36年前に8年間お世話になった入江三宅設計事務所を退職して以来、事務所を訪ねたことはありませんでした。 先日、ある方から設計契約を行う際に、秘密保持契約を結ぶ場合があるということを聞いて、取締役を任されている5年後輩のMさんに電話をして、現状はどのようなことになっているかを、確認したのです。
それがきっかけで、私の2年先輩がこの度、顧問を辞めることになったので、いい機会ですから、久しぶりで3人で会食しましょうということになり、昨夜は待ち合わせ場所に指定された六本木の事務所まで行きました。
当時は45人前後の所員数であったが、現在では70名前後になっているといいます。 Mさんの同期のUさんも参加しての会食でした。 現役の二人は共に明るく、顔色もよく、肌もつやつやしていました。
私はいつも人と会うときは、裸になると話しました。 自分が裸にならなければ相手も裸になってくれません。 どんな方に会っても、いつも変わらぬ裸の姿であるほうが、実は自分自身が楽なこともあるのですが。
人によって対応を変えるのは、とても疲れることなのです。 したがって話し方も、どんな方に会っても変らないほうが楽なのです。 肩の力を抜いて頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、上体を維持しようと心がけていると、自然とそのような気持ちになってくるのです。
先輩のFさんは相変わらずのマイペースで、ふわっとした感じを持ち続けていましたが、2年前に悪性リンパ腫になり、抗がん剤治療を受け、今は元気に焼き物作りの関係の勉強を、通信大学に通いながら行なっているということでした。
自分が動き回って、周りの人が喜ぶように演出し、その喜ぶ姿を見て自分自身が喜ぶように心がけている、またそのことが、とても大切なような気がすることも、後輩には強調しておきました。 我慢が大切、自分だけが喜んじゃダメとも、ちょっとお酒が入ったので、真面目な話をエッチっぽく話をさせてもらいました。 様々な日本酒を飲みながらの、楽しいひと時でした。