ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

入江三宅設計事務所を36年ぶりに訪ねて

2013-07-31 07:01:49 | 社会・経済

 36年前に8年間お世話になった入江三宅設計事務所を退職して以来、事務所を訪ねたことはありませんでした。 先日、ある方から設計契約を行う際に、秘密保持契約を結ぶ場合があるということを聞いて、取締役を任されている5年後輩のMさんに電話をして、現状はどのようなことになっているかを、確認したのです。

 それがきっかけで、私の2年先輩がこの度、顧問を辞めることになったので、いい機会ですから、久しぶりで3人で会食しましょうということになり、昨夜は待ち合わせ場所に指定された六本木の事務所まで行きました。

   当時は45人前後の所員数であったが、現在では70名前後になっているといいます。 Mさんの同期のUさんも参加しての会食でした。 現役の二人は共に明るく、顔色もよく、肌もつやつやしていました。

 私はいつも人と会うときは、裸になると話しました。 自分が裸にならなければ相手も裸になってくれません。 どんな方に会っても、いつも変わらぬ裸の姿であるほうが、実は自分自身が楽なこともあるのですが。 

 人によって対応を変えるのは、とても疲れることなのです。 したがって話し方も、どんな方に会っても変らないほうが楽なのです。 肩の力を抜いて頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、上体を維持しようと心がけていると、自然とそのような気持ちになってくるのです。

 先輩のFさんは相変わらずのマイペースで、ふわっとした感じを持ち続けていましたが、2年前に悪性リンパ腫になり、抗がん剤治療を受け、今は元気に焼き物作りの関係の勉強を、通信大学に通いながら行なっているということでした。

 自分が動き回って、周りの人が喜ぶように演出し、その喜ぶ姿を見て自分自身が喜ぶように心がけている、またそのことが、とても大切なような気がすることも、後輩には強調しておきました。 我慢が大切、自分だけが喜んじゃダメとも、ちょっとお酒が入ったので、真面目な話をエッチっぽく話をさせてもらいました。 様々な日本酒を飲みながらの、楽しいひと時でした。


体の中へ息を吐く逆腹式呼吸は自己免疫力が高まるのですが

2013-07-30 02:10:48 | 座禅

 昨日は、久しぶりで会う仕事仲間が、事務所に訪ねてきました。 あれ、顔つきがちょっと変わったなあ、ちょっと痩せたんじゃないかと思っていたら、2年前に大腸がんが見つかって、手術をしたというのです。

 幸いにも初期であったので、体に小さな穴を開けてガンを摘出した後、抗がん剤の治療を続け、やっと人並みになったとのこと。

 長く吐く呼吸の大切さ、体の中へ吐く逆腹式呼吸が、自己免疫力を高めることを話しました。 逆腹式呼吸の良さは、自分で実践する意思さえあれば、自分の生活サイクルに合わせて行なえ、無料で自己免疫力が高まっていくことなのです。

 鍼とか灸のツボは、誰もが知っていることですが、病気になると、その病気に関係あるツボに、鍼とか灸に施術を行ないます。 ツボは体の中にある経穴という気の流れを調節する弁です。 そのツボをいつも正常化しておくことによって、病気になりにくい状態を作り出します。 また例え、病気になったとしても軽くて済むようになります。

 友人には寝ながらの逆腹式呼吸もいいですよと話しました。

 深呼吸の要領で大きく息を吸い、出来るだけ長くゆっくりと吐きます。 吐く時には、吐く息が体の中へ入っていくようなイメージで行います。 実際は鼻から息は出ているのですが、そのことは一切忘れて、あくまでも吐く息は、体の中へ吐きます。

 この逆腹式呼吸が生来持っていた機能を回復します。 眠っていた経絡を刺激し、経絡の気の通りを良くし、経穴というツボの気の通りを調節する弁も、正常化するように促されます。

