日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



『また山に行きたい』という長女のリクエストがあり、
それならまだ長女が行ったことのない立山に連れて行こうか~
別山からの素晴らしい剱を見せてあげよう
ということで、立山に行ってきました。

思い出せば、子供たちがまだ小学生だった頃
合戦尾根を登り表銀座を縦走し、槍ヶ岳に登って上高地に下りた時
あまりの人の多さにびっくりした長女。
『何でこんなに人がいるの?』と聞きました。
景色が奇麗だからみんな見に来るんだよ、と答えると
『お山の上の方がもっときれいなのにね。』と言いました。
小さい子供たちを連れて山歩きをしてきたけれど、
こんな風に思ってくれていたんだとわかって嬉しかったのを覚えています。
大人になってもまた山に行きたいと言ってくれることが嬉しくて、
ほいほい!とその言葉に乗ってしまうのです。
ただ、長女の場合、それだけなんですよね~。
それ以上でもない、ただ連れて行ってもらえばそれで満足。自ら動き出すことはしない。
それがちょっぴり不満ではあります。

前置きが長くなりました。
前日の夜行バスで室堂入り。
日程的にはお天気がよさそう~と期待して行きましたが、室堂についてみればガスで真っ白・・・。
ショックで言葉もありません。

コース 室堂~カルデラ展望台~浄土山~一ノ越~雄山~大汝山~富士ノ折立~真砂岳~内蔵助山荘(泊)
    内蔵助山荘~別山~剣御前小屋~新室堂乗越~雷鳥平~室堂

今回は立山三山縦走ということで、浄土山~雄山~別山と歩いてきました。
駅構内の休憩所で朝食を食べ身支度を整え出発です。
まだ早い時間でお店も開いていません。
階段を登り屋上出口へ。

真っ白・・・。
でもやっぱり北アルプス。一面にチングルマ。


一ノ越へ直接登る道と分かれ、展望台に向かいます。
わずかですが青空も覗いてきました。
お天気が良ければ展望台からは五色ヶ原や薬師岳が見えるのですが・・・。


景色の見えないときはお花を楽しみます。

チングルマ                ウサギギク


イワイチョウ               ミヤマダイコンソウ


アオノツガザクラ             ?この種類は分かりにくい

展望台に行ったけれど何も見えませんでした~。
浄土山への登り口に戻ります。
雪が残っていますがザクザクで問題なし。
真っ白で向こうの斜面も見えません。


浄土山への登りはちょっと急です。
斜面にはお花が咲いています。


オヤマソバ


ミヤマキンポウゲ          ヨツバシオガマ


クルマユリとミヤマトリカブト     ミヤマダイモンジソウ

初っ端の登りはきつい~!
ようやく浄土山に到着。ガスも晴れてきて雄山が見えました!
と喜んだけど、まだまだ不安定。すぐ白く包まれます。
でも徐々に晴れていく気配。

そばにいたおじさんが雷鳥がいた、と言っていたけれど、気が付きませんでした。
でもお天気悪くなるので雷鳥にはあまり会いたくないな~。


イワギキョウ            ミヤマアキノキリンソウ


何と!ハクサンイチゲ        ミヤマリンドウ

一ノ越まで下って登ります。
晴れてきました~!



イワツメクサ            タカネツメクサ





一ノ越は賑やか。
雄山往復の登山者もいっぱいいます。
この日は小学生中学生の団体さんもいて渋滞気味。
ザレザレジグザグの道を登ります。

雄山到着~。


すっかり晴れてくれました~。
室堂平もきれいに見渡せます。大日岳。


槍ヶ岳も見えます。
槍ヶ岳        水晶岳       笠ヶ岳      黒部五郎岳




五色ヶ原と薬師岳も見えました。


去年縦走した蓮華・針ノ木岳~赤沢岳、鳴沢岳




雄山でお昼を食べて先に進みます。
雄山を過ぎると人がぐっと少なくなります。


立山は雄山、大汝山、富士ノ折立の三つの峰の総称です。
大汝山が3015mで最高峰ですが、長女は特にピークに立つというこだわりがなく全部パス。
たまの山歩きでちょっと疲れてきたのでしょう。
私もすでに2回ほど登っているので別に頂上に立たなくてもよしとします。
でも私がこのコースを歩いた時はいつも雨だった・・・。
晴れの時に歩くのは初めてです!

何と別山の向こうに剱岳が見えました!


後立山連峰。
旭岳 白馬岳         唐松岳    五竜岳     鹿島槍ヶ岳


真砂岳を越えた先に今夜の宿、内蔵助山荘が見えてきました。


富士ノ折立からの下りはザレザレの急な下りで、長女はけっこう足に来た様子。
右のとんがりは雄山神社。


内蔵助山荘は数年前にリニューアルしたとかで、きれいでした。
そんなにぎゅうぎゅう詰めになることなくよく寝られました。

夕方、今夜の星空はどうだろう?と思って外を見ると、真っ白~!
明朝のご来光はちょうど鹿島槍ヶ岳の頂上から朝日が出る、『ダイヤモンド鹿島槍』が見られるらしい。
明日には晴れてくれるかな~。

という願いもむなしく・・・。

別山頂上。
ほんとなら、ここからど~んと聳える剱岳が見えるはずだった・・・。
それを見せてあげたくてここに来たのに・・・。

内蔵助山荘のオーナーのお話では、今年は例年に比べ4~5度気温が高くガスが湧きやすいそうです。
でも昨日のように昼ごろには晴れてくるでしょうと・・・。

こういう日には雷鳥が出てきます。


ガスが晴れるか少し待ったけれど晴れそうもない・・・。
また機会があったら来るといいよ~。

剣御前から新室堂乗越~雷鳥平に下山します。
お花がいっぱい咲いていました。

トウヤクリンドウ          チングルマ


ミヤマコゴメグサ          エゾシオガマ


オヤマリンドウ
お花は初夏の花から秋のお花まで咲いています。

下の方は少しガスが晴れて雷鳥平が見えてきました。


オヤ?あそこに雷鳥が。




そばにもう1羽。つがいのようです。


今年はどこもコバイケイソウの当たり年。




ミヤマキンバイ          ツガザクラ

チングルマがまだ生き生きしていました。
標高だけのせいではなく、この辺りは雪解けが遅かったみたい。


イワカガミも!


下りは雪渓が二ヶ所ありました。
上の方の雪渓は全く問題がなかったのですが、この雪渓は一か所凍った部分があってちょっと怖かった。
雪に慣れていない長女にアイゼンを付けて下りました。


雷鳥平に到着~。
山の上はまだガスに包まれて見えません。

雷鳥平から室堂までの登り返しが辛い!
石の階段ののぼりが一時間も続くのです。

途中から、地獄谷。


登りきったみくりが池温泉で汗を流し、トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーと乗り継ぎ黒部ダムへ。

土曜日だったので登山者はぞくぞく登ってくるし、上りの乗り物は混んでいたようですが、
下りは待たされることなく乗れました。
しかしやっぱり乗るのに並んだりして時間もかかり何だかすごく疲れる・・・。
お金も高いし~。

黒部ダム放水。


黒部湖から見上げても立山はまだすっきりと晴れていませんでした。
下ったとたん晴れというよくあるパターンも癪だけど、二日目は全く景色が見えなくてほんとに残念でした。






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