猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

行ってみて思うこと。

2016年11月22日 11時00分43秒 | つぶやき

『柚子の村』から祭の便りが来たことで、
思い立った高知行き。
最終日、迷い込んだ小さな町は、
こんな、ぐるっと180度、
海に囲まれた道の先にありました。

 

 

ニュースを見ていたら、
地方の人口減と共にガソリンスタンドの閉店が相次ぎ、
地元住民が困っているという話を取り上げていた。

我々も行ったことのある町で、
自治体による、取り組みがなされていると。

確かに、ここのところの旅行三昧で、
(あっ、研修でした)
地方の、そういった現状は、
以前に比べ、格段に理解出来るようになってきた。

『したいときにしたいことがすぐ出来る』都会の生活は、
当たり前ではないのだと。

例えば、旅を続けて『道の駅』に立ち寄ると、
そこは意外にも、観光客だけではなく、
地元の人たちの憩いの場になっている様子なのに気づくが、
それはおそらく、情報とモノと明るさに溢れていることで、
人を惹きつけているからなのだろう。

野菜やご当地グルメが並べられた、人気のある『道の駅』は、
時に駐車場が、車でいっぱいのこともあるが、
考えてみればそこは、何も旅行者限定の場所ではないのだから、
当たり前といえば当たり前の現象ではあるのだろう。

そして、そういった現状を受けてか、
『道の駅』は、さらに増えつつある様子なのが、
近頃は見てとれる。

道を走れば、『建設予定地』の看板を見かけるようになり、
だからそれが、何か地域の役に立つような役割も持つならいいんだろうなぁ、
なんて。

我々がよく行く、JAの『野菜直売所』は、
田んぼのど真ん中に建つ立派な建物だが、
そこにはセルフのガソリンスタンドも併設されていて、
地元の人たちに重宝されている様子である。

道の駅の質問サイト(?)を見る限りでは、
ガソリンスタンドについては
『道の駅として、必ずしも必要なものとは考えていない』ということだが、
現在では十数件、併設がある様子である。

まあ、そもそもが我々素人が考えることなど、
とっくに自治体の人たちが考えてはいるのだろうという話だが、
さんざんウロウロして、あちこち走り回っているからこそ、
思うこともある、ということだ。

高知の、小さな海辺の町で、
「一番近くのガソリンスタンドはどこか?」と尋ねた我々に、
地元のおじいちゃんは、
「こりゃまた大変なところまでやって来たねぇ!」と呆れながら、
「山越えの道は厳しいから、戻って20キロほど行きなさい」
と、教えてくれたものだ。

日々、そこで暮らしている人たちは、さぞかし不便なことだろうが、
ただ、その、隔絶された立地こそが、
あの静けさと美しさを守っているのだろうと考えると、
複雑な思いではある。
 
 
 
 好奇心が過ぎて、怖い目に遭うことたびたび。
この狭い急カーブ!
左は断崖絶壁で下は海。
もちろん、ガードレールもありません(恐)
ただ、命からがら下った先で、すごいモノを見つけたけど!
 
コメント
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