 その結果、自己免疫力が高まるということに、繋がってくるのです。


常務の云うことを聞かず変額保険を勧めなかった支店長は

2013-07-29 06:34:08 | 文化

 昨夜はテレビドラマ「半沢直樹」の第3回の放映があり、またはらはらドキドキの連続でした。 このドラマを見て思い出すのは、20年ほど前にあった旧F銀行での出来事でした。

 本店の担当常務から、変額保険をお客さんに勧めるように云われたそうですが、当時の支店長は、そんなわけの分からないものは、扱うことは出来ませんと断ったそうです。

 方や旧M銀行では、支店長が率先してお客さんに勧めました。 現在、私の周りに土地持ちの地主さんは、皆さん資産を減らして、自分が住んでいた土地から、多くの方が離れていっています。

 旧F銀行のお客さんは、相変わらずの何の変化も無く、いつもどおりの生活を送っています。 当時の支店長さんの英断で、ある意味ではお客さんたちの資産を守ったことになります。

 私は、その後、その支店長さんと会ったときに聞きました。 当時の担当常務はどうなりましたかと。 すると、ちゃんと出世していますよの答え。 何かおかしい感じがいたします。

 勿論、云うことを聞かなかった支店長は、覚えめでたくありませんので、その後一時本店にいたものの、出向させられました。 

 ドラマ「半沢直樹」では、主人公の融資課長のみがいい格好していて、支店長は影で悪いことをしているように描かれてはいますが、上記のような硬骨漢の支店長もいたことを、忘れることはありません。


座禅の真髄は崇高な至福感を感得することにある

2013-07-28 08:17:47 | 座禅

 私にとっては座禅を行うのが楽しいので、自分の生活サイクルの中に取り入れて、ひと休みしてから深夜に1時間行なっています。

 座禅は最低でも1時間は、行ったほうがよいのです。 1時間行うことによって、座禅の本当の良さが、分かってくるのではないかと思うのです。

 深呼吸の要領で大きく息を吸って、出来るだけゆっくり吐きます。 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 体の中へ入っていく息を追うようにして、そのことだけに意識を集中します。

 肩の力を抜いてリラックスし、上半身を頭のてっぺんを、天から引っ張られているような感覚で維持します。 姿勢をよくしようとして胸を反らしては、筋力が働くからよくありません。 とにかく体のどこにも、力がかからないようにします。

 長く吐く呼吸を行いながら、体のあらゆる部分、微細なあらゆる細胞をも含めて、静かな状態を作り出していきます。 そのための時間は、最低でも1時間は必要なのです。 30分を休憩して2回行ってもいけないのです。

 途中に休憩を入れると、また静かになるには、一から始める必要があるのです。 したがって座禅は1時間以上行うことが、とても大切なのです。 

 体の中へ長く吐く呼吸によって、体の中の経絡を刺激し、経絡を絡み合うように流れる神経の腺を刺激し、時間の経過と共に、微細な神経細胞がある脳を刺激します。 

 時間の経過と共に、その刺激のあり方が、はじめは硬く次第に優しくなっていきます。 その結果、脳に与える刺激から、全てのストレスから解放し、セクシャルなエクスタシーをはるかに超える、崇高な至福感を感得するのです。


自分が思うように体は動くのでいつも明るく前向きに

2013-07-27 08:39:23 | 

 最近は滅多にないことですが、私自身が弱気になり、弱った弱ったとしか考えない時には、私の体は。ちょっと嫌なじめっとしたものが、私の体全体を支配します。

 そんな状態になったときには、これはまずいと思い、すぐに明るく前向きに建設的なことを、考えるようにします。 すると不思議なことに、そのように思った瞬間から嫌なじめっとしたものは、体から消えていきます。

 そんな経験が何度かあってからは、弱気にはならず、困った困ったと思わないことにしています。 このことは何を意味しているかというと、病気になって、特に不治の病といわれるガンになったときなどにも、絶対に弱気になってはいけないのです。

