、昼ごはんを食べながら、「実はここの所、真面目に逆腹式呼吸をしているんだが、先日、おでこのところに、ひし形を感じたんだけど」と話してくれました。

 座禅の会を一緒にやっていた頃、2,3回目で頭の丁部がもやもやすると言ってた方です。 おでこの真ん中には、一般的には目の形をした天目がありますよ、と常々話しておりましたので、もう少しですねと激励をしました。

 天目は、特別なことをイメージした時に感じるものです。 私の場合ですと、がんに罹った友人が早く治るように念じながら、座禅(静功)を組んだ時や、胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)を行っている時に、目の形をした天目を感じます。
 特に、遠くにいる人の無事を祈って念じる時には、眼の形をした天目から気が出て行くのを強く感じました。

 友人は、私のブログを毎日読んでくれている一人ですが、最近の座禅や逆腹式呼吸の詳細な記述は、分かりやすくてよいね、といってくれました。 以前とは違って、より具体的なので分かりやすいとのこと。 繰り返し書くことによって、試行錯誤しながら座禅をしていた7年前のことが、少しずつ思い出されているのかもしれません。

 

良い生活習慣をつけませんか

2007-02-22 14:51:42 | 座禅
 先日、都心で東京マラソンが3万人強の参加者の下に、開かれました。 それに付随して、走ること関連のテレビ番組が放映されました。

 最近は、女性ランナーが増え、抽選漏れで参加できなかった方の多くが、ボランテアとして別な形での参加があったといいます。 面白いなと思ったのは、勤め帰りに銭湯で着替えをしてから走り、終わってからお風呂に入ってから帰るということが、日常的に行われているということです。

 皇居の周りは、警備がしっかりしているということもあって、結構な人数の方々が、走っているといいます。 

 長距離を走ることは、持久力をつけることになります。 誰もが走るのが楽しいのではなく、苦しみの中で我慢をすることを覚えていきます。 走り終わった時の爽快感を味わえることにもなります。

 残念ながら、私は高校時代のバスケットボールの練習中に傷めた、右ひざ関節の不十分な治療のために、右ひざに力が入らず、すぐ水がたまってしまうために、走ることは止めてしまいました。 父が若い頃に、明石ー神戸マラソンで優勝したことや、中学の頃には、陸上部ではないのに、友人達と毎日のように王子ー赤羽間を往復したりして、走るのがとても好きでした。

 今は、一人静かに暗闇の中で、座禅(静功)をするのが、自分には合っているような気がします。 口を閉じ、目を瞑って鼻だけで息をします。 舌は上の歯の付け根にそっとつけます。 頭のてっぺんを、天から引っ張られているように胡坐を組みます。 軽く吸ってゆっくり10秒以上かけて、体の中へ息を吐くメージをしながらはきます。 息が体の中へ入る感じを体感するために、スーとかウーとか鼻息が聞こえるように吐きます。 吸う、吐くをただ単純に繰り返すだけでよいのです。

 

自分の能力を世のため人のために

2007-02-21 14:56:07 | 
 先日、テレビで江原啓之さんを見てから、早速、著書「人はなぜ生まれるのか、いかに生きるのか」を、ネットショッピングで買い求めることになりました。

 まだ、拾い読みの段階ですが、江原さんは、生まれながら霊視能力があったようです。 若くして親と死に別れ、自分は何を将来、職業とすべきか、その日暮らしの中で、幸いなことに自分を導いてくれる人の出会いを持って、一時は、昼間は警備の仕事をやり、夕方に霊能力を高めるための勉強をし、夜間に霊能力を駆使した相談者になったりと、寝る暇もないような状態が続いたそうです。

 霊能力者といわれる方は、大勢おられるようですが、私利私欲ある方は基本的には、信用がおけないことを述べています。 先導者の導きを得て、結果的に今のような状態になっていますが、最終的には、自分の霊視能力を使って、世のため人のために役立てることが、自分の使命だと考えるようになったということです。

 若い頃は、食べることもままにならず、困窮状態にあったということです。 自分の霊視能力についても、いつも悩んでいたとのこと。 滝業も行ったりして、自分を高める努力をしたそうですが、それも先導者がいなければ、できたかどうかわかりません。 

 何事も世のため人のために行う、という言葉がキーワードになるような気がします。 私自身が、座禅(静功)を行って、気が勝手に動いてうっとうしいと感じたときに、ああ、これは私に気の力を使って、世のため人のために行動しなさい、といっているのだな、と思うことで何も悩まなくなったことが、思い出されました。

