ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅の実践を行なっている内に真理の探究をしている自分に気がついたのですが

2019-01-30 04:08:37 | 座禅

私の座禅の出だしは、気功の静かな功である静功でした。 普通の胡座を組み、真っ暗闇の中で1時間、無我夢中で深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く息を吐いておりました。

当日の中国人の留学生の指導者は、意念派と呼ばれる方で、胸の中心が燃えるようなイメージでいて下さいとだけ話されましたが、私自身は事前に読んでいた気功入門の本に書いてあった、長く吐く呼吸を行なっていました。

極真空手の創始者の自伝映画「空手バカ一」で観た演武での息音が聴こえる呼吸法や、深海を潜る前にダイバーが行なっていた、はじめに大きく息を吸って下腹が大きく抉られる(えぐられる)姿や、ラジオ体操の時の深呼吸を思い出しながら、無我夢中で大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐いておりました。

その呼吸法が結果的に私の経絡を刺激して、頭のてっぺんにある百会を活性化させて、電子の輪の帽子を被るような状態を作り出したのです。 何か変だなあとの思いから、その日以降、毎晩、半身浴で入浴後、自分の部屋を真っ暗にして、1時間胡座を組んで静かに長く吐く呼吸を伴いながら、座り続けたのです。

隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえる中での座禅でした。 私は幸いなことに、禅宗での座禅の作法というものを、一切知りませんでした。 10年近く経ってからネットで検索して、HPから曹洞宗や臨済宗・黄檗宗の座禅についての記述を読んだのです。

その座禅の作法についても、疑問に思う点があり、私はそれまで続けて来た呼吸法で、相変わらず座禅を行なっておりました。 但し胡座は結跏趺坐ではなく半跏趺坐で、朱印は両手を上に向けて行う姿から法界定印(ほっかいじょういん)に変わっておりました。

はじめに大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐き、吐く息をイメージで下腹の臍下丹田(この時には臍下丹田がどこにあるかも知りませんでしたが)に向けて吐いておりました。 この呼吸法が体の生理的な動きに自然であったのか、私たち人間が本来持っている機能−気感を取り戻し、お母さんのお腹の中で行なっていた気の呼吸である胎息を感得することになったのです。

長く吐く呼吸だけに意識を集中しながら、ふと浮かぶ雑念を払うことなく考える過程で、何時のしか自分自身が真理の探究を行なっているのに、気がついたのです。

地球の創世記の姿や、宇宙の広がりや、この世の創始者の存在などについて、考えるようになったのです。


座禅と瞑想とは違うと云うことを禅宗のお坊さんが話されることがありますが

2019-01-29 03:44:21 | 座禅

私は初めから我が家で、ひとり座禅を行なって来ましたが、こんな素晴らしい座禅を毎日行っているお寺はあるのだろうかと、ネットで検索したところ、比較的近い隣接市の稲城で行なっているのを知り、一度どのような和尚さんが実践されているのかを知りたくて、参禅させてもらったことがあります。

結局月にI、2度参禅し、和尚さんから参禅しないようにと断れるまで、1年半ほど日曜日の早朝に通いました。 休憩を入れて30分の座禅を2回行った後に、お経を合掌した後に、お茶を飲みながらの質疑応答などがありました。

その内容を私のブログで疑問点などを記載したところ、読んだ参禅者から和尚さんに伝わり、参禅拒否の通告が和尚さんからあったのです。

例えば参禅者から、何故、座禅の時に結跏趺坐で胡座を組むのですかの問いに対して、和尚さんは何と、逃げられないためと答えられたのです。  座禅の素晴らしさからは考えられない答えだったのです。

私はその和尚さんは、座禅の修行中の苦しさから一歩も前に出られておらない方だなあと感じたのです。 和尚さんは地域の方々にも、禅宗のお寺の内部にあっても、それなりに立派な方であると感じていただけに、残念ながら対応をされました。

その和尚さんから、座禅と瞑想は違うと云うことも話されておりました。 禅宗の曹洞宗の創始者や。臨済宗や黄檗宗の創始者の方も、それなりに素晴らしい方々であると理解しておりますが、よく考えてみれば仏教の創始者は、お釈迦さまです。