 弱気になると、体全体を弱気が支配し、良くなるものも良くはならずに、更に病状は悪化していきます。 

 このことは座禅(静功)を行う前から、何となく感じていたことですが、座禅を始めてからは宇宙の気を、体の中の気を感じるようになってからは、確信のようなものを感得しております。


長い時間に意識を一点に集中できるのは長く吐く息ではないか

2013-07-26 06:41:27 | 座禅

 禅宗の中でも意識の集中の仕方は、宗派によって違うようです。 私は行ったことがありませんが、曹洞宗の壁面の一点に意識を集中するやり方には、かなり難しいと思われます。

 曹洞宗は基本的には、呼吸は普通呼吸です。 半眼で壁面の一点を見つめるのです。 何人かの曹洞宗のお坊さんから聞いたのですが、座禅の時間が一番嫌だったというのです。 よく考えてみれば、相当な修行を行なっているお坊さんにとっては、壁面の一点に意識を集中するのは、当たり前のことかもしれませんが、これから修行を行なおうという人にとっては、長い間、意識を壁面の一点に集中することは、たやすいことではないからなのでしょう。

 臨済宗・黄檗宗は、長く吐く呼吸に意識を集中します。 この意識の集中の仕方のほうが、初心者にとっては取り組みやすいのです。

 曹洞宗のお寺が臨済宗・黄檗宗より多いにもかかわらず、座禅会を行っているお寺は、後者のほうが多いという現実は、臨済宗・黄檗宗のほうが、お坊さん自身が座禅に真面目に取り組んでいる、取り組みやすいということを、表しているのかもしれません。


長く吐く息だけに意識を集中することによって

2013-07-25 08:35:17 | 逆腹式呼吸

 座禅というと、随分と堅苦しい感じがいたします。 無心になるんですか、どこのお寺に行っているんですかと、必ず多くの方が聞きます。

 私の座禅のスタートは、気功のほうの静かな功で静功と呼ばれる、胡坐を組んで静かに坐るもので、初めて参加した教室は、中国の留学生で、子供の頃から行なっていたという意念派と呼ばれるものでした。

 胸の中心部が熱く燃えるようなイメージを持って、静かに坐るという教えでしたが、私はどう云うわけか、先生の云う通りにはせず、真っ暗闇の中で深呼吸の要領で、座布団の上で普通の胡坐で坐り、ラジオ体操のときのような、ごく一般的な大きく吸って出来るだけ長く吐く呼吸を行っていました。

 1時間、真っ暗闇の中で坐っていたのですが、ご多分にもれず足は痺れましたが我慢をしました。 45分ぐらい経過した時でしょうか、頭のてっぺんに電子があり、頭全体を電子の輪の帽子を被ったような感覚になったのです。

 長く吐く呼吸を行うときには、極真空手の創始者である大山倍達の映画「空手バカ一」で観た、呼吸法を行う演武を思い出しました。 それは、ゆっくり体を動かしながら吐く息がよく聴こえる演武でした。 吐く息音が「ウー」とか「スー」とか、よく聴こえていたのです。

 そんな呼吸法を思い出しながら、出来るだけ長く吐いていたのですが、どうも吐く息は自然と体の中へ吐いていたのです。

 出来るだけ長くイメージで体の中へ吐くことによって、生来、眠っていた経絡を刺激したのでしょうか。 後で反芻してみると、出来るだけ吐く息を長く吐き、吐く息をイメージで吐くことによって、吐く息は実際には鼻から出ていくものの、イメージで体の中へ吐くことによって、宇宙の気が体の中へ入っていくのではないかと、感じたのです。

 経絡とは体の中を通る気の通り道なのです。 私は長く吐く呼吸を実践することによって、様々なことを感得してきました。 実践する中で参考書を読んで、後おいで感じるのでした。


