ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

意識して体の中へ長く吐く息は体のツボから排出されます

2010-04-29 10:14:36 | 逆腹式呼吸

 座禅の時に行う呼吸で、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、または吐く息だけに意識を集中する呼吸での息は、実際には鼻から少しずつ出ているのです。 この呼吸に慣れてきますと、自分が意識するしないにかかわらず、体の中へイメージで息を吐くときには、宇宙の気が体の中へ入っていきます。

 意識しながら長く息を吐きますと、自分が意識する通りに宇宙の気や体の中の気が動くのです。 息を体の中へ吐きますと、体の中の経絡(気の通る道)に入っていきます。 生来、殆んど休眠状態であった経絡を通して気が入っていきますが、その殆んどの気は経穴(鍼とか灸のツボ)から排出させます。 これはひたすら座禅を行っていますと、背中から出てくるのを感じます。

 吐く息をイメージで体の中へ吐く逆腹式呼吸は、上記のように息をイメージで体の中へ吐くたびに経穴を刺激し、体の中の気の流れをスムーズにするようにします。 

 鍼とか灸が、何故体の具合が悪い時に。ツボに施術するのでしょうか。 それは紀元前以前から伝わる経験により、体の部位の具合の悪さにより、どこのツボに施術したら効果があるかを知っているからなのです。

 私は逆腹式呼吸を日常的に行うことにより、経穴の気の調節機能をよくするのです。 したがって例え病に罹ったとしても、軽くて済む効果があります。

 どこかの体が悪いと、そこに関係するツボの気の調節が悪くなり、吐く息(気)をそこで滞留させることもあります。 継続的に逆腹式呼吸を行うことによって、滞留した気はある瞬間に、一度に体から排出したりします。 そのとき、その経穴は正常に戻るのです。 私も一度そのような経験をしたことがあり、一種焼け焦げたように臭いを感じました。

イチョウの木の花が根元にいっぱい落ちていました

2010-04-28 07:36:33 | 自然
昨日来の雨の影響からか、今朝の家から駅前の事務所までの道端にある、街路樹のイチョウの木の小さな若葉が、萌黄色を伴いながら見え始めたばかりだというのに、芋虫のような花が根元の周りに、いっぱい落ちていました。

昨年、初めてイチョウの木の花に気づいたのですが、今日改めてびっくりしてしまいました。 櫻の木は花が咲いてから、若葉が出てきたばかりです。 今度は、イチョウの木は若葉が出たら、すぐに花が咲いていたなんて。

今朝、雨の中歩いていると、舗装された歩道にミミズがふやけた形で、数匹が転がっていたのです。 今日は何かあるのかしらと、改めて思ったのです。

風呂上りにゆっくりし過ぎると湯冷めして風邪を引きやすい

2010-04-27 16:32:54 | 健康

 私の親しくしている友人は、割合と風邪を引きやすく、すぐお腹が痛くなったり仕事を休んでしまいます。 昨日も一緒に昼食をしようと誘っても、返事がなかなか返ってきません。 結局、電話の声は風邪気味の声でした。

 昨日は座禅をしながら雑念の中で、友人は何故風邪を引きやすいのだろうかと、考えてみました。 今日の昼食の時の話で、改めて確認できたのですが、
半身浴をした後、気分がよいので、そのままリラックスして本を読んだりテレビを見たりするというのです。 それですと、せっかく温かくなった体が、冷え込んでしまいます。 いつも寝る時には足先が冷えて、なかなか寝付けないことも、話しておりました。 

 友人宅は椅子の生活ですので、足元は冷えやすいのです。 私は、いつもお風呂に入ったらすぐに寝ることにしておりますが、娘は私の後に入るのを嫌がりますので、最近では早々に、風呂にも入らずに寝てしまいます。 深夜の1時間の座禅の前後に、入ることが多くなっています。 また、私の家では寒い季節は昔からコタツの生活をしていますので、いつも足元は温かいのです。

 今日は、友人には風呂上りに寝るようにしたらどうですかと、改めて話したのですが、どうも風呂上りの心地よい感覚を、いつまでも実感したいようで、それならまた寝る前に、もう一度入ったらどうですか話したのですが。 友人宅では友人が一番風呂だとのことです。

朝日を浴びながら座禅を行う

2010-04-26 09:37:09 | 自然

 今ではもう引越しをしてしまったので出来ませんが、東側の水平線から太陽が昇るときに、部屋の中でいすに座りながら座禅をしたり、バルコニーに出て立ちながら、太陽を体に浴びていました(10分から15分でも構いません)。

 丁度、水平線から上がってくる太陽の光は穏やかで、いつも心地よさを感じながら、過ごしていました。 勿論、目は軽く閉じます。 太陽の光は、実際に私が行ってきたように、体験していただければ分かることですが、体に簿妙な変化を感じさせてくれます。

