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パルプ・フィクション ’94 アメリカ

2009-03-29 | アクション
「シェークが5ドルもするのか!?」と、ヴィンセントが驚いていた。
確かに、「たかがバニラ・シェークに?」と、思う人もいるかもしれないが、日本でなら、それなりにありそうである。
しかしアメリカだと、それは普通ではありえないだろう。
「バーボンでも入ってるんじゃないのか?」と訊いていたが(笑)、ミアが飲んでいたそれは、ほんと、美味しそうであった。

映画オタクと自他共に認めるタランティーノ監督の代表作となった本作品。
カンヌ映画祭では絶賛され、傑作の仲間入りを果たした。
彼のデビュー作『レザボア・ドッグス』は、ギタギタのバイオレンスものであったが、この『パルプ・フィクション』は、ハードではなく、ユニークさが強かった。

物語を交錯させる技も絶妙。
あ、そうか、ジュールスは本当に足を洗ったから、ヴィンセントはあの時一人だったんだ。
彼もいれば、あんな所で・・・

あの“覆面”って、一体なんだったんだ?(笑)
ああいう意味不明な可笑しさがいい。
日本刀も忘れず出てくるところが、タランティーノらしい。

欲をいえば、ラストがあっさり気味だったので、何かどれかのエピソードを残してほしかった。
ジュールスは、伝道師にでもなったのだろうか。


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