ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

曹洞宗のお寺で座禅会が少ないのは何故ですか

2009-02-28 09:47:02 | 座禅
 私は長い間、ひとり自宅で布団の上で、パジャマ姿で座禅(静功)を楽しんできました。 いつも静かな暗闇の中で行う座禅を行う中で、体の中を循環する気が、脳を刺激し脳と心を癒してくれる感覚の素晴らしさを、ひとりでもよいから伝えたいと願ってきました。

 あるとき、インターネットで禅宗のホームページを開いてみました。 臨済宗・黄檗宗は都内で検索すると、相当数のお寺で座禅会を行っていました。 曹洞宗は10寺もないほどです。 都内の禅宗のお寺は、曹洞宗は臨済宗・黄檗宗の数倍のお寺の数があるようですが。

 自己流の私でさえ、座禅の素晴らしさを多くの人に伝えるために、自身で禅堂の建設をや座禅会の開催を考えるのですから、禅宗のお坊さんが修行しているのですから、それなりの座禅会を行っているお寺があって、当たり前ではないかと思いました。

 ある会で曹洞宗のお坊さんのお話を聞いたことがありますが、座禅の修行だけは嫌で嫌で仕方がなかったということを、話していました。 話そのものは、それこそありがたい話をしていただいたのですが、とても残念な気持ちになりました。

 私は、胡坐の組み方や呼吸の仕方などが曹洞宗のHPに書いてありますが、常々、本当に座禅の真髄が分かっている方が、書いたのかと疑いたくなることが記されています。 

鉄舟は亡くなる寸前まで座禅をしていたといいますが

2009-02-26 18:14:03 | 座禅
 剣豪山岡鉄舟は、病で体も弱っていたときに、寝床から起き上がり、弟子達の剣術の相手をした後、座禅の姿をした状態で、そのまま天に還っていったという文章を見ました。 それをみた時に、改めて座禅の姿が、私達にとっては一番楽な姿勢ではないかと思いました。

 布団の中で上を向いて寝るときでも、お尻や肩、背中などが全体的に、重力を感じ長く寝ていると、痛くなってきます。 座禅の姿は上半身だけでなく、全身のあらゆる部分の力を抜いて、胡坐を組んで座ります。 

 私は座禅を始めたころは、3時間の座禅も何でもありませんでした。 胡坐を組んだ姿勢は、お尻にだけ重力がかかり、上体の力を抜き、頭のてっぺんを天から引っ張られるようにして維持していますと、不思議なことに何時間でも、座禅ができる感じがします。

 ものの本によれば、毎日5時間座禅(静功)を行っている方もおられるようです。 私は、最近では1時間しか座禅をしておりませんが、いずれそのうちに、座禅時間を長く行う気持ちではいます。 私自身も、座禅の姿のままで、天に還っていくのが理想の姿ではないかと、鉄舟のことを知り、改めて感じました。

ストレスは自分の生活のリズムの中で吸収する

2009-02-25 19:00:59 | 
 私は、大学はデザイン系の学科に行きながら、2年から演習課題を出されても、どのようにものを考えてよいか分からず、従って学校へは6年通うことになりました。 ものの考え方が少しは分かってきたのは、研究室で論文の手伝いをさせてもらったことや、社会人になって事務所に勤めながら、地域で消費者運動に関わりを持ち、そこで出会った方々と接することによって、考え方ができあがっていったように思います。

 仕事を通してミスを犯し、長い間寝汗をかきかき、困った状態に置かれたこともあります。 男子が300人、女子が100人の高校の進学校で、学力テストで400番に近かったこともあります。 そんな経験を通して、自分の置かれた状態が悪くなったときには、もうこれ以上悪くなることはない、後は上へ上がるだけだと感じ、それから何らかの努力をします。

 また、出来てしまったことは、反省することは大切ですが、悪い状態をどのようによくしていくかに、視点を変えることにより、ものの見方が変わってくることも、分かってきました。 

 そんな経験から、いつの間にか自分の一日の生活のリズムの中で、日常的なストレスを、生活しながら吸収してしまうことを、学び実践してきました。 困った状態が起きたとき、困った困ったといっても、何ら解決はしません。 これをどのようによくしていくかを考えるのです。 すると不思議なことに、意外と問題解決の糸口が分かってくるのです。