王貞治さんと早実で同級生だった方と出会って

2013-07-24 07:22:11 | 文化

 昨日初めてお伺いした方の事務所の壁に、その方と王貞治さんが並んだ写真があったので、どのような関係ですかとお話ししたところ、中学・高校と早実で同級生だったと云うのです。

 今でも1年に一回、王さんの都合に合わせてクラス会を行うとのこと。 王さんが福岡に行ってからは、それぞれが奥さん同伴で福岡まで、クラス会を行なったようですが、王さんの奥さんが天に還ってからは、そうも行かなくなったようです。

 お話の中で面白いと思ったのは、王さんが早実に入った経緯でした。 その方によると、巨人で師弟関係にあった荒川コーチが、少年野球で王さんを見て、早実に入るように勧めたそうです。 荒川コーチと早実との関係は、早実の寮の関係者の娘さんのところに、通っていたからというのです。

 結果的に、早実から巨人に入団し、荒川コーチとの密着した指導の下に、一本足打法が確立していったのです。 改めて、その方のお話を伺って、紳士な王貞治さんのことが、改めて好きになりました。


照明のランプにIPアドレスを付けてコントロールする

2013-07-23 07:53:42 | 生命

 昨日は、四谷にある遠藤照明のショールームに、友人の呼びかけで、照明のランプにIPアドレスをつけて、タブレット又はパソコンでコントロールする展示を、やっと商品化されるというものを見てきました。

 実際にはタブレットで簡単に、LEDランプの調光までも含めたコントロールを、1個1個単位で行なえるというものです。

 直管のLEDランプそのものにPアドレスを付けるタイプと、2灯まとめて付けるものが展示されていました。

 既存の照明器具にランプのみIPアドレスを付けたLEDランプを交換すればよく、これからかなりのスピードで、普及するものと思われます。 またエアコンに対してIPアドレスを付けることによって、コントロールすることも、早期に実現できるものと思われます。

 一昨年の大震災以降、節電意識が浸透し、いわゆるデマンドコントロールを行なうことが、日常化しております。 限りあるエネルギーをどのように省力化して、効率よく使うかが問われている社会になっているのでしょうか。

 その意味では、深酒過ぎた日が多くなると、肝臓にも負担が大きく、正常に回復するには時間がかかるというのも、人間のデマンドコントロールには、反しているのかもしれません。 続く程に体の痛みも倍加するのでしょうか。 たまたま2日間、深酒が続いたものですので、改めて反省するのです。


35年前の食べたふろふき大根の味が忘れられない

2013-07-22 06:39:03 | 友人

 35年前に友人の家に行って食べた、ふろふき大根の味が忘れられません。 当時、友人の生活は厳しく、初めて訪れる私を接待するために、家に唯一あった大根で、ふろふき大根を二日間かけて味をつけ、出してくれたものです。

 昨日、久しぶりで友人と会食し、そのことを思い出しながら、奥さんが二度とふろふき大根は作らないと、それ以来、友人も家では食していないそうです。   外でふろふき大根を食べるたびに、この味は、あの時の味とは違うと確認するそうです。

 奥さんの字は、とても魅力的な字なのでこともあって、奥さんにも会いたいと友人にいうと、決して会うことはまかりならんとも云うのです。 35年前とは体形その他もろもろ、経年変化しているからなのでしょうか。

 その友人は、20数年前に、親会社から独立した形で会社を立ち上げ、長い間、黒字経営を続けてきましたが、親会社の成績不振から、自社の赤字を解消するために、友人の会社が取り込まれ、友人も代表から降ろされてしまったそうです。

 友人が長い間、育ててきたその会社経営のノウハウも、親会社の代表は分かるものではなく、その親会社もいずれの後に、立ち行かなくなるに違いありません。 その会社が1部上場の会社だというから、ちょっとおかしいのではないかと、思ってしまいます。

 意外と表面的には分からない、そのような会社が、かなりあるような気がいたします。