ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

小楢山

2007-09-20 20:35:35 | Weblog
今回は仕事でもやもやしていることがあって気分転換に温泉でもゆっくり入りたいと思い、ほったらかし温泉にでも行こうかと思ったが、それだけでは物足りないので、小楢山に登ることにした。写真は南アルプスの展望。
登りは父恋し道を歩く。樹林の中をずっと歩き、ほとんど展望はなく、大沢ノ頭に到着して、富士山の展望が開けた。南アルプスの展望も樹林越しに見えた。この調子で行けば、小楢山の山頂では、もっと展望がよいと思って、急いで山頂に向かって歩いた。しかし、山頂は、富士山方向には樹林が刈ってあるのか、よく見えたが、他の八ヶ岳や南アルプスなどの展望は木立に阻まれていた。これなら、大沢の頭に戻った方がよいかと思った。その前に、一杯水の方向に下って、錫丈ヶ原から南アルプスが見えるかもしれないと思って、一杯水の方向に下る。水が飲めるようなところではなかった。そこでも、展望が開けず、そのまま大沢ノ頭方向に引き返していく。途中で、幕岩があり、そこには鎖がついていた。もしかして登ってみたら展望があるかもしれないと登ってみた。鎖を使って、岩の間を抜けたが、そこから岩の上を渡るが、滑り落ちたらまっ逆さまに落ちそうな雰囲気。慎重に渡っていき、ピークにつくと、そこは360度の展望である。富士山は前の大沢の頭が少し引っかかる位置ではあったが、よく見えた。南アルプスの全貌、御嶽山、八ヶ岳がみえ、金峰山などの奥秩父の山、大菩薩連峰などの展望が広がっていた。幕岩の上で一時間近くまったり過ごした。今回、思ったのは山の山頂だけではなく、近くの穴場になるところで、展望が広がる場所があることを実感した。また、大沢の頭で見る景色も幕岩の景色を見た後だと、山の同定や景色の特徴がわかりやすかった。下りは母恋し道を下ったが、樹林の中であったし、父恋し道から合流してからの林道歩きも長い。それでも同じ林道を歩いていても、登るときと、下るときでは違って見えることもあった。いつも車だと同じ場所に戻らなければならないことが嫌だと思っていたが、同じ道を登って下るのも悪くはないことも感じた。登山道は登りも下りも樹林が長く、台風や大雨の影響から荒れていた。この時期は花も少ないし、紅葉もないしで、人にはまったく会わなかった。静かな山歩きであった。
帰りは予定通り、ほったらかし温泉によるが、そこで、モンちゃんにばったり会うとは思わなかった。びっくりである。