 その意味で、座禅は静かに暗闇の中で胡座を組んで、体の中の気の動きを楽しみ、脳や心を癒してくれます。 

100万円を元手に30億円を稼いだという29歳の青年は

2009-02-24 17:14:16 | 社会・経済
 テレビで100万円を元手に、株の取引を行い30億円まで膨らんだという29歳の青年が、取材を受けていました。 食事は一日1食で、コンビニで買うお弁当を食べているという。 寝る暇を惜しんで、食事を取る暇を惜しんで、株の取引に取り組んだといいます。

 お金は増えたが、失ったものも大きいと話していました。 麻生首相が100年に一度の経済危機といいますが、今こそ100年に一度の、儲ける時期だともいいます。 然しながら本人は、この際いったん株の取引を止め、自分が好きだった歌を歌おうと思い始めたそうです。

 何故か、お金では買えない友人や、恋人を失ったためです。 そのことに気づいたのです。 第3者的な見方をすれば、30億円ものお金があれば、生活をするのに困りませんから、何をしようとも自由です。

 お金はあればあるだけ、それだけ心配や悩みが出てきそうです。 その青年の映像を見て、その転進振りを見て、何となく爽やかに感じたのは、何なんでしょうか。 お金では得られないものとは、お金を得ることによって失うものとは、改めて私達に大切なものを、知らせてくれていると感じました。 

駅前の公園に少女漫画のコスプレを着た女の子がいっぱい

2009-02-23 07:51:32 | 文化
 昨日早朝の座禅会のお茶の時間で、骨格も含めた体の矯正をするには、普段使わない筋肉を使うという意味でも、後ろ歩きがよいというので、高尾山の上り下りを後ろ歩きしたという方に、実際にその場で歩く姿を見せてもらいました。

 体の軸というか芯が動かない、歩く姿を見ても美しいと感じました。 お茶も終わり帰りがけに、明日からやろうと声をかけたら、明日といわず今日からやったほうがよいのでは、という声が返ってきました。

 早速、昼の時間に駅前の大きな中央公園に行き、後ろ歩きを実践しようと出かけました。 すると、そこには少女漫画に出てくる主人公達のコスプレ姿で、あふれていました。 お互いに写真を撮り合ってもいました。 大きな写真機を持ったプロカメラマンらしき人たちもいました。 さすがにその雰囲気を楽しむことに切り替えました。

 そういえば最近、朝早くからキャリーバックを引きながら、女の子(20歳前後)たちが大勢、公園の方に向かっているのを見かけていました。 仲のよい友達と衣装を着て楽しんでいるのでしょう。 どこかの建物の中ではなく、公園の芝生の上で着替えているのでした。

 公園をこのようなイベント?に利用されるのも、いいかなあと持った次第です。
後ろ歩きは、晴れた日のお昼の時間に、実践することにしましょう。

和尚さんの叱責の音で丹田の震えが止まらなくなってしまって

2009-02-22 10:45:17 | 座禅
 月2回の普門庵での早朝での座禅会があり、初めて和尚さんの叱責の音が鳴り響き、それから臍下丹田の震えが、止まりませんでした。 まだ座禅会に参加して2回目の方が、鼻をかむために何回も動いたのが、叱責の原因のようでした。

 和尚さんの叱責の声と何かをたたく音が、広い禅堂のなかを突然鳴り響いたために、私の下腹にある丹田もびっくりして、お経を読む間もまだその震えは止まらず、お茶の時間になってもしばらく続き、皆さんと話をしているうちに、何とかその震えも止まりました。

 静まりかえった静寂さの中で、座禅の初めと終わりに、拍子木をたたくのですが、この音さえもいつもびっくりするのですが、叱責の音がその鋭さも伝わってか、びっくりしたようです。 ちょっと寒かったせいもあるかもしれませんが、それほど長く大きく震えたのは、初めてであったので、なおさらびっくりでした。 丹田が震えると、体全体がぶるぶると大きく震えます。

