浅草演芸ホールに行った。ゴールデンウィークの真っ只中で、超満員。11時前に浅草に着いて、吉野家で早お昼を食べて、入ると、すでに立ち見である。昼を抜けばよかったかなと思った。4時半までの長い時間、立って、聴く。夜の部で、やっと座れる。さすがにたっている時は、眠らなかったが、座ってしまうとうとうとしてしまう。今回はGW特別企画で、出演者も有名人が多い。正蔵、三平、円蔵、木久扇、アサダ二世といった面々が昼の部で登場。夜の部は柳家一門の福治、はん治、三三、燕路などが高座に上がった後、夜の部の主任、小三治である。
お目当ての小三治は、まず登場すると、喉を痛めないために、湯のみ茶碗に口をつける。これはお茶ではなく、漢方薬が入っているらしい。リューマチを持病に抱えて高座に上がっているからである。豚インフレをマクラに世評を風刺したりした後、「あくび指南」を演じる。さすが話芸が冴える。しかも、あくびの色々な表情がうますぎる。煙草を吸って、ぷーっと膨らませる顔なユーモラスなかわいさがなんともいえない。満員の会場は爆笑の連続。飄々としたおしゃべりの中に、人柄の誠実さと人情味を感じる。チラシにあるように、まさに「今や東京を代表する古典落語の実力者」である。また聴きたくなる。ドキュメンタリー映画も観てみたい。
お目当ての小三治は、まず登場すると、喉を痛めないために、湯のみ茶碗に口をつける。これはお茶ではなく、漢方薬が入っているらしい。リューマチを持病に抱えて高座に上がっているからである。豚インフレをマクラに世評を風刺したりした後、「あくび指南」を演じる。さすが話芸が冴える。しかも、あくびの色々な表情がうますぎる。煙草を吸って、ぷーっと膨らませる顔なユーモラスなかわいさがなんともいえない。満員の会場は爆笑の連続。飄々としたおしゃべりの中に、人柄の誠実さと人情味を感じる。チラシにあるように、まさに「今や東京を代表する古典落語の実力者」である。また聴きたくなる。ドキュメンタリー映画も観てみたい。