もう7、8年経つのか忘れてしまいましたが、右目の網膜周辺で加齢性黄班変性症で、マス目を見ると全体的にギザギザに見えるようになりました。
特に治療をすることなく定期健診だけで、様子をみるようにしてきましたが、昨日は手術室に入って、右目の網膜にできた新生血管の生長を抑える注射をしました。
20年ぐらい前に右目の網膜はく離で、手術したことを思い出しましたが、どんな手術をしたかは、もう覚えてなく術後の目が見えない状態の中での、看護婦さんたちの声しか記憶がありません。
手術用の上っ張りに着替えて、右目を何回も洗浄した後に、ほんのちょっと注射をするだけで、あっという間に終わってしまいました。 1クールは1ヶ月の間隔で3回行うという治療方法です。
感染症を防ぐために手術前後3日間は、1日4回抗生物質の入った目薬をします。 術後3日間は、洗顔、洗髪はできないとのこと。
何故あってはならない網膜に新生血管ができるのかは、まだ解明されていないようですが、神戸でIPS細胞を使った加齢性黄班変性症に対する治験が、始まったばかりです。
以前にはなかった網膜をスキャンすると、網膜の裏側の脈絡までの断層写真が見ることができ、自分がどのような状態に置かれているかが、よく分かります。
発症した当初は、まだ膜はフラットな感じでしたが、最近の映像を見ると、一部皴ができてしまっています。 先日マス目を見ましたが、部分的に大きく映像が歪んで見えていました。
改めて普通に見えることの有難さを、感じました。