 震えながらの座禅をしながら、ああこれが偏差(気がおかしくなる現象)という現象かなあと、改めて思いました。

友人が私のブログを読んで要望したこと

2009-02-21 06:56:19 | 文化
 私の近くに仕事を通した友人が住んでいますが、もう既に第1、第2の仕事を退職し、悠々自適に全国の鉄道巡りをしたりしながら、ご自分の名前の「伊倉」性について、楽しみながら探求しています。 いつも会うと、ブログの「ひとり座禅のすすめ」を読むように話すのですが、現在ではPCや携帯でも、インターネットをやらずにいます。

 そんな友人からある日電話がかかってきて、駅前の歯医者さんに来ているけど、事務所に寄っても良いかとあり、来てもらいました。 尋ねてきた理由のひとつは、呼吸法を教えて欲しい、座禅のやり方を教えて欲しいということでした。

 その時に旅の話や伊倉性の話を聞き、私からは逆腹式呼吸法や座禅、半身浴、寝ながらの呼吸法などを、実際に見てもらいながら話し、帰りがけに私のブログの、初めから2年分ぐらいのコピーを渡しました。

 昨日、ひょっこり又来られて、読んだ感想を話し、ご自分でまとめた文章も、持ってきてくれました。 私には、1,抗ガン剤など特にガンについてもっと書いて欲しい。 2,お医者さんについてのことを、もっと。 3,競馬のことをもっと。 4,阪神タイガースのことをもっと。など箇条書きにして、持ってこられました。

 たまたま歯医者さんで時間があったので、競馬新聞を読んでいたということで、話が出てきましたので、私もこのような馬券の買い方をすると良いですよ、と話したところ、今まで呼吸法や座禅のことを話していた人とは思えないよ、と驚いた顔をされました。

 友人の文章の中で、私のブログの読後感として、次のようにありました。
オーさんはぐうたらな社会に警鐘をを鳴らす宗教人と見間違う読者もおられると思うが、実際は酒飲みの、競馬好きな、阪神ファンで、同窓の真鍋かおりのブログを、楽しみにしている多少正義感の強い伯父さんである。 ブログを通読すると、それが読み取ることが出来るのである、と書いてありました。


知人が子宮頸ガンになったという話を聞いて

2009-02-20 19:59:05 | 
 40数才になる知人の女性が、子宮頸ガンになったという話を聞いて、早速どんな病気なのかを、インターネットで検索してみました。 それによると、膣の奥の子宮の入口に、ガンができる病気だということです。

 手術でガン化した子宮を取ってしまうかという考えもあったようですが、子供を産めなくなることや、更年期が早まり、その障害に悩まされることが想定され、まだどのような処置をするかは、決めていないとのこと。 

 よく大きくなったガン細胞を手術で取ったら、体力さえ回復すれば、もう治癒したと勘違いする方が多く見受けられますが、大きくなったガン細胞があるということは、血液を伝わって無数のガン細胞が、存在すると考えた方がよいのです。

 ガン細胞を保持したということは、それなりの理由があって、保持したことなのです。 大きなガン細胞を切除した時点から、本来は今までの生活のあり方や、食生活を考え直すべきなのですが、私たちはお医者さんに何かをしてもらえば、それでよいと思ってしまいがちです。

 残念ながら、最新医療技術でも、ガン細胞を徹底的にやっつける方法が、確立されていません。 その結果、安易な抗ガン剤治療や放射線治療が、行われてしまっているのです。 私たちは様々な医療情報から、自ら何が本物の情報かを、かぎ分けることも必要なのです。

 私は、その意志さえあれば無料でできる逆腹式呼吸は、最低限行った方がよいと、いつも感じております。 またガンの治癒には、ゲルソン療法という食事療法も、効果的な方法ではないかと、思っています。 

 ゲルソン療法の基本的な考え方は、ガンの嫌いなもので、なおかつ自己免疫力のあるもの、また食材の元々持っているエネルギーを生かすものを食べるという考えです。 兵糧攻めをしてガン細胞を、やせ衰えさせるという考え方です。

 ゲルソン療法は、ゲルソン博士がアフリカで、シュバイツアー博士と共に、土着の人々の医療活動を行った結果、ヨーロッパから伝わった食事の仕方に、問題があるのではないかと結論づけました。 精白した砂糖や精麦したパンではなしに、出来るだけ食材の元々持っているものを、生かすような食べ方をする大切さを感じたのです。
またガンは代謝障害によってできるとも、考えました。

