新たな世界

昨日、ゆうやは作業療法訓練を受けました。
退院して数日が経ち、入院していた病院へと向かいました。

ゆうやはわくわくして、なんと前日の夜は遠足の前夜のように、なかなか眠ることが出来ませんでした。
おまけに、朝５時に目が覚め、張り切っていました。

もう少しベッドで横になるようにゆうやを説得したのですが、説得するのにおよそ３０分ほどかかりました。
嬉しくて嬉しくてたまらないようです。

作業療法訓練は、ペグという道具を使用して穴に木の円柱を入れる訓練をしました。
訓練を受けながら、ゆうやはおしゃべりが止まりません。

雷が何度か鳴ったのですが、ゆうやが黙ったのは、その一瞬ぐらいでしょうか。

訓練が終了して会計などを済ませてから、病棟へ向かいました。

わくわく、わくわく♪
お目当ての看護婦さんはいらっしゃるかな？

病棟へ行くと、看護士さん達が沢山声をかけてくださいました。
「その後、調子はどう？」

ゆうやは、足が痺れていて調子が悪いことをニコニコ笑顔で伝えました。
普通、調子が悪いことを嬉しそうに話さないと思うのですが、ゆうやは看護士さん達に囲まれて嬉しくてたまらないようでした。

ゆうやはお目当ての看護婦さんが来られているかどうか、しっかり確認していました。
残念ながら、昨日はお休みでした。

少々、肩を落としていましたが、また次回を楽しみにしているようです。
病院へ行くことを楽しみにしているとは何か妙なのですが～。

障害を持っていると住む世界が狭くなりがちですが、ゆうやにとっては病院という新たな世界ができ、関わる人も増えたことは、非常に嬉しいことなのでしょう。
次はお目当ての看護婦さんにお会いできるといいね。


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