 私は、太陽の光は特別な何かを感じたのです。 特に額の中心部にある天目(目には見えませんが、目の形をしています)を刺激します。 天目は特別なことをしようとするときに働くのですが、普段は何も感じることはないのです。 太陽の光を浴びると(おでこの部分で浴びる)、何かを感じさせてくれるのです。

 改めて、太陽の光は特別なものを感じたのです。

胎息は誰でもが出来る素地はあるのですが

2010-04-24 08:05:50 | 胎息

 私は、全ての人がお母さんのお腹の中にいた時には、胎息という気の呼吸で生長し、気を通して胎外のあらゆることを感じながら、大きくなっていくものと感じております。 お腹から出てくる瞬間に「おぎゃー」という泣き声とともに、胎内での気の呼吸から空気を吸う呼吸に変わり、胸式肺呼吸への過程の中で、腹式呼吸を行っていると思っています。 生まれたばかりの赤ちゃんが、下腹を上下しながら呼吸しているのを、思い出します。

 時とすると、胎内にいる時の胎外での出来事を、生まれてから少し経ってから、自分の経験であったかのように話す子供がいるともいいます。

 私は、お腹の中での胎息 → 生まれたばかりの時の腹式呼吸 → 普通の胸式肺呼吸 の過程を、生来意識してこなかった呼吸を意識し、吐く息を出来るだけ長く吐くことによって、吐く息をイメージで体の中へ吐くことによって、 胸式肺呼吸 → 逆腹式呼吸 → 胎息 という過程を遡っていけるものと考えています。 

 胎息という肺呼吸を伴わない気の呼吸は、特別なものでもなんでもないものと思っています。 一部のものが特殊な能力があって、出来るものではないとも感じております。 私自身は10数年前に、誰から教わることもなく、無我夢中でただひたすら、口を閉じ鼻だけで呼吸し、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、体の中へ入っていく息を追いながら、吐く息だけに意識を集中しながら、1時間の座禅を毎日、行なってきただけなのです。

 すると、体の中の気が充実し、自発動という気が勝ってに動き出す動きが現れ、結果的に下腹にある臍下丹田が、心臓のように動き始めたのです。 そんな時に、胎息戸いう言葉を知り、ものの本には胎息がどんな呼吸法だかの、記述はありませんでした。

 あるとき、いつも座禅の時に行っている吐く息が、殆んど息をしてないかのような感覚から、ひょっとして息を止めることができるのではないか、気の呼吸ができさえすれば、肺呼吸の代わりになるのではないかとも、感じたのです。 胎息をやめ肺呼吸に切り替わる時に、息苦しさを感じたのです。 ああこれが赤ちゃんが生まれる時に「尾ギャー」と泣く感覚なのではないかとも感じたのです。

久しぶりに胎息で深夜の1時間の座禅を楽しみました

2010-04-21 07:10:35 | 胎息

 このところ、呼吸は胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)ではなく、吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸を行いながら、深夜の1時間の座禅を行っていました。 イメージで体の中へ吐くことによって、宇宙の気が自然と強く体の中へ入り込みますので、鍼とか灸のツボである経穴を刺激し、自己免疫力を強めるからです。

 昨日は、どういうわけか、初めから息を吐くこともなく、肺呼吸を伴わない胎息を自然と行いながら、ひたすら静かに座禅を行うことになりました。 どちらかというと、吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸法のほうが、意識を集中しやすいのですが、昨日は体の中を流れる気の動きを楽しみながら、座禅を行うことが出来ました。

 気の動きを自然に任せるため、30分ぐらいで気は静かになっていたような気がいたしました。 

うんーうんーと息を体の中へ吐く息音がうるさいと家族から云われ

2010-04-19 07:32:51 | 逆腹式呼吸

 最近、特に娘や連れ合いから、一緒に傍でテレビなどを見ているときに、私が無意識に行う呼吸―体の中に吐く息音、うんーうんーという息音が気になり、うるさいといわれてしまいます。

 10数年前から行なっている座禅のときの胸式肺呼吸―逆腹式呼吸が、無意識のうちに行われていることを、表しているのです。 口を閉じ鼻だけで呼吸を行いますが、大きく息を吸い、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き、体の中へ入っていく息を追いながら、吐く息だけに意識を集中する呼吸法です。

 生来行なってきた意識しない肺呼吸を、吐く息を出来るだけ長く吐く呼吸を、意識しながら行なってきましたが、そのような呼吸も継続的に続けることによって、いつの間にか無意識に、行なえるようになったことを示しているのです。