お釈迦さまは厳しい修行を行っても何も得られない中で、その厳しい修行をやめて瞑想を行うようになってから、何かを感得されて、いわゆる仏教の基礎を作られたと云われております。

私は瞑想も座禅も、胡座を組んで静かに座ると云う点で、何ら変わることはありません。 私の体験からは、何かに意識を集中して心身ともに静かになると云う点で、何ら変わることはないのです。


13年前から開かれていると云う知人の新年会に参加して

2019-01-28 04:05:54 | 文化

30数年来の知人から新年会の招待状を頂き、昨週の25日の夕方に浦安の駅前にあるホテルまで行って来ました。 一切の寸志は要りませんとの文章があり、念のため担当者に確認したところ、その通りですとの返答があり、参加させて頂きました。

120名ほどの参加者で主催者の挨拶も、会場の雰囲気も何となく温かい雰囲気に包まれておりました。 テーブル席での新年会でしたが、国会議員や市長さんの挨拶の後には、予め配られた番号による抽選会があり、当選者には賞品が当たるようになっており、4Kのテレビも賞品も中にありました。

かなりの方々が貰った後に更に今度は、賞品をもらえなかった方々を対象に、じゃんけんで勝った方々が、次なる賞品を貰える仕組みになっておりました。 アルコールも入り熱気に包まれた中で、私もじゃんけんに勝ち抜き、ドライブレコーダーを頂きました。

全員にひとめぼれのお米5合と12穀入りの雑穀米に配られ、私は良い気持ちになってレコーダーと共に家路に着きました。 帰りがけに何年前から、このような新年会を開いているんですかと訊ねたところ、13年前からとの答えが帰って来ました。

主催者の知人の温かい気持ちが、十二分に伝わる新年会でした。 楽しいひと時でした。


全豪オープンテニスの大坂なおみさんの戦いぶりを観て

2019-01-27 01:59:59 | 文化

全米オープンテニス大会を優勝して以来の試合内容を観ていると、思うような試合展開にならないと、イライラしてしまって自滅してしまうことが、度々ありました。

ところが全豪テニスでの試合を観ていて気がついたことは、そんな時にはちょっと深呼吸を行なっている映像が観られます。 従って今までのように自滅することはなく、その都度、冷静に試合に新たな気持ちにきりかえて、戦っていました。

その成果として、全豪オープンテニス大会も優勝することになっていました。 第2セットは、リードしながらも追いつかれ、逆転されることになりました。

然し乍ら第3セットで気持ちを切り替えて、勝つことが出来たのです。 かつて3年間、雨が降らない限り、毎朝6時から9時ごろまでテニスを行って来た経験から、現在は普通にも歩けないのですが、テニスの試合は関心があるのです。


座禅の真髄は心身ともに深層部まで静かな状態になることなのですが

2019-01-24 01:05:54 | 座禅

胡座を組んで静かに座り続ける座禅は、何が一番大切かというと、リラックスした状態で長く吐く呼吸に意識を集中しながら、心身ともに深層部まで含めて、静かな状態にすることです。

そのためには座り続ける時間は、特に大切です。 15分間とか、30分間とか、45分間とかの座禅時間をネットで散見しますが、私は最低でも1時間の座禅時間は必要ではないかと。思っております。

自分の体験から、45分ぐらい過ぎると、少し静かな状態になって来ます。 その静かな状態をそのまま15分間でも続けられれば、何らかの体の変化が現れて来ます。

私は脳波の検査をしたことはありませんが、座禅を始める前はβ波ですが、時間とともにα波に変化してきます。 45分過ぎて静かな状態になった時に、更にθ波に変化して行くのではないかと感じております。

