私たちは仲間の人たちと多摩市yaと協同で、木造住宅の耐震化に向けた作業を行なっています。 3.11の大地震が起こる前から、作業を行なっていましたが、4年前の大地震が起きた際には、無料で行なう耐震診断の数も多く、みんなで手分けをして作業を行ってきました。
然しながら、時間の経過と共に、その数も次第に少なくなりつつあります。 昨年、私たちの仲間の旅行で、福島の原発周辺地域を見に行こうと企画しましたが、立ち入ることも出来ませんでした。
時々テレビで放映される映像でしか、現地の様子は分かりませんが、放射能の影響で現地の方々も入ることを制限され、荒れた状態のままのようです。
放射性元素の減衰(半減期)は、元素によって異なりますが、かなり長い時間が必要です。 多分30年から50年は、かかってしまうのでしょうか。
現地の方々は、故郷へ帰ることが出来ないかも知れません。 過去があって現在があるという考え方からすれば、残酷な話です。
私たちは、木造住宅の耐震化事業を通して得られた剰余金の一部を、わずかではありますがユニセフを通して、寄付をさせていただいております。 いつも現地のことや住まわれていた方々を忘れないためにも。