 昨日も連れ合いからうるさいといわれ、思わず嬉しく笑ってしまいました。 連れ合いは何故笑っているのか、分からなかったかもしれません。 でも笑ってしまったのです。

 この私のブログで、繰り返し繰り返し、吐く息をできるだけ長く吐くことの大切さを、強調してきましたが、出来ることなら一人でも多くの方に、ここでいう胸式肺呼吸―逆腹式呼吸を、当たり前のように習慣化してもらいたいと、願っています。

道端を櫻の花芯が赤く染めて

2010-04-18 16:43:04 | 自然

 事務所の北側を流れる乞田川の櫻の並木も、花びらもいつの間にかなくなり、花びらの残骸である花芯が、若葉の中に紫色を残し、少しずつ道端に落ちて赤く染めてきています。 花芯のあとは小さな櫻の実も、そのうちに道端に溢れてくるに違いありません。

 2,3日前の季節外れのみぞれもなくなり、やっとこれから少しずつ、温かくなってくるでしょう。 やっとヒートテックの下着も、着けなくてもよくなるのです。 

 友人の「伊倉を訪ねて」の影響で、父の兄達が眠る相生のお墓や、母の親達が眠る舞子のお墓参りが、出来る時期に来ています。 先日も小女子のくぎにを、珍しく明石の従兄弟が、私達姉弟3人に送ってきてくれ、ちょっとぼけてきた大阪の母の妹のところにも、見舞いに行ってきたといいます。 

 何となく温かくなってくると、自然とそのような季節になることなのでしょう。 久しぶりで関西の従兄弟や叔母たちに、会いに行きます。

吐く息を長く吐くことによって血流の流れがよくなります

2010-04-17 11:58:04 | 逆腹式呼吸

 私自身はもともと体温が高く、若いころから薄着で結構寒さには、強いほうでした。 10数年前から、縁あって座禅を行うようになってからは、更にいつも体は熱く、最近では寝る時に、体と足と手がばらばらに離れて寝ないと、熱くてすぐに目が覚めてしまいます。

 したがって、布団の上では上を向いて寝て、足は離しており、手も体から離して寝ます。 両足がくっついていたり、手が体についていたりすると、もうそれだけで熱くなります。 ましてや横になって寝ようものなら、両足もついてますし、両手も何らかの形で体についていますので、体は熱くなってしまいます。

 何故、そのようになってしまったのでしょうか。 座禅をはじめてから、吐く息を出来るだけ長く吐くことによって、イメージで吐く息を体の中へ吐くことによって、体の中へ入っていく息を追いながら、吐く息だけに意識を集中することによって、体の中の気の流れがよくなり、経絡(気の通り道)と絡み合うように流れる神経の腺を刺激したり、血管の流れがよくなっているからではないかと、思っています。

 一番の顕著な変化は、顔が赤ちゃんのように、いつも赤ら顔になりました。 足の裏の足先や手の先も、いつも電気を感じるように、ビリビリとしております。 背中から頭部の脳へ、体の中の気の流れを感じながら、日常生活をしております。 時として顔の皮膚の裏側を、気が流れるのを感じます。

 五感だけではなく、いつも六感でちょっと違った感覚を感じながら、生活を楽しみながら送っています。



胡坐を組めない方のための椅子での呼吸法は

2010-04-16 15:33:31 | 座禅
 体の調子の関係で、胡坐を組んでの座禅ができない方は、椅子に座っての呼吸法を行いながらの座禅ができます。 椅子に座るときには、背もたれに背中がつくように座らず、どちらかというと浅く座ります。 上体が何かに触れるよりも、空間の中にあるほうがよいのです。

 上体は頭のてっぺんが、天から引っ張られるような感じで維持します。 姿勢をよくしようとして、体を反っては筋力が働きますので、長く座禅を行うことができませんので、よくありません。 肩の力を抜き、体全体をリラックスさせます。

 両手は軽く上下に合わせてもよく、法界定印という手印でもよいのです。 口を閉じ鼻だけで呼吸を行います。 大きく吸って出来るだけゆっくりと吐きます。 吐く時には、イメージからだの中へ吐きます。 場合のよれば、床に着いている足の裏から、息を吐き出すようにイメージします。 体の中へ入っていく息を追いながら、吐く息だけに意識を集中します。

 大きく吸ってゆっくり吐く、この呼吸を繰り返し繰り返し、行うだけでよいのです。 息を吐く時には、決して無理をしてはいけません。 全部吐ききろうとしますと、苦しくなります。 全部吐ききる寸前で、軽くすーっと息を吸います。 吐く息は、慣れるにしたがって、だんだん長くなってきますので、吐く、吸うのリズムをつかむことが大切です。

 生来、意識しなかった呼吸を、意識しながら吐く息を長く吐くことによって、本来もっていた気感を、取り戻すことができます。 自分が意識しなくても、遅かれ早かれ、そうなってくるのです。