私は何かを期待して座禅を続けてきた訳ではありません。 無我夢中でひたすら長く吐く呼吸を行いながら、気がついたら崇高な至福感を感得していたのです。

多分、毎日座禅を15分とか30分間、実践していたとしても、そのような感覚には至らなかったのではないかと感じます。

座禅ははじめが肝心です。 是非、座禅を実践されるのであれば、最低1時間の座禅時間で続けて頂きたいものです。


足の筋肉の付け根の痛みを和らげるストレッチをはじめましたが

2019-01-23 04:03:53 | 

先日、手を前のめりに滑って以来、足の筋肉の付け根部分が痛いと、ブログで書いたところ、北米におられる女性からコメントを頂きました。  その方は激しいバレエの練習をしている時に、私と同じような部分に痛みを感じたとのことで、その萎縮した筋肉をストレッチをするなどして治されたと云うのです。

インターネット上のハンドルネームが 桂蓮 と云う方で、日本の坐禅を北米で拡めることが自分の使命であると感じられる方でした。 英文と和文でブログで表現されておられました。 心理学とか哲学的とかの文章の文字が並んでいましたが、そのお人柄が理解出来るような素敵な感じが致しました。

コメントを頂き早速、足の付け根の筋肉を伸ばすストレッチを意識して、頻繁に行うことを実践し始めました。 痛みが出た当初、真向法の運動をしたのですが、ある理由から辞めてしまった経緯がありますが、改めて気をとり直して、ご指摘の通りではないかと感じて、足の付け根の筋肉を伸ばす簡単なストレッチを始めたのです。

痛みが出てから時間が経っておりますが、癒えるのに時間がかかるかもしれませんが、ひたすら実践あるのみで続けてみることにしたのですが。

コメントに感謝致します。


ビタミンDの血液検査の数値が少ないとガンにかかってしまうと云うのですが

2019-01-21 20:12:31 | 

今日は外科の定期検診がありました。  診察前の1時間前に血液検査を行なって、その数値について説明がありました。 私の大好きな多摩南部地域病院の古川健司先生です。

今日は自分が担当する患者さんの血液検査から、ガンにかかっている患者さんのビタミンDの数値が、少ないと云うことです。 数値の単位は覚えておりませんが、10から15ぐらいの数値の方が、ガンにかかっているということです。

私は半年前の検査では42ぐらいありましたが今日の検査では38で、下がっておりました。 以前に先生からお話を聞いて、ビタミンDをサプリメントとして摂取するようになりました。

1日1錠が基本ですが、場合によっては2錠にしたり、3錠に増やしたりして良いと聞きました。 大塚製薬のビタミンDを摂取しておりますが、加齢化と共に

サプリメントの摂取が増える傾向があります。 残念ながら。


座禅は誰かから教わるものではなく自らの実践の中から感得するものと思うのですが

2019-01-19 03:40:52 | 座禅

私は長い間、自分一人で我が家で、毎日ひとり座禅を行なって来ました。 自分ひとりで座禅を行うことは、自分の生活のペースで自由に行えるからとの理由でした。

私がひとり座禅を行うきっかけは、千葉に住む大学の級友がクラス会で、今度多摩センターで気功の静功の会が開かれることになったので、自分も参加することにしたと声かけがあったからでした。

参加費も高かったのですが悩んだ挙句、結局参加して無我夢中で、中国の留学生の指導者の云うことに疑問を持ちつつ、1時間真っ暗闇の中でひたすら深呼吸の要領で、長く吐く呼吸を行なっていました。

長く吐く呼吸は前もって読んでいた、初心者の気功入門と云う本に長く吐く呼吸の大切さが書いてあったからですが。 すると1時間になる前に、頭のてっぺんにある百会が活性化して、電子の輪の帽子を被ったような状態になったのです。

それがきっかけで、それでは毎日1時間の座禅を行ってみようと、実践することになりました。 半身浴で十分汗をかいた後に、自分の布団の上で薄い座布団の上に、普通の胡座を組んで座りました。

隣の部屋では家族がテレビを見ていて、その音が漏れ聞こえる中で、部屋を真っ暗にしております。 肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんから引っ張られているように上半身を維持して、ひたすら、はじめに大きく息を吸ってから、出来るだけ長く息を吐きます。