産婦の方も呼吸しながら胎児に話しかけたら

2007-02-20 15:27:01 | 
 胎児を身ごもった瞬間から、お父さんとお母さんが、できるだけよいことをお腹の胎児に、話しかけながら育てることの大切さと共に、胎児が生まれ出てくるまでも、お母さんが逆腹式呼吸をしながら、胎児に話しかけることもやってはどうだろうかと、ふと最近考えます。

 呼吸しながらイメージを行う、イメージしながら呼吸をすると、体の中の気がイメージ通りに動いてくれるのであれば、産婦の方が、椅子に座ったり寝るときに、両手をお腹にそっと当てながら、逆腹式呼吸をしながら胎児にイメージで話しかければ、お腹の中の胎児は、きっとそれを感じ取るのではないでしょうか。

 残念ながら、私は男ですし連れ合いにそれを試すのにも、残念ながら年をとりすぎてしまっています。 胎児がお母さんのお腹から生まれ出た後も、一人前の子供のように、話しかけながら音楽を聴いたり、絵を見たり、公園を散歩をするのは、決して悪いことではないのではないかと、感じています。

 胎児はお母さんのお腹の中で、気の呼吸(胎息)をしながら、外で起きることを感じているのですが、生まれ出た瞬間から気の呼吸をやめ、肺呼吸をはじめます。
肺呼吸に慣れるに従い、次第に気で感じていた能力が減退してきます。 

 自分も含め私達は、赤ちゃんに対して幼児言葉で話しかけようとしてきましたが、まだまだ気感(気で感じること)が残っているうちに、話しかけながらよいことを、夫婦ともどもが一緒に経験するように、育てたほうがよいのではと思います。
 

江原啓之さんも胎児の時の記憶が

2007-02-19 11:06:08 | 
 昨晩のテレビで、霊視能力で多くの人の相談に乗っている江原啓之さんが、お母さんのお腹にいた時の記憶が、鮮明に残っていると話していました。

 お母さんがお父さんと喧嘩をいている時の記憶と、お母さんがお風呂に入っているときに、自分自身が気持ちがよくなって、手と足を伸ばした記憶だそうです。

 私自身は、胎児のときの記憶はありませんが、人によっては鮮明に覚えているようです。 胎児は、気を通して感じる能力を有していると思われ、夫婦は、胎児に話しかけながら育てることの大切さや、よい環境を持ちながら育てることの大切さを、改めて感じました。

 江原さんが、奥さんと結婚するようになった経緯についても話されましたが、自分のところに相談に来た人だったそうです。 結婚の相談に来られたそうですが、相談者を見るとそこには、自分の姿が見えたそうですが、その時には私の姿が見えますとは、さすがに言えず、それなりに話をされて帰られたそうです。 4年後に、また会う機会があり、結果的には結婚されることになったとのこと。

 

  

気はもともと自分達が感じていたものです

2007-02-17 11:39:30 | 
 逆腹式呼吸をしながら座禅(静功)を行っていきますと、いずれは今までとは違った感覚の、気を感じるようになります。

 太極拳や少林寺拳法などの動功は、5,6年も続けていれば、自然と足や手の指先が、びりびりとし気を感じるようになります。 私達は、気を感じやすい人と感じにくい人がいるようで、人によって差異が出ます。 

 逆腹式呼吸をしながら座禅を行っても、比較的早くに、何らかの形で体に反応を示す人と、相当時間の日数をかけても、なかなか感じない人もありますが、気感は、元々、お母さんのお腹にいたときには感じていた能力だと、思っています。 気長に、のんびりと続けているうちに、いずれは気を感じるようになるのは、間違いないものと思っております。

 小周天という体の中の重要な気の流れの道が通った後には、自分が思うところに気が、動いてくれるのが分かってきます。 体のある部分の内臓をイメージすれば、体の気が自然と動き、ああ、ここにその内臓があるのだという、ある意味での透視も可能になってきます。

 私達が気をつけなければならないのは、いつも自然の摂理に従う気持ちを、持つことが大切です。 もし、自然の摂理に反するようなことを行うと、必ず自分自身がおかしくなってしまうことを、心しなければいけません。 このことは、とても大切なことです。

 座禅(静功)が深化する過程で、耳がキーンとして脳を優しく癒してくれるようになりますが、そのような状態の中で、色々なものを感じるはずです。 場合によると何らかのサジェスチョンを得ることもあります。 

 いずれにしても、気感は本来自分たち自身が持っていた能力で、その能力を回復するために座禅などを行っているだけなのだと思えば、特別なことをしているわけではないのです。