古いものが消えてゆくのは。
ある程度、仕方のないことなのだろう。
ずっと、昔なような、つい最近のような。
振り向けば、すっかり変わった風景。
人の作ったものは、いずれは朽ちてゆくのだし.....
人は生まれて死ぬのだから、
その世代の交代とともに、
入れ替わるしかないものもある。
あの、鄙びた感が懐かしい。
けれど、発掘され、新しいものと同時に、役立てられたものも。
大事に受け継がれてゆくなら。
多くの人目に、貴重な遺産が触れるなら。
それを守るように、人が集まるように、
してゆくのもいい。
そこを愛する人が増えるのは、
いいことだと思うから。
倉庫が取り壊され、きれいに整備されたあとは。
オープン二日目にしてゴミだらけ。
誰かの愛するものを。
愛したものを。
大事にする、心さえあれば。
そこにいる人が愛するものと。
偉い人が見せたいものは違う。
けれど.....
いつもそこには踏みにじる影。
でも、中にはこんな風に。
守られたものもあって。
段階を踏んで、構造がわかるようになった展示は面白い。
通りすがりの者には、
思い入れもなかろうが。
開かれた結果がこれなのか。
しかし...ポイ捨てするヤツって、何を大事にして生きてるんだろう?
こんな、場所取りシートを放置していくヤツも。
片づけてけ!
投げ捨てられたゴミに、
花火の場所取りシート。
象の鼻パーク、オープン二日目。
早朝の横浜に、私が見たものは、それだった。