 また、塩を出来るだけ控えることや、油も使用して良いもの以外は使わないとか、繊維質のものや果物を、出来るだけ摂取することも、提唱しています。 自らもガンに冒され、余命何年と宣告されて、恐怖のどん底の中で、ゲルソン療法を知り、病院での医療活動を行いながら、奥さんの協力を得ながら実践し、ガンを克服してしまった星野医師がおります。

 たまたま私がお世話になっている方から、星野医師の講演のテープを聴いて、ああ、これは本物だなと感じ、星野医師が書いたガン克服の本を、買い求めました。 

 子宮頸ガンになった知人は、普段から顔色は余り良くなく、顔の艶もなく吹き出物があるような雰囲気でした。 よく考えてみれば、顔色は健康のバロメーターです。 私の親しくしている友人も、かなり前から、すぐ胃が痛くなります。 従って顔色も良くありません。 私は精密検査を行うように話すのですが、悪い結果を知りたくないこともあるのか、いうことを聞きません。 自分の体は自分がいたわらなければ、誰も見てくれません。 きんきんにピロリ菌の検査だけは受けるということを、先日話してくれましたが。




座禅は宇宙と一体になれる姿です

2009-02-19 07:55:46 | 座禅
 いつも深夜に行う1時間の座禅は、布団の上でパジャマ姿で、現在は寒いのでちゃんちゃんこを羽織って、足元にちょっと掛け布団をかけて行います。 呼吸は肺呼吸を行わない胎息という気の呼吸をしながら行います。

 肩の力を抜き全身をリラックスします。 頭のてっぺんが天から引っ張られるような感覚で、上体を維持します。 両手は下腹の前で親指を微かにつけ、輪を作るようにして法界定印(ほっかいじょういん)という手印で、胡坐(半跏趺坐)を組んで座禅を行います。

 日常的に体の中を気が循環しているのを感じておりますが、静かに暗闇の中で座禅を行いますと、その気の動きが神経ー特に神経を集中する脳を刺激する感触が、微妙に変化し、よく手に取るように分かってきます。

 座禅を始めたばかりですと、脳への刺激が硬くしか感じません。 それが時間の経過とともに、滑らかさを伴い始め、45分から1時間経過すると、滑らかさを増し優しく脳を癒してくれるようになります。 

 宇宙の気は法界定印を通して、下腹にある臍下丹田に入ってくるように、気の動きから感じることができます。 体の中に入った気は体の中を循環し(小周天といいます)、最終的には上半身にある数多くの経穴(気のツボ)から出て行くことによって、宇宙と一体感を感じさせることになります。

 1時間の座禅時間は、あっという間に過ぎてしまいます。 そんな座禅を楽しんでいます。 

 

士族の遺伝子を持つ方と出会って

2009-02-18 12:07:03 | 文化
 仕事を通して出会った方の名前が変わっていましたので、インターネットで検索してみると、武田信玄が活躍していたころの甲斐の国の武将で、その苗字がありました。 早速2回目にお会いしたときに、そのことを尋ねてみました。 するとそうですとの答え。

 私の在日韓国人の知人が、よく家系図の話をしていましたので、ありますかと聞いたところ、ありますの答え。 あれば見せていただけますか、と話したところ、快く見せてもらいました。

 それによると、途中、源の名前が見え、最後は56代清和天皇の名前が書いてありました。 お父さんがとても関心があり、調べられたとのこと。 私は、常々自分の祖先は、どのようになっているのか、知りたいと思いながら、両親の関係者はもう殆どこの世にいませんので、知るすべがありません。 人の家の家系図ながら、思わず嬉しくなってしまいました。

 木造住宅の耐震補強工事を行うことになって、1箇所だけ筋交いをたすき掛けするように話したところ(壁を作らず)、×印は蟄居閉門(ちっきょへいもん)を意味するので、いかがなものかと返ってきました。 そのようなことを言われたことはありませんでしたので、やはり士族の遺伝子が、伝わってきている方は、話すことが違うと、戸惑う一方、感心するばかりでした。 筋交いの代わりに部材の太い格子を、つけようということになったのですが、何か楽しい一日でした。