私は幸いにも禅宗の腹式呼吸を知りませんでした。 無の理念で、はじめに息を吐き出す腹式呼吸は、自分の体験から体の自然な生理的な動きから反していると感じております。

私の場合、先に体が反応して、後から参考になる本を読んで、こういう事だったのかなあと改めて感じることが多かったのです。

よく雑念は払いなさいと云うことを聞きますが、私自身は、意識が集中する中でのふと浮かぶ雑念は、払うことなくに考えることにしました。 すると日常的な解決しなければならないような問題も、どこからともなくサゼスチョンがあり、こう考えれば良いのかと教えてくれるのでした。

私は座禅は、自らの実践を通して感得して行くものではないかと、思うのですが。


足の筋肉の付け根部分の痛みが続いておりますが

2019-01-16 07:18:24 | 

朝歩きをしていて道路を横断した時に、歩道部分の高い縁石に足を取られて、前のめりに手を伸ばすように倒れて、その時がきっかけで足の筋肉の付け根部分が痛み、駅前にある整形外科に行きました。

足の付け根部分のレントゲン写真を撮って、お医者さんはその付け根部分が炎症を起こしているのでしょう。 湿布薬とリハビリの運動でしか治りませんとの検診で、運動はさておき湿布薬を日常的に付けておりました。

1年経っても一向に良くならないので、再度レントゲン写真を撮って検診したところ、今度は服から上を撮った写真を示しながら、脊柱管狭窄症ですね。 脊髄が途中で曲がってずれていますねとの診断でした。

不思議なことにお医者さんは、それ以上のことは云わず、どのようにしたらその痛みが治るのかも云いませんでした。

最近になって改めて、多摩センター駅前にある整形外科の診察を諦めて、別の整形外科に検診してもらうことも考えております。

痛みを感じながら一歩ずつ歩く内に、その痛み部分が温かくなるのか、痛みも和らいでくるのです。 自宅で1日過ごすだけで殆ど歩かないでいると、翌日の朝の歩きはじめは特に痛みます。


年賀状の返信を手紙で送ってくれた方が2人いて

2019-01-15 04:07:53 | 友人

30数年前に設計した方から、嬉しいお手紙を頂きました。 これまでは年賀ハガキで返信があったのですが、今回は手紙で2枚、長男の方と次男の方の様子を、また現在一緒に住む長女夫婦のことを表しておりました。

また日常的な医者通いのこともある、細やかに表現して文章の終わりに、私と出会って良かったとも書いてあり、近くに来た時には是非寄って欲しいと、電話番号まで記されておりました。

このSさんは、三越の家具売り場にこれから家を新しくすると云って、その時に対応した友人からの紹介で、家づくりのお手伝いをさせて頂いた方でした。 近くには黒門小学校の級友も住み、またその駅前でも、その後マンションの計画もされており、現在も新しい計画で近くまで打合せに行っております。

是非、近い内にお伺いしようと思いました。

もう1人の方は、昨年愛するご婦人が天に還った方からでした。 大手のゼネコンの営業で来られていた方で、同じ多摩センターに住み、なおかつ私が通った北園高校から近くにあったS高校の卒業生でした。 然も同じ年齢でした。

友人に拠ればS高校は校長先生が素晴らしい方で、現在では進学校としてそれなりの名を馳せておりますが、昔は余り評判は良くなかったのです。 友人は勤めてからも校長先生と交友があり、仲人もして頂いた話も聞いておりました。

私は仕事を通して知り合った方でも、何か縁があったと感じ、長く友人として親しくさせております。 奥さんのことも血圧が高いと云うことも、どれほど高かったかも聞いておりました。

友人は納骨の時期が来ても奥さんに対する思いが募り、自分のそばに今でも骨壷を置いていて、胸も痛み涙が出て来てしまうと、手紙に書いてありました。 私も昨年末に天に還っていった弟のことを、ふと思い出すと胸が痛くなりますので、友人の痛みも理解できます。

新年に入って、心の籠もったお手紙を頂き、私の心を深く揺